|
SD飛龍の拳 |
|
2D対戦格闘ゲーム/ミニキャラ格闘ゲーム |
|
SFC |
開発:カルチャーブレーン |
推奨度:− |
発売:1994/06/17 |
amazon販売 |
カートリッジ |
販売:カルチャーブレーン |
入手度:B |
定価:9,800円 |
|
|
|
(C) 1994 CULTURE BRAIN |
■私的レビュー/プレイ時間:やや長時間 |
題名通り、あの「飛龍の拳」のキャラクターをデフォルメにした格闘ゲーム。感覚的には、初代GB版格闘ゲーム「熱闘」シリーズに近いかもしれません。デフォルメ格闘ゲームにありがちな「通常技駆け引きが浅い」という面が顕著に表れています。しかし、必殺技の充実度はかなりのもの。そして見た目のデフォルメ感からは想像つかないぐらいに、戦闘システムは作り込まれています。移動にしても、前後ダッシュがあるのは勿論、一時的な奥移動(サイドステップ)や、回り込みもあります。奥移動は、餓狼の(一時的な)ライン移動に近く、回り込みはサムライスピリッツ斬紅郎無双剣に近いものだと思ってください。
また、反撃システムが充実しているのもポイント高いです。スーパーテクニックとスーパーディフェンスがあり、テクニックは相手の攻撃をかわして反撃。ディフェンスは相手の攻撃をガードして反撃というもの。
スーパーテクニックは、ガード状態から攻撃ボタンを押すことで発生するので、入力自体は非常に簡素。その代わり反撃も単発攻撃が入るのみです。しかしガード硬直が発生しないことを考えると、状況に応じては充分にスーパーテクニックを使うメリットがあります。
スーパーディフェンスの方は、相手の攻撃をギリギリ引きつけてガードし、そのまま相手を掴んで攻撃に移ります。ガードタイミングは少々シビアですが、ゲージさえあれば掴み後にSD必殺技を繰り出すことが出来るので、一発逆転を狙えます。しかし「SD返し」もあるので油断は禁物。
デフォルトで15人のキャラが使えるのはなかなか凄いですね。また、トレーニングモード「〜紅道場〜」も非常に充実しています。ノーマルトレーニングモードや、ダメージ無しで延々と戦い続けられるモード等は勿論、スーパーテクニックやスーパーディフェンスに特化した練習モードまであるのは驚き。それだけシステムを使いこなせばこのゲームが面白くなることを、プレイヤーに伝えたかったのでしょう。開発者の熱い思いが伝わってくるようです。
その他、対戦モードやトーナメントモード、ハンディキャップ設定が出来るなど、ゲームモードの配慮もなかなかに素晴らしいです。SD格闘ゲームが好きな方なら、是非手元に置いておきたい一品でしょう。傑作です。
|
■関連商品 |
|
|