凄腕の傭兵・主人公「ヨシュア」。 傭兵であるところの彼は「どちらが正しいか」ではなく、「どちらに勝機があるか」・「どちらが報酬にありつけるか」だけが大切であった。その為、優勢な太陽系中央政府軍側について、植民星侵攻に加担していた。 |
「惑星ネイロビ」にて、植民星連合の思わぬ反撃を受けた中央政府軍。 友軍に見捨てられ、さまよっていたヨシュアを保護し、手厚い看護をしたのは、敵であるはずの「ネイロビ解放軍」だった。解放軍指導者「エルシア・エバンズ」の娘、シフォンとアレサの手厚い看護により、ヨシュアは怪我から復帰することができる。今まで、冷酷に人を殺すだけの殺人マシーンとなっていた彼の心に、少しづつ人間本来の感情が戻り始める。 |
ネイロビ執政官であり、思想家でもあるエルシア・エバンズは、捕虜達に自由を保障した。希望するものは、中央政府軍の帰還を許し、そのままネイロビ保安官への任務も斡旋した。主人公ヨシュアも自らの希望で、捕虜の身から第三級保安担当官に任命される。 もっとも、この時のヨシュアが保安官を引きうけたのは、エルシアやアレサ達を全面的に信用したからではない。彼を動かしたのは、ネイロビをはじめとした、辺境植民星連合軍の大反撃が開始されたと言うなによりの事実だったのだ。 |
奇しくも彼は、一度銃を向けた人々を守ることになった。 はじめは優勢な側についただけのヨシュア。 しかし・・・彼はこの星の人々と触れ合ううちに、殺戮と報酬のみに生きてきた傭兵としての心が変わっていくこととなる。 そして半年が過ぎ・・・ 惑星ネイロビに、再び新兵器を投入した太陽系中央政府軍の大攻勢が始まる・・・・・。 一緒に保安官に着任したかつての戦友達は、次々と太陽系中央政府軍に寝返っていく。 しかしヨシュアは、ネイロビの保安官としての任務を果たすことを心に決める。 ここに守るべきものをつくった男の戦いが始まった。 |