幕末浪漫第二幕 月華の剣士
〜月に咲く華、散りゆく花〜
クリックでリストトップに戻ります
2D対戦格闘ゲーム/幻想幕末格闘
MVS 開発:SNK 推奨度:A 稼働:1998/11/25
AC基板 販売:SNK 入手度:− 定価:128,000円
ネオジオ 開発:SNK 推奨度:A 発売:1999/01/28 amazon販売
カートリッジ 販売:SNK 入手度:C 定価:32,000円
NG-CD 開発:SNK 推奨度:C 発売:1999/02/27 amazon販売
CD-ROM 販売:SNK 入手度:C 定価:6,800円
DC 開発:SNK 推奨度:A 発売:2000/12/21 amazon販売
GD-ROM 販売:SNK 入手度:B 定価:5,800円
※幕末浪漫第二幕 月華の剣士Finaledition
DC 開発:SNK 推奨度:A 発売:2002/05/23 amazon販売
GD-ROM 販売:SNK 入手度:B 定価:2,800円
※SNK BEST BUY「月華の剣士 Final Edition」
PS2 開発:SNKプレイモア 推奨度:A 発売:2006/01/12 amazon販売
DVD-ROM 販売:SNKプレイモア 入手度:A 定価:3,800円
NEOGEO オンラインコレクション 幕末浪漫 月華の剣士1・2に収録
PS2 開発:SNKプレイモア 推奨度:A 発売:2007/06/21 amazon販売
DVD-ROM 販売:SNKプレイモア 入手度:A 定価:1,980円
月華の剣士1・2 The Bestに収録
PS2 開発:SNKプレイモア 推奨度:− 発売:2009/12/23 amazon通販
DVD-ROM 販売:SNKプレイモア 入手度:− 定価:9,980円
NEOGEOオンラインコレクション コンプリートBOX 下巻に収録
公式リンク

(C) 1998 SNK
■ゲーム概要
 高い人気を博した、幕末を舞台にした2D対戦型格闘ゲーム「幕末浪漫 月華の剣士」の正統派続編。使用基板は引き続き、マルチビデオシステム(MVS)。基本的なゲームシステムは踏襲しながらも、システムの一部に細かな変更がなされているほか、操作にも一部変更が入っている。
 前作のキャラクター「紫鏡」、「武蔵」が削除された代わりに、「真田 小次郎(香織)」、「刹那」、「高嶺 響」、「骸」が新規参戦。また前作のボスキャラクター「嘉神慎之介」が通常のプレイヤーキャラクターとして登場している。

■ゲームシステム
 操作はレバー8方向+「弱斬り」、「強斬り」、「蹴り」、「弾き」の4ボタン式。基本操作は以下を参照

▼剣質
剣質
特徴 攻撃力の高い剣質 スピーディーな剣質 両方の性質を併せ持つ
基本技 削り能力がある キャンセル可能技増加 両方の性質を併せ持つ
B+C操作 防御不可斬り 打ち上げ斬り 打ち上げ斬り
体力赤点滅時 or
ゲージMAX
「超奥義」 使用可能
「昇華」 使用可能
「超奥義」 使用可能 「超奥義」 使用可能
「昇華」 使用可能
体力赤点滅時 &
ゲージMAX
「潜在奥義」 使用可能 「乱舞奥義」 使用可能
+ABで発動
「潜在奥義」 使用可能
「乱舞奥義」 使用可能

■極のデメリット
 ・防御力が極端に低い。被ダメージが大きい。
 ・攻撃をガードさせても剣質ゲージがたまらず、当てたときのゲージ増加量も少ない。

▼超奥義
 ゲージMAX時もしくは、体力ゲージが赤点滅時に使用出来る、強力な必殺技。所謂「超必殺技」。
▼潜在奥義
 剣質「力」を選択時、ゲージMAX&体力ゲージ赤点滅の条件が揃ったときに使用出来る、強力な超必殺技。超奥義よりも威力がある。
▼乱舞奥義
 一定の間、凄まじいスピードの攻撃が可能になるが、前作と異なりボタンやレバーを決められた特定の順番で押す必要がある。
▼昇華
 特定の奥義をキャンセルして、超奥義に繋ぐ連続攻撃。
▼弾き
 基本は前作と同様だが、必殺技弾きは削除されている。弾き予備動作の出際のみ、必殺技を弾けるようになっている。
▼ガードキャンセル弾き
 攻撃をガード中に+Dを入力する事で、ガード硬直をキャンセルして攻撃を弾き返す。剣質ゲージ満タン時のみ使用可能で、使用することでゲージを全て消費する。
▼空中受け身
 空中で攻撃を受けたとき、相手の攻撃を受けて吹き飛んだときに、Dボタンを押す事で受け身を取れるようになっている。
▼ダウン回避
 ダウンして地面に着地する瞬間にDb端を押すと、後転してから起き上がる。
▼ガード耐久値の削除
 ガード耐久値の概念がなくなり、武器を落とすことがなくなった。

