■私的レビュー/プレイ時間:やや短時間 |
彩京から発売された、2D格闘ゲームです。製作当時から見た近未来。孤立し荒廃した、実にダークな街を舞台にした作品であり、そのシリアスでシビアな世界観。そして個性的なキャラクターと、もりおかしんいち氏の描き出したイラストの数々は、一部のマニアに大きく支持を受けました。
登場人物は、オカマ、人造人間、暗殺者の少年、体の周囲を蝿が飛び回る空手家などなど、デザインも設定も奇異な意味で個性的なキャラクターだらけで、暗い世界観と併せて独特の雰囲気を醸し出しています。
ゲーム自体は、オーソドックスな2D格闘ゲームであり、操作性は抜群。グラフィックが非常に美しく、ドット絵のクオリティに加え、アニメーションパターンが多く、実にスムーズに動きます。必殺技の演出も、地味に凝ったものが多く、玄人好みの仕上がりといった心象。ラッシングコンビネーションといったシステムが搭載されているので、コンボも爽快。挑発を使って相手のパワーゲージを下げることが出来るなど、戦略面も練りこまれています。
あのチームバトル格闘ゲーム「KOF」スタッフも関わっているという話があり、ゲームコンセプトの一部にその影響が垣間見えるのも特徴の一つでしょうか。
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■タイトル画面 |
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■関連商品 |
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