バトルレイパー Battle Raper
HYPER REALACTION
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3D対戦格闘ゲーム/アダルト/R-18
Windows 開発:イリュージョン 推奨度:− 発売:2002/04/19 amazon販売
CD-ROM 販売:Dreams 入手度:B 定価:8,800円
Windows 開発:イリュージョン 推奨度:− 発売:2004/01/15 amazon販売
DVD-PG 販売:イリュージョン 入手度:− 定価:5,400円
公式リンク
公式リンク(DVD-PG版)

(C) 2002 ILLUSION SOFT LTD.
■私的レビュー/プレイ時間:やや短時間
 2002年にWindows用 3D格闘ゲームとして発売された作品です。いわゆる「アダルト」な部分がウリの18歳未満禁止ソフト。ハイレベルなキャラクターデザインに、3Dモデリング。そしてグラフィックが発売前から話題になりましたね。

 ゲーム自体の完成度は低め。格闘部分はあまり練りこまれておらず、ボコスカアクション風になっています。戦闘シーンのポリゴンは、コンシューマを見慣れているせいか、少々粗く感じますね。さすがにパソコン格闘ゲームに、DOAや鉄拳、バーチャクラスのクオリティを求める方が無理なのでしょうか。
 操作性はやや難。移動系統には特に支障ないのですが、攻撃ボタンのキーレスポンスに問題があります。どちらかと申しますと、キー操作よりもボタン操作のコンボがメインのゲームなだけに、この辺は痛いです。

 操作方法は少し変わっていて
↑が前進
↓が後退
←左回り込み
→右回り込み

 ・・・となっています。これ、上下と、左右、逆の方がゲーマーにも受け入れられたのではないかと思うのですが。通常、左右が前進・後退で、上下が奥移動・手前移動ですよね。慣れるまでツライです。

 防御はボタン形式。防御していても、少しづつ削られていきます。結構削られ方が尋常でないので、あまり防御に徹することなく、積極的にイニシアティブをとって攻勢に出ている方が有利です。攻撃している方が、ゲージも溜りますし一石二鳥。ゲージが溜ると、格闘ゲームの常として「超必殺技」が使えるのですが、これまた難儀。ゲージレベルが4段階あって、それぞれ「LV1 吹き飛ばし」や「LV2股裂き」などがあるのですが、LV3の「H技」というのはなんとかならないかと(汗)。こういうのがあるのが、アダルトゲームとしての方向としては正しいのかもしれませんが、流石に戦闘中にそんなことしてる人はいませんって(笑)。

 LV4の奥義は、突然ムービーシーンに切り替わって、派手な攻撃を仕掛けます。ムービーシーン自体はそれなりのクオリティを誇っているのですが、ツッコミどころが一つ。相手の派手な技モーションを、ボケーッと見ている時間があったら伏せるなり後退するなりしてダメージの軽減を図りましょうよ。・・・事実上ガード不可というのも・・・なんだか・・・。

 また、変わったシステムとして「アイテム」があります。かなり広いフィールドの中に、ランダムでアイテムが出現。アイテムには4種類あって「HP回復」、「超必ゲージ増加」、「攻撃力増加」、「防御力増加」。これが意外と馬鹿にならず、かなり戦況に影響を与えるので、多少の無茶をしてもアイテムは取りに行った方が良いです。アイテムを取りに行く移動のみ、キーとボタンを組み合わせて行うという形式になっていて、これも慣れるまでツライです。・・・全キャラ、アイテム取りに走っていく姿が、なんとなく間抜けで可愛い。

 以上、さんざん好き勝手書いてきましたが、これはあくまで「格闘ゲームがやりたい」人間が書いたレビューです。ストーリーモードなど、格闘ゲーム部分以外のところは、良くできているのではないかと思います。つまりこれは「格闘ゲームマニア」が手を出すべき作品ではなく、「その手のゲーム」が好きな方向けということになります。CGモデリングは綺麗ですし、キャラデザもかなり良い線いっています。ゲーム以外の要素・・・つまり「アダルト的な部分」や戦闘シーン以外のグラフィッククオリティは高いですね。「その手のゲーム」が好きな方なら、満足して頂けると思います。


ストーリーモードは凝った内容となっています。

戦闘中に服が剥がれる演出も。
■パッケージ画像/タイトル画像
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