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◇平成17年12月23日◇

2005/12/23

KOF忘年会 KOF Year-end Party 2005レポート

KOF忘年会 KOF Year-end Party 2005


レポーター:瑞瀬 了



 去る、12月23日、ザ・キング・オブ・ファイターズの忘年会「KOF Year-end Party 2005」が開催されました。本稿はそのレポートとなります。開催時間は、0時30分から、7時30分。徹夜で敢行された大型イベントです。


○開場から入場まで〜
 開催場所は、大型映画館の新宿ピカデリー1。820席もある広い会場で行われました。開場は23時50分であるにも拘らず、22時過ぎ頃から、あちこちからたくさんの人数が集まり始め、最終的には800席のうち大半が埋まる形となりました。超満員札止とはいかなくとも、満員、ぐらいの状態でしょうか。とにかく開場から凄い熱気です。

会場入ってすぐに設置されている物販ブース。
KOF関連の限定グッズが多数販売されていました。開場と同時にたくさんの方が群がって、買うのが大変な状態でした。もっとも、開場しばらくしてからは、だいぶ落ち着いてましたが。

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入場時に配られた、パスです。これを提示することで、会場の出入りが可能でした。
各々、ナンバーが付いていて、最後の、大抽選会の当選番号にもなりました。



○KOFアニメプレミアム試写会
 現在、ネット上でも配信されている第一話を含め、全第四話を一挙放映。とにかく、アクションシーンの完成度が非常に高く、渋いシーンが光り、大変に面白かったです。これほどクオリティの高いアニメというのは、そうそうないでしょう。今回ご覧頂けなかった方は、2話以降の配信を楽しみに待っていてください。




KOF声優トークショー1
 KOF声優トークショーの第一回です。出演者は3人。KOF MI系の声優さん勢揃い、と言う感じでした。兄弟を演じていらっしゃる、佐藤佑暉さんと服巻浩二さんは、同じ事務所ということもあり、やはり同じご兄弟のように仲が宜しい印象を受けました。ウルトラマンの声優で競演なされたこともあるということで、その辺ももう少し詳しく話して欲しかった、といった声が会場で聞こえました。また、谷藤リョーコさんも非常に演技がお上手な印象を受けました。
左から
アルバ・メイラ役・佐藤佑暉さん
ソワレ・メイラ役・服巻浩二さん
ナガセ役・谷藤リョーコさん



THE KING OF FIGHTERS XI ゲーム大会
 今回、これが目当てで来られた方も多いようで、大会エントリーの受け付けは凄いことになっていました。大会エントリー枠はわずか8名ということで、参加の抽選に当たること自体が、非常に難しい状態。当選した方はラッキー、ぐらいで。
参加を熱望していたプレイヤーが集まっただけあって、それなりに高いレベルの対戦が繰り広げられました。特に優勝者のレタス氏(闘劇優勝者のキャベツ氏?)は、クイックシフト、セービングシフトを完全に使いこなし、他プレイヤーを圧倒する試合展開。決勝戦も相当な余裕を持った勝ち方をしていました。
 思いのほか、牙刀の使用率が低く、エントリー8名中、使用者は一人のみ。ただ、クーラの使用率は非常に高し。優勝チームは、「京・クーラ・アテナ」。クイックシフトから、スーパーフェニックスインフィティーを決めた瞬間は歓声が上がりました。




KOF声優トークショー2

 KOFトークショー第二回目。こちらはお馴染みのメンバー。トークショーはお手の物のようで、進行は非常にスムーズで、盛り上がりもひとしおでした。3人のアカペラを聞くことが出来る機会というのもそうそうなかったかと。KOFに関する思い出話などを、楽しく語られていました。

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左から
京役・野中政宏氏
アテナ役・池澤春菜さん
庵役・安井邦彦氏




KOF MAXIMUM IMPACT2 開発者トークショー
 KOF MI2の開発者の方によるトークショーでした。個人的には、嬉野秋彦氏のトークを聞けたのが、非常に嬉しかったです。KOF MI2のゲーム画面、演出の一部、キャラクター紹介等が、かなり長いムービーで公開され、大スクリーンの迫力ある映像シーンに、皆大きな拍手を送っていました。
左から
プロデューサー・FALCOON氏
ストーリーシナリオ・嬉野秋彦
 全体的な印象としては・・・。

・FALCOON氏
自分の好きなキャラクターを好きなように作った。みんなに好きになって欲しい。

嬉野秋彦
原作のイメージを大事に。ストーリーを大事に。キャラクターらしさを大事に。掛け合いを重視したい。

 自己発現をしたいというFALCOON氏と、ファンを大事にした丁寧なつくりにしたいという嬉野秋彦氏が対照的に見えたのが面白かったですね。今回のストーリー、及びシナリオは、嬉野秋彦氏が全面監修に入っていると言うことで、今回のお話をお伺いする限りでは、かなり期待できるものになっていると思われます。きっと、MI独特の世界観や設定を生かしてくれることでしょう。今回のトークショーで、KOF MI2に対する期待感は、ますます膨らみました。

