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剣豪3
KENGO3 |
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3D対戦格闘ゲーム/本格剣術アクション/武器格闘ゲーム |
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KENGO 3 (C) 2004 GENKI |
■レビュー執筆:2→5様/プレイ時間:長時間 |
刀に生き、刀に死ぬ剣豪たちの生き様を描いた剣術アクションの第3弾。開発・販売ともに元気(Genki)。宮本武蔵・佐々木小次郎・柳生十兵衛・沖田総司・坂本竜馬など、30名以上に及ぶ有名剣豪が登場します。
対決シーンの基本となるシステムを紹介します。
「攻」・・・「型」ごとに設定された連続攻撃を繰り出す。
「待」・・・相手の攻撃を受け流し、一撃必殺のチャンスを作る。
「懸」・・・相手を掴み、体制を崩す。
基本はこの3つです。ただし、選択した「型」によっては、「待」や「懸」が使えないものもあります。
・「攻」は「懸」に勝ち、「待」に負ける。
・「待」は「攻」に勝ち、「懸」に負ける。
・「懸」は「待」に勝ち、「攻」に負ける。
以上のような3すくみが見事に完成しており、刀による一撃必殺の威力も相まって、読み合いの要素が非常に大きいです。うかつに「攻」で仕掛ければ「待」の餌食になり、「待」で待てば「懸」に崩され、「懸」を狙えば「攻」にやられる。
また、この3すくみだけでなく、
・「攻」の動作をフェイントにして、「待」を狙う相手に「懸」を仕掛けたり、
・相手の太刀筋を見切り、最小限の動作にてかわす「躱(かわし)」から即座に反撃を試みたり・・・
・・・など、かなり奥深いものになっています。
張り詰めた緊張感の中、相手の動きに警戒しつつ、じわりじわりと間合いをつめ、相手の裏をかき、一瞬の隙を狙う。真剣勝負の醍醐味です。相手を斬ったときのエフェクト・効果音ともに小気味よく、斬られた相手が時代劇さながらの倒れ方をしたりと、演出面も実に凝っています。
メインとなるモードでは、プレイヤーの分身となる主人公を作るところから始まります。道場で腕を磨き、野試合・賭け試合などで腕を競い、口入屋の依頼でお金を稼ぎ、武芸試合に優勝して、他国への通行手形を得る・・・。ひたすら己を鍛えるもよし。名声を求めるもよし。刀を集めるもよし。自由度はかなり高いです。
そして剣豪との出会い。
最初はその圧倒的な強さに驚くでしょう。ときには剣豪の下で腕を磨き、ときには剣豪と剣を合わせ、天下無双を目指します。
場合によっては、新撰組に入隊したり・・・
坂本竜馬らと共に維新のために働いたり・・・
自流派を立ち上げ、将軍家剣術指南役になるため御前試合に出場したり・・・
など、歴史に介入することもできます。その結末は、ぜひ自分の目で確かめてください。
前作で複雑だったシステムをスリムに改良し、不満の多かったストーリーの希薄さを大幅に補完した「剣豪3」。強くなるためにひたすら道場に通い続けるなど、ストイックな面もありますが、主人公を作成するときに成長タイプを選べるので、苦痛にはなりません。シナリオコンプリートや刀・型のコレクションだけでなく、己の肉体を極限まで鍛えたり、究極の自流派を目指したり・・・やりこめる要素もかなりのもの。お互い鍛え上げたキャラクター同士での対戦プレイも存分に楽しめます。
3D剣術アクションではイチオシの作品です。
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■裏技・隠し剣豪使用方法 |
剣豪名 |
使用条件 |
幾松 |
修羅の道エンディングを見る |
鍛冶屋 |
茶屋の野試合で100連勝し、鍛冶屋と戦う |
勝海舟 |
「100人斬り」をクリアする |
清川八郎 |
「新撰組誕生」のイベントをクリアする |
西郷隆盛 |
「薩摩の豪傑」シナリオをクリアする |
沢庵 |
「煩悩斬り」をクリアする |
沖田総司(?) |
「1,000人斬り」をクリアする |
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■パッケージ画像 |
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■関連商品 |
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