■私的レビュー/プレイ時間:やや長時間
 一見、ほとんど変更点が無い様に見える、わりと前作追従型の続編と言った第一印象でしょうか。しかしその実、かなりの変更点、修正点が入っていて、より楽しく遊べるようになっています。
 まず最大の特徴である「弾き」の簡略化。前作では、レバー+Dボタンを組み合わせて弾いていましたが、今回はDボタンのみで発動。また、月華1では通常上段、通常下段、必殺上段、必殺下段の4種類だったものが、「2」では立ち、しゃがみ、空中の3種類にまとめられ、初心者でも、比較的簡単に、弾きを扱うことが出来るようになりました。弾き発生直後のみ必殺技をも弾き、その後の動作中は通常技のみ弾けるという仕様ですが、理屈抜きで判りやすかったですね。これにより、プレイヤー層を広めることに成功したと思われます。
 剣質選択で「技」と「力」があるのは前作通り。今回加えて、裏技として「極」という剣質が存在します。技と力の、両方の性能を併せ持ったという、大変強力な剣質なのですが、ゲージが溜まりにくい、防御力が低いなどの弱点があり、どちらかというと、上級者向けの剣質になっています。キャラクターグラフィックも、刃が赤かったり、ダーク系の色になっていたりと、ちょっと毒々しいイメージがありますね。「技」の特性の一つであった、乱舞奥義が、前作ではオリジナルコンボに近い性質だったモノが、今回は予め決められたコマンドを入力する形式になっています。いくつかパターンがあるのですが、個人的には前作の方が良かったり・・・。

 今回、他に変化のあった要素をまとめますと・・・。
・ダウン回避&空中受け身が追加。
・BC同時押し攻撃の変化。「力」でB+Cで、ガード不能攻撃。「技」でB+Cで、浮かし攻撃。
・投げのコマンドが、C+D同時押しに変更。
・ガード耐久値が削除された。
 ・・・といったところでしょうか。

 今回の新キャラは、真田小次郎、高嶺響、刹那の三人。いずれも人気キャラクターですね。骸というキャラクターも居ますけど、とりあえず、お約束という事で。いなくなってしまったのは、事実上、暁武蔵だけですね。個人的には、楓と慎之介のゲーム中の変身が無くなってしまったのが残念・・・。
 総合的にかかなり完成度の高い、お勧め出来るタイトルです。ゲーム性、操作性、キャラクター、世界観、どれも一級品の名作ですね。

■基本操作
行動 操作 行動 操作
弱斬り Aボタン 上段弾き ニュートラル or +Dボタン
強斬り Bボタン 下段弾き or +Dボタン
蹴り Cボタン 空中弾き 空中でDボタン
弾き Dボタン ガードキャンセル弾き +Dボタン
ダッシュ ダッシュジャンプ ダッシュ中にジャンプ
バックステップ 投げ 接近してC+Dボタン同時押し
挑発 スタート ダウン攻撃 相手ダウン時に or +B or C
吹き飛ばし攻撃 +C 乱舞奥義 +AB
■登場キャラクター
■プレイヤーキャラクター
キャラ名 声優 キャラ名 声優
水津光司 神崎 十三 タイソン大屋
御名方 守矢 橋本潤 一条 あかり 麻績村まゆ子
西川葉月 斬鉄 大友龍三郎
直衛 示源 伊藤えん魔 李 烈火 橋本潤
天野 漂 大塚明夫 玄武の翁 中井重文
鷲塚 慶一郎 小西克幸 嘉神 慎之介 粟根まこと
■新参戦キャラクター
真田 小次郎(香織) 中谷さとみ 刹那 山内圭哉
高嶺 響 氷上恭子 モンスター前塚
■ボスキャラクター・隠しキャラクター
黄龍 (※1) 石井康嗣 暁武蔵 (※2) フランキー仲村
楓(覚醒前) 水津光司 はぐれ人形 ???
※1 ボスキャラクター。コンシューマ版のみで使用可能。
※2 コンシューマ版の一部で使用可能。
■裏技
▼剣質「極」の使用方法
 剣質選択時、4秒以内に 「技」にカーソルを合わせてC×6回、「力」にカーソルを合わせてB×3回、「技」にカーソルを合わせてC×4回を入力する。ムサシ(6・3・4)と覚える。

▼隠しキャラクター使用方法
・楓(覚醒前)
 キャラクターセレクト画面において、楓にカーソルを合わせ 4秒以内にC×9回、B×1回、C×4回を入力後にAかDボタンで決定。
・はぐれ人形
 キャラクターセレクト画面において、あかりにカーソルを合わせ C×8回、B×9回を入力後に1秒待つ。その後、C×1回を押してから、AかDボタンで決定。
・黄龍 (コンシューマのみ)
 キャラクターセレクト画面において、楓にカーソルを合わせ、4秒以内にC×10回、B×5回、C×4回を入力後にAかDボタンで決定。常世 とこよ(10・5・4)と覚える。

■ゲーム通販
   
■関連書籍
   
■関連商品
   

▽リストへ戻る
▽トップへ戻る