DEAD OR ALIVE Ultimate
デッド オア アライブ アルティメット
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3D対戦格闘ゲーム/パッケージタイトル
Xbox 開発:TECMO 推奨度:− 発売:2004/11/03 amazon販売
DVD-ROM 販売:TECMO 入手度:A 定価:8,800円
Xbox 開発:TECMO 推奨度:− 発売:2004/11/03 amazon販売
DVD-ROM 販売:TECMO 入手度:B 定価:22,800円
Xbox かすみちゃんブルー
Xbox 開発:TECMO 推奨度:− 発売:2005/7/28 amazon販売
DVD-ROM 販売:TECMO 入手度:A 定価:3,800円
DEAD OR ALIVE Ultimate プラチナコレクション
公式リンク

(C) TECMO,LTD.Team NINJA 2004
■私的レビュー/プレイ時間:長時間
 当初発表されたタイトル名は「DEAD OR ALIVE ONLINE」。つまり、DOAをオンライン対戦で楽しもうというコンセプトの作品ですね。
 マニアな格闘ゲーマー層に非常に評判の良かった、初代・アーケード版のDOAと、DOA2がコンプリートされて発売されました。もちろん、単純な移植ではなく、グラフィックは格段に向上しています。背景やステージギミックも書き直され、数も増えています。わかりやすく言えば、DOA3レベルのグラフィックで、DOA2 HARD COREがプレイできるようになったと思えば良いかもしれません。更に「3」から登場し、大人気となったキャラクター「ヒトミ」も参戦。もはやDOAのウリともなった、各キャラクターのコスチューム数も大幅に増えて、DOAファンには嬉しい、豪華仕様になっています。

 ゲーム性はもちろん文句無し。名作DOA2の爽快感をいささかも損なう事なく、完璧に再現されています。操作性、ボタンレスポンスなども一切問題無し。個人的な好みで言えば、スピード感のアップしている「DOA3」の方が好きですけど、「2」は「2」なりに面白いですしね。X-Boxはジョイスティックの種類が1種類しかないため(2005年3月現在)、環境を整えるのが少々厄介ですけど、コントローラーのコンバータなどを利用すれば、快適にプレイできると思います。
 グラフィックの向上と、ギミックのバリュエーションが広がったおかげで、プレイがより一層楽しくなっています。ギミックは、電工看板に派手にぶつかるものやら、高い吊り橋から落ちるもの、果てはアフリカの象やカバにぶつかったりと、かなり賑やかですね。演出のレベルがかなり高く、視覚要素だけでも十分に楽しませてくれます。

 ちなみに「2」のオープニングムービーですけど、明らかに他社に委託して作っているような仕上がりです。子供時代なのはわかるのですけど、ちょっと頭身がおかしい気が(笑)。そんな酷い出来ではない・・・というか、むしろ高水準のCGムービーなのでしょうけど、それでも気になってしまうのは、DOAだからなのでしょう。そのぐらい「DOA=グラフィックが綺麗で当然」という意識が出来上がってしまっているのかもしれません。

 話題作りでも事欠かなかったタイトルですが、特に初回限定の「かすみちゃんブルー」は有名ですね。名前のインパクトからして凄いですけど、内容としては、青カラーのX-Box本体とDOAアルティメットソフト同梱版。さらに、抱き枕がつくことで話題騒然となり、あちこちで予約が殺到する現象が起こりました。最初に予定されていたデザインが、水着のこれだったのですが、なんだか話題になりすぎた所為か、TECMOさんのほうで自主規制が入りまして、最終的には、かすみの1Pカラー標準デザインの枕に変わったという事もありました。おまけに海外ではこんな記事が出回るなど、ある意味展開が凄過ぎでした。

 DOAらしいエピソードが沢山あるタイトルではあるのですが、ゲーム性の高さ、完成度の高さ、作りの丁寧さでは非の打ち所がありません。ギャルゲーと言われながらも格闘ゲームとしての品質の高さは特筆モノでしょう。肝心のネット対戦も、国内サーバ同士の対戦であれば、ほとんどラグも生じず、快適にプレイできましたし、こういうところも、さすがTECMOと言ったところでしょうか。

 確かに女性キャラクターを前面に押し出した、軟派なキャラクターゲームと言うイメージも拭えませんが、純粋に格闘ゲーム・アクションゲームとしても非常に完成度の高い作品ですから、是非お勧めしたいタイトルです。

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