ファイティングファンタジー
FIGHTING FANTASY
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2D格闘アクションゲーム/武器格闘アクションゲーム+ロールプレイング
DECO MS 開発:データイースト 推奨度:− 稼働日:1989/03/??
AC基板 販売:データイースト 入手度:− 定価:−円
■公式リンク


(C) 1989 DATA EAST CORPORATION
■私的レビュー/プレイ時間:やや短時間
 「ファイティング・ファンタジー」という名前を聞くと通常は、スティーブ・ジャクソンとイアン・リビングストンにより創作されたゲームブック及び、TRPGを思い浮かべますが、こちらはデータイーストより発売された2D格闘ゲーム。どうやら関連性はないようです。基板は「データイースト マザーシステムボード」を採用。
 タイトル通り「剣と魔法のファンタジー世界」を舞台にした格闘ゲームであり、プレイヤーは主人公の剣闘士「マイケル」を操って、数々のモンスターと一対一の死闘を繰り広げるという内容。あくまで「格闘アクションゲーム」であり「対戦型格闘ゲーム」ではありません。
 モンスターを倒すと「ファイトマネー」を入手することが出来、これを使って色々な武器や回復アイテムなどを購入して、クリアを目指します。アクションゲームと同様に、所謂「残機制」を導入しており(正確には残機・ライフ併用制)、ライフと残機がなくなるとゲームオーバーに。2本先取制などの一般的な格闘ゲームとは大きく異なります。

 武器の種類は以下の通り。
▽ロングソード
 初期より所持している、最もオーソドックスな武器。リーチはそこそこで威力は低い。
▽棍棒
 威力はやや高いが、リーチが短く扱いづらい。
▽バトルアックス
 4つの武器の中で一番威力は高い代わりに、短いリーチがネック。
▽ハルバード
 威力は低いものの、リーチが長く扱いやすい。

 武器とモンスターには相性があり、リーチや当て易さの性能に加え、場合によってはダメージそのものが変わったりします。原則的に、相手によって武器を持ち替えて戦うのが基本となります。

 操作はレバー8方向+「アタック(攻撃)」、「ジャンプ」の2ボタン式と、極めてシンプル。ジャンプがボタン式であるため、レバー上はジャンプではなく、攻撃ボタンと組み合わせることで、上方攻撃を行うという具合になっています。防御もレバー後ろ+攻撃ボタンという特殊仕様。基本操作は以下をご覧下さい。一般的な2D格闘ゲームとは、異なる操作が多いですね。
 操作性は良好とは言えず、ボタンの数も少ない為に取れるアクションも少ないのが残念なところ。モンスターにより攻撃パターンが様々な上に、難易度も全体的に高めなので、攻略法を見付けていくのは結構難儀です。

 モンスターのグラフィック・ドット絵の完成度が非常に高く、ゲーム中での動きも含め、不気味で気持ち悪いと思わせる程のクオリティ。モンスターの悲鳴や咆哮も上手く仕上がっており、大音響で出力可能な筐体で聞いたらトラウマになるのではないかと思える程。渋いファンタジー世界を上手く確立した仕上がりになっており、ゲーム自体も大味ながら楽しめる作品ですので古参のファンが多いです。
 レトロアーケードゲームコーナーの片隅で見つけたら、こっそりコインを投入してみても良いかもしれません。

■基本操作
行動 操作
攻撃 Aボタン
ジャンプ Bボタン
防御 ←+攻撃ボタン
上方攻撃 ↑+攻撃ボタン
大ジャンプ ↑+ジャンプボタン(斜めも可)
■タイトル画面
ファイティング・ファンタジー

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