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バーニングライバル Burning Rival |
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| 2D対戦格闘ゲーム／対戦型格闘アクションゲーム | ||
| System32 | 開発：AM2研 | 推奨度：− | 稼働：1993/07/?? |
| AC基板 | 販売：セガ | 入手度：− | 定価：−円 |
| ■お勧めリンク／技表／電脳四畳半たけぼ!!の部屋 |
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| ■私的レビュー／プレイ時間：やや短時間 |
| 1993年7月にセガから発売されたアーケード用2D対戦型格闘ゲームで、基板は2Dグラフィックの表示性能の高い「SYSTEM-32」を採用。開発はかの有名な「AM2研」。アメリカの中級都市「ディスティニィシティ」で、数年に一度行われるルール無用の格闘大会で8人のキャラクターが激突するというストーリーです。 操作はレバー8方向＋「弱パンチ」、「中パンチ」、「強パンチ」、「弱キック」、「中キック」、「強キック」の6ボタン式。波動拳コマンド、昇龍拳コマンド、溜め技コマンドなどが存在し、内容としては非常にオーソドックスな2D対戦型格闘ゲームとして仕上がっています。操作性は比較的良好。コマンド受け付けがやや柔軟性に欠けるものの、技の暴発を抑えている側面がある為、全体的なバランスは良いです。 グラフィックは当時の作品としては、美麗な部類に入るでしょう。ストリートファイターIIや餓狼伝説のような、所謂「ドット絵」ではなく、セルアニメーションのようなグラフィックを採用。個人的に止め絵はかなり綺麗で、アニメーションがイマイチといった評ですが、1993年の作品であることを考慮すれば、いずれも十分な完成度と言えます。イラストや顔グラフィックが全体的にアメコミのようなタッチで、一種独特の雰囲気を醸し出していました。 登場キャラクターは全8名。 ▽アーノルド 流離いの旅に出た武道家。飛び道具、対空、突進いずれも高性能。初心者向けキャラ。 ▽クレイズ 富豪の不良息子で喧嘩殺法の使い手。 ▽ジャクスン ムエタイ選手で、現キックボクシングのチャンピオン。素早く鋭い攻撃が特徴的。 ▽サンタナ 投げ技が得意なプロレスラー。腕力があるので箱投げが可能。 ▽シンゲン（真幻） 武士の亡霊が鎧に憑依したキャラで、ヴァンパイアの「ビシャモン」に似ていると一部で話題に。日本刀を振り回す凶暴キャラで、ボスキャラとしても登場。 ▽ミスター陳 ラーメン屋の店主で店舗拡張が目的で大会に参加。背が低いので、攻撃が当たり難いという特徴あり。 ▽アスカ（飛鳥） 行方不明の兄を探す女忍者（クノイチ）。素早い動きと、リーチの長い攻撃を持つ代わりに、技の発動が全体的に遅め。 ▽ビル フットボーラーの格好をしたガタイの良いキャラクター。フットボールの選手→プロレスラー→闇の組織の用心棒とやや理解し難い経歴を持つ。 以上、個性的なキャラクターが勢揃い。 特に女忍者のアスカは、可愛らしいルックスと隠密らしからぬ服装も相俟って、一部で高い人気を得ました。 全体的に良く仕上がっている作品ではあるのですが、難点も幾（いく）つか存在します。その概要としては以下の通り。 ▽ガード硬直時間が非常に短い 隙の少ない弱攻撃でも、ガード後に強攻撃で反撃が間に合うほど、硬直が短いです。 ▽体力ゲージが見難い 体力ゲージが非常に短く見難い。また一撃辺りが重いので、他のゲームと比較すると短時間で勝負が付いてしまう。 ▽ガードされても点が入る スコアアタックに関しての問題点。通常技・必殺技問わず、ガードでも点数が入る為、スコアアタックは一種独特のテクニックが必要となりました。素早い攻撃、手数の多さが特徴のジャクスンのようなキャラが有利。 ・・・以上、凡（おおよ）そこんなところでしょうか。 格闘ゲームの黎明期に発売されたタイトルで、セガと格闘ゲームの歴史を語る上では、絶対に外すことの出来ない歴史的なタイトル。アーケードで見掛ける機会は殆ど無くなってしまいましたが、偶に遊びたくなるゲームですね。 |
| ■特殊テクニック |
| ▽箱投げ サンタナとビルのみが使用可能。ステージ背景にある木箱の前でしゃがみ、パンチボタンを3つ同時押しすることで、相手に箱を投げつける。 ▽ボタン溜め押し ミスター陳と真幻のみが使用可能。中パンチ、もしくは強パンチボタンを溜め押しし、投げ間合いで相手側にレバーを入れながらボタンを離すことで、特殊な投げ技が出せる。 |
| ■関連書籍 |