 また、別作品の3D化に対しても話題が。
 まず、サムライスピリッツシリーズの3D化に関しては、FALCOON氏が「黒歴史があるから」の一言で一蹴。確かにそうですね(汗)。会場に大きな笑い声が。
 それと、これはリップサービスだと思うのですが、FALCOON氏は「ワーヒー(ワールドヒーローズ)を3D化したいですね。」と仰っていました。是非期待したいところですが・・・(笑)。




○KOF マキシマムインパクト2 試遊台
 ロビーと、会場側面に、多数の試遊台が設置され、みんな楽しくプレイしていました。人数も多かったのですが、台数が多いので、ほとんど待たずに遊べるのが嬉しかったですね。

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試遊台会場の模様。

遊んでみた感想ですと、操作性の良さ、爽快感の高さは、前作KOF マキシマムインパクト譲り。相変わらず、スタイリッシュアートが強く、壁コンボも強力。KOFMIらしさが、きちんと出ている作品と言って良いでしょう。




KOF MAXIMUM IMPACT2 ゲーム大会
 映画館の巨大スクリーンを使った、非常に迫力あるゲーム大会となりました。
 大会エントリー時に、使用キャラを決めておく形式。使用を希望したキャラクターごとに、プレイヤーの抽選を行いました。人気の無いキャラを選べば、それだけ出場できる確率が高かったと言うことですね。


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 エントリーキャラクターは、草薙京、八神庵、麻宮アテナ、ビリー・カーン、アルバ・メイラ、ソワレ・メイラ、ルイーゼ・マイリンク、ナガセの8名。使用を希望したキャラクターの中から、それぞれ抽選で1名ずつ、プレイヤーが選ばれました。
 優勝は、主人公のアルバ・メイラ。
 左は、巨大スクリーンに映った、迫力のゲーム画面です。
 面白いのが、それぞれのプレイヤーに、そのキャラクターの声優さんが、セコンドとして付く形式だったことです。オマケに負けた場合にはペナルティ付き。負けたプレイヤーのセコンド(声優さん)は、罰ゲームとして青汁を飲まなければいけないという厳しい条件。ちなみに、ルイーゼとビリーは、それぞれの声優さんがいらっしゃらないため、ルイーゼにはFALCOON氏。ビリーには嬉野秋彦氏が付きました。
 青汁を飲む時のリアクション芸がなかなかに冴えていたと思います、皆様(笑)。ちなみに、池澤春菜さんと嬉野秋彦氏の時は、プレイヤーの方が責任を感じて、セコンドの代わりに青汁を飲み干すと言う事態に(^^;

 ちなみに、庵が負けて、安井氏が青汁を飲む事態になったとき、突然、野中氏が代わりに飲むように、指名が入る(何故)。そのときの掛け合いが爆笑モノ。


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何故か、安井氏の代わりに、青汁を飲むよう、指名されてしまった野中氏。
動揺した野中氏は、マイクも持たずに舞台に乱入。脚を振り上げて応戦する安井氏と、立ち回りを演じる場面も。本日最大のハイライトでした。

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結局、安井氏の代わりに、青汁を飲みほす野中氏。庵の苦痛を、変わりに受け止めてあげる京というようなシチュエーションが、多数の観客の脳裏を巡ったものと思われます(笑)。




KOFウルトラカルトクイズ2005
 墓標の黒タカ氏が考案したと言うだけあって、非常に難易度の高いクイズでした。相当な知識を有している自信のある私でも、難しいと思われるものがいっぱい。ちなみに私は、予選落ちでした、面目ない。
筆記試験の10位10名+敗者復活2人が、舞台の上でクイズを回答。本戦の問題はかなり難度が高いものばかり。

・KOF'99で、キングをAorCorDで選択したときに出てくるウェイトレスの名前は?
・アルバ・メイラの腕の刺青の形は?

・・・などなど。
中にはこんな問題も。
美形会議のロバートをイメージした、気の抜けた声優さんの演技も相まって、会場は爆笑モード。




閉会・お土産プレゼント

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お土産内容
・テリー・ボガードキャップ
・KOF10周年ステッカー
・オリジナル卓上カレンダー
・ピンキー(不知火舞orアテナ 赤or青のどちらか一体)

卓上カレンダーが非常にデザインが良くて気に入りました。
 全てのイベントが無事終了。最後にお土産を配布して終了。これほどの大規模イベントの開催に加えて、これほど豪華なお土産をくださる、SNKプレイモアさんの太っ腹ぶりに大感謝。非常に楽しく、盛り上がったイベントでした。来年も期待したいところですね。




○おまけ1
ロビーに飾ってあったピンキー集。
リョウ・サカザキ&ユリ・サカザキ兄妹
MI2版 草薙 京、マキシマ、etc
八神 庵
紫苑
KOF XIアテナ(スーパーフェニックスインフィニティーVer.)



