■ゲーム概要 |
株式会社ライトスタッフから発売されたスーパーファミコン用の2D対戦型格闘ゲーム。1993年に同社からリリースされた、PCエンジン
SUPER CD-ROM2用の格闘ゲーム「フラッシュハイダース」の続編に当たるタイトルで、1年後の世界を舞台にしたストーリーが展開される。
シナリオモードこそ廃止されているが、「アドバンス・モード」、「バーサス・モード」の2種類は健在で、前作とほぼ同じ感覚で遊ぶ事が出来るようになっている。
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■ゲームモード |
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■VERSUS MODE バーサス・モード
・VS BATTLE バーサスバトル
プレイヤー同士の対戦。
・COM BATTLE コンピュータバトル
プレイヤーがCPUと戦うモード。
・SIM BATTLE シミュレーションバトル
コンピュータ同士の対戦を見る事が出来る。 |
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■ADVANCE MODE アドバンス・モード
大武闘会「バトルタイクーン」の優勝を目指して戦うモード。街中を歩き回りながら、賞金を獲得したり、キャラクターのレベルを上げて育てていく。メインゲートでのストリートバトル、アイテムショップによる装備の購入、選手宿舎によるステータスの確認など。闘技場(左下スクリーンショット)ではコンピュータ同士が戦い、どちらが勝つかを賭けて、当たれば掛け金に応じた配当を得られる。
このモードで育てたキャラクターは、バーサスモードで使用する事も出来る。 |
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■OPTION MODE オプション・モード
KEY ASSIGN キーアサイン(ボタンコンフィグ設定)、CPU難易度、時間制限、BGMのオンオフ等の基本的な項目に加え、ゲーム中で使用されているミュージック(音楽)、ボイス(音声)、SE(効果音)が聴けるなど、機能が充実している。 |
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■ゲームシステム |
操作はレバー8方向+「弱パンチ」、「強パンチ」、「弱キック」、「強キック」の4ボタン式。基本操作は以下を参照。
▼ゲージシステム
■体力ゲージ
攻撃を受けると減っていき、ゼロになると負けとなる一般的な体力ゲージ。1/4以下になると攻撃力ゲージ光り、攻撃力がアップする。
■攻撃力ゲージ
カウンター攻撃を受けると減っていき、相手に与えるダメージが減少する。
■守備力ゲージ
相手の攻撃をガードする毎に減っていき、攻撃を受けた際のダメージが増加。このゲージがゼロになると、一定時間行動不能状態となる。
■スピードゲージ
下半身に攻撃を受けると減っていき、移動スピードが低下する。
▼ステータス調整
対戦前にATTACK(攻撃力)、GUARD(ガード)、SPEED(スピード)のステータスにボーナスポイントを振り分ける事が出来る。弱点を補ったり、長所をより伸ばすといった調整が可能。
▼超回復
体力ゲージ以外の3つのゲージは、時間の経過と共に徐々に回復する。それぞれのゲージには、超回復に対応したボタンが存在し、それを押し続ける事で、通常より回復を早める事が出来る。
ゲージ情報一覧表
ゲージ名 |
ゲージ色 |
超回復ボタン |
ゲージ発光条件 |
体力ゲージ |
緑カラー |
無し |
無し |
攻撃力ゲージ |
青カラー |
X、Yボタン |
体力ゲージが1/4以下 |
守備力ゲージ |
黄カラー |
レバー |
ゲージ0による行動不能の回復後 |
スピードゲージ |
赤カラー |
A、Bボタン |
ゲージMAX時にキックボタンを押し続ける |
▼投げ技
相手に接近して、相手のいる方向+強パンチで投げとなる。間合いはキャラクターによって異なるほか、オットー、ハマーン、スピノザは空中投げを使用出来る。
▼ガード攻撃
レバー+パンチボタンで、相手の攻撃をガードしながら反撃をする事が出来る。
▼連続技
相手に接近した状態で弱攻撃を連続して出すと、戻しのアクションがキャンセルされて連続攻撃となる。
▼起き上がりキャンセル
ダウン攻撃を受けたとき、飛び起き動作中に必殺技のコマンドを入力。着地して直ぐボタンをおしてコマンドが成立すると、起き上がりの無敵状態からそのまま必殺技を出す事が出来る。
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■私的レビュー/プレイ時間:短時間 |
ライトスタッフから発売された「フラッシュハイダース」の続編で、プラットフォームをPCエンジンからスーパーファミコンに移行。ハードスペックに沿った上手いゲーム構築がなされており、キャラクターを育てる「アドバンスモード」が健在のほか、対戦機能、オプション機能も充実。ユーザインターフェースも細かく設計されており、肝心のゲーム操作性も非常に良好です。
グラフィックのクオリティは全体的に高く、アドバンスモードで使用されている各イベントグラフィック、背景等は非常に美麗。戦闘中のキャラクターのドット絵は、精度が高いとまでは言えないものの、キャラクターのリアクション数が非常に多い上に、アニメーションパターンも多く、動きを見ているのが非常に楽しいです。
キャラクターボイスを担当する声優陣は非常に豪華で、作品リリース当時における一流声優陣が勢揃い。ハード性能的に、音質が高いとは言えませんが、各声優ファンであれば嬉しい要素のひとつと言えます。
前作のキャラクター「ラブルハルト」、「ホロウ」、「グラニール」、「ムーンライズ」といったメンバーが除外された代わりに、「ガストン」、「パチェット」、「ジェイル(隠しキャラ)」の3名が追加。いずれも個性的なキャラクターですので、また違った楽しみ方が出来るのが嬉しいところでしょうか。
ゲームのマニュアルは、ゲームの基本的な操作方法・システム等が解説されているのは勿論の事、個性的なキャラクターのイラストが多数、美麗に掲載されています。もし中古でこのゲームの入手を検討されている方は、可能な限り説明書付きを探される方が良いでしょう。
スーパーファミコンの格闘ゲームタイトルの中でも、完成度の高い作品のひとつ。割と有名なタイトルであり、市場出回り数もそこそこ多い為、中古での入手が比較的容易です。見掛けたら、是非一度は手に取って頂きたい作品です。
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■裏技・小ネタ |
▼ジェイル・ランス使用方法
タイトル画面で +Xボタン+Aボタンと入力する
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■基本操作 |
行動 |
操作 |
行動 |
操作 |
弱パンチ |
Yボタン |
投げ技 |
接近して+Xボタン |
強パンチ |
Xボタン |
ガード攻撃 |
+パンチボタン |
弱キック |
Bボタン |
連続技 |
弱攻撃ボタン連打 |
強キック |
Aボタン |
起き上がりキャンセル |
飛び起き動作中に必殺技コマンド |
左ダッシュ |
Lボタン |
ダッシュ |
すばやく |
右ダッシュ |
Rボタン |
バックステップ |
すばやく |
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■登場キャラクター |
名前 |
種族 |
声優 |
バング・バイポット |
ウォレス |
緑川 光 |
ティリア・ローゼット |
メイジア |
林原 めぐみ |
オットー・ハルフォード |
ボランゾ |
辻谷 耕史 |
ハーマン・ド・エラン |
ウォレス |
水谷 優子 |
スピノザ・サンダーヘッド |
メイジア |
檜山 修之 |
シーナ・バンパイド |
メイジア |
吉田 古奈美 |
ガストン・スレイド |
ボランゾ |
青野 武 |
パチェット・ベイン |
ウォレス |
緒方 恵美 |
ジェイル・ランス |
ウォレス |
大塚 明夫 |
※ ウォレス(戦闘種族) メイジア(魔法種族) ボランゾ(機械種族) |
■通販商品 |
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