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防御が強い!
 このシリーズは、共通して中段技が少ない。 加えて、ジャンプ攻撃が弱いため、しゃがみガードが非常に強力。 さらに、カウンター攻撃であるSTが簡単に出せる上、全体的に高性能である。 また、必殺技の隙も全体に小さいため、飛び道具による牽制がなかなか強力である。 これらの結果、このシリーズは全体的に防御が強く、待ち気味の戦いになる。
 逆に待っている相手に対する対抗手段、つまりガードを崩す手段、相手を動かす手段などが非常に重要だといえる。 投げ技はその点で非常に優秀である。 ガード不能であるし、STで割り込むことも不可能である。 通常技や隙の小さい必殺技で相手を固めた後、近づいて投げる、単純だが有効な攻撃だ。


ジャンプ、ジャンプ攻撃が弱い!
 このシリーズのジャンプの性能は、2D格闘ゲーム中最弱の部類に入ると言ってよいだろう。 スピードは遅く、ジャンプも高いため、相手は余裕を持って迎撃できる。
 加えてジャンプ攻撃も非常に弱く、攻撃を当てても着地に隙が生じる。 極端なケースでは、攻撃を当てた直後の隙にSTを食らうことだってある。 その結果、外伝2では着地スレスレで攻撃を当てないと地上での攻撃に繋げられない。 そしてEXでは、基本的にジャンプ攻撃から地上技に繋げる事はできない。 更にジャンプ攻撃は、SDによって全て刈り取られてしまう。 以上の点から、このシリーズではジャンプすればほぼ確実に不利になると言える。 (昇龍など、優秀な空中必殺技を持つキャラは除く)
 つまり、いかにジャンプしないで戦うか、相手にいかにジャンプさせるかが重要になる。 ダメージを奪うにはある程度近づく必要があるが、できるだけジャンプはしないで、ステップインや突進技を活用するべきである。 飛び道具を先行させ、後をつけながら間合いを縮めるのも有効だ。 これはジャンプを誘発する効果もある。 また中間距離(遠AorBが当たるぐらい)は、ステップインはしにくいが、回り込みも出来ない絶妙な間合いである。 この間合いで相手を上手く固められれば、相手はジャンプしやすくなる。


キャラの個性が強い!
 このシリーズでは、移動スピードやステップの性能、STの性能など、細かい部分までキャラごとに性能が違う。 またそれらの性能差が、かなり極端につけられており、キャラの個性が非常に強い。 そのため、キャラの性能をしっかり把握し、闘っていくことが必要になる。
 また、弱いキャラでもしっかり"毒"は持っている。 例えば、アースクエイカー。 このキャラの基本性能は非常に低いが、旋風杖を全段ヒットさせると相手の体力を75%も奪うことが出来る。 これらを生かせるように戦う必要がある。 使用キャラ、相手キャラの個性に合わせて、柔軟に戦略を変えていこう。


気絶しやすい!
 このゲームは非常に気絶しやすい。 極端な例では、龍飛のST・バックステップ足刀を2ヒットさせると、それだけで殆どのキャラは気絶する。 連打がきくパンチを、4連打×2セット当てても、気絶する。
 このように、全体的に攻撃の気絶値は高い。 ただし、気絶値が回復するスピードも速く。 連続で攻勢をかけたとき以外(少しでも間が空いたとき)で気絶することは稀である。


外伝とEXの違い
 EXはキャンセルの自由度が高まった上、空中連続技も導入されている。 そのため、通常技を一発当てれば、キャンセルで必殺技に繋げられる上、上手くいけば空中連続技にまで発展させられ、大きなダメージを与えられるようになった。
 結果、通常技の重要度は格段に増した。 外伝なら、反撃はSTを使うのが簡単で有効だったが、EXでは隙の大きい技には通常技で反撃したほうがダメージは高くなる。
 固めにおいても、外伝ではいきなり必殺技を出すケースが多かった。 しかし、EXでは通常技をガードさせ、キャンセルで必殺技を出すことが出来る。 これにより、より安全に必殺技を出せる上、素早く相手をガードさせることが出来る。
 このように通常技の重要度が増えたため、それを刈り取るSDの重要性も高まったと言える。 そのため、SDにひっかからない通常技はどれかをきちんと把握しておく必要がある。
 また一回の攻撃で奪えるダメージが増えたということは、待ち気味に戦うメリットが低下したと言い換えることが出来る。 EXでは、より積極的に動く必要があると言える。