○おまけ2
 今回、関西からの参加者の方のために、SNKプレイモア本社から、乗り合いシャトルバス「ファルコン号」が発車
 ・・・ところが。
 前代未聞の大雪の為、大変な事態に。ラウル様から詳細なレポートを頂きましたので、掲載させて頂きます。

 集まったのは20人程、先導員はK/さんでした。
 社員さん含めて約35人の人達を出発したんですが、早速トラブルが……高速通行止めの為暫く下の道を使う事に。
 暫く進み、社員さん2名がエキスポランド付近で新幹線へ乗る為に降りていきました。暫くしたら高速が再開したと一安心……そしてファルコンさんへの質問コーナーinファルコン号等が催されていたのですが、「移動速度が極端に遅い、このままでは間に合わない可能性がある」とK/さんがぽつり、仕方なく更にファルコンさんを含めた社員さん数名の方と10人ほどの人が新幹線へ乗り換えて行きました。ちなみにこの乗り換えた時の時刻……何と8時半、そのとき我々は米原でファルコンさんや新幹線組みの人を見送ったのです。「もう絶対にまにあわねぇなぁ」と思いながら。
 何とか高速へ戻ったのも柄の間、再び通行止めへ……しかも今度はたちが悪く1メートルも進まずに同じ場所に朝の6時まで留まる事に(苦笑)結局間に合うはずも無く、名古屋付近のICで一度降りたあと大阪への帰路へ付く事になりました。
 所がここで嬉しい事件が。我々ファルコン号居残り組みの事を心配してくれていたそうで、「草薙 京」役の野中政宏さんが電話を掛けてきて下さいました。しかも我々一人ずつと話をしたいとの事。私は自分の番が来たと言うのに妙な緊張で聞きたいことも聞けず仕舞orz
 更に社員さんの計らいでSNK本社へ戻った時、特別にKOFショートアニメの全話上映会とKOFマキシマムインパクト2の体験会が催されました。これには我々も驚いたの何の!体験会自体は短い時間だったのですが、SNK本社へ入れたことと先行で触れたことが嬉しかったです。
 また、社員さん(ファルコンさんではないのです)がMrBIGの絵を描いてくださいました。

○KOFシリーズの質問と答え。
1、KOF12は既に開発に入ってますか?=「まだ2%程って所です。」
2、KOF12ではアッシュの炎の色は変わりますか?又庵は出れますか?=「アッシュについては未定、庵も未定ですがKOFを代表するキャラなので出さない訳にも行かないでしょう」との事。
3、ファルコンさんへの質問。2003のムックでショート漫画を描かれていましたが、他のキャラのVerはありますか?=「一応考えてはいたのですが、日の目を見ることは無いと思います」

4、オロチ編、ネスツ編と3作品毎に分けてPS2版を出す予定との事ですが、98や2002はどうなりますか?=「94Reと同じような形で出すと思います。ご期待下さい」
5、KOF EXシリーズの続きは出ませんか?=「元々他社さんが持ってきた企画でして、更に元のSNK倒産など諸々の事情が重なり権利がごたごたしております。よってシリーズ再開の目処はありません」
6、ショートアニメでは庵はどうなりますか?=「楽しみにしててくださいw」
7、ショートアニメのサントラは発売予定とかありますか?又、ショートアニメもOVAのような形で出す予定はありますか?=「春に発売される新作に期待してください」
8、ロックがKOFには出れないと聞いたことがあるのですが?=「断言はできませんが、要望はたくさん来ていますしテリーもMOWVerで出続けているので出す案はあります」
以上KOF編でした。

続いてサムスピ編
PS2版天下一剣客伝に追加されるEXVerのキャラクターは同変わるのですか?又、秘奥義に変化はありますか?=「基本的にサムスピ零の時のキャラ性能にしています。余程凶悪な連携以外は零の時の感覚で戦えるようにしています。秘奥義については一部技が変わるキャラがいます」

続いて餓狼伝説編
餓狼MOWの次回策の予定はありますか?=「要望は多いので善処はしていきたいです」

続いて月華の剣士編
1、今度こそは発売できますかPS2版?(一同爆笑)=「お待たせ致しました、今度こそ出します(笑)」
2、隠しキャラにるろうに剣心の緋村抜刀斎を出す予定があったと聞いたことがあるのですが?=「予定は本当にありました、まぁ大人の事情って奴でお流れになってしまいましたが(苦笑)」

その他質問
1、オンラインコレクションはどういう順番での発売を予定してますか?=「月華、オロチ編、餓狼上巻、ネスツ編、龍虎、餓狼下巻、サムライと言う順番を予定しています」(分かりやすくするために上下巻と分けましたが実際はオロチ〜ネスツ編のような感じでわけるそうです)
2、バトルコロシアムの次回作の予定はありますか?=「まだ予定はありません、まずはPS2版バトルコロシアムをお楽しみ下さい」
3、ギャルズファイターズをアーケード版でリメイクする予定はありますか?=「あれはスタッフが楽しんで作ったので……でも人気も中々あるので、まったく無いとも言えません」

 不測の事態でしたが、SNKプレイモアさんの、ファンに対するお気使い、心遣いが感じられる事柄ですね。とっても良いお話だと思います。SNKプレイモアさんには、是非これからも頑張って頂きたいと思いました。来年も、ご活躍を期待しております!





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