■私的レビュー/プレイ時間:やや長時間 |
1993年3月にナムコより発売された2D対戦型格闘ゲームで、アーケード基板にはNA2を採用。対戦型格闘ゲームとしては初めて「4人同時プレイ」を導入したことで、大きな話題を呼んだタイトルです。
操作はレバー8方向+「上段攻撃」、「下段攻撃」、「ジャンプ」の3ボタン式。基本操作は以下をご覧下さい。
8方向レバーを採用してはいるのですが、通常時はベルトフロアタイプの格闘ゲームではない上に、ジャンプがボタン式。更に「しゃがみ」という概念がない為、移動操作に使うのは実質的に左右のみ。必殺技のコマンド入力には、レバー上方向の要素が多く使われていますが、システム上コマンド入力に失敗しても、キャラクターが飛んでしまうという心配がありません。ただし、一対一以外の構図になった場合は、ステージに奥行きが出来る為、ベルトフロアアクションに準じた操作性に変化します。
上下段の各攻撃ボタンは押しっ放しにすることで「気合溜め」の動作に移行。気合溜めは直ぐに終了し、その後発動する攻撃は、通常の攻撃よりも威力が高くなっています。必殺技のコマンドを入力するときには、コマンド入力後にボタンを離すという操作で発動。一種独特の入力のコツがあり、これを覚える必要があります。
以上のように、一般的な2D格闘ゲームとは操作の面で大きく異なるのですが、操作系統それ自体は比較的良く整理されており、原則的には直ぐ慣れる事が出来るでしょう。
プレイヤーが選択出来るキャラクタはー全6名と少な目ながら、個性の強いキャラクターが勢揃い。特別麻薬捜査官、功夫アクションスター、バイキングと世界各地から色々な職業のキャラクターが登場します。各キャラクターには、象徴する「カラー(色)」が存在し、体力ゲージの色もそのカラーに準拠します。また声優陣が非常に豪華であることも、付け加えておきたい事項でしょうか。当時の第一線、有名な声優がゴロゴロ起用されています。
前述したように、4人同時対戦が可能なことがウリのひとつではあるのですが、対CPU戦の6〜8対戦目は、1対2のハンディマッチなども行われます。こうしたゲームの幅の広さが、総じてナックルヘッズの魅力と言えるでしょうか。
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■基本操作 |
行動 |
操作 |
上段攻撃 |
ボタン1 |
下段攻撃 |
ボタン2 |
ジャンプ |
ボタン3 |
投げ |
間合いでボタン1 or ボタン2 |
気合い溜め |
ボタン1 or ボタン2を押しっ放し |
ガード |
レバーを相手と反対方向に入力 |
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■キャラクター情報 |
キャラクター名 |
声優 |
キャラクターカラー |
ロブ・ビンセント |
飛田展男 |
レッド |
タケシ・フジオカ |
森川智之 |
ブルー |
クリスティーン・ミャオ |
林原めぐみ |
ピンク |
グレコリー・ダレル |
飛田展男 |
グリーン |
クローディア・シルバ |
三石琴乃 |
イエロー |
ブラット・ベイク |
柳原孝安 |
グレー |
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■関連グッズ |
▽ナムコ・ゲームサウンド・エクスプレス Vol.9
KNACLE HEADS
オリジナルサウンドトラック
▽ナムコ・ビデオゲーム・グラフィティVol.8
日本ステージ「鷹舞狼吼」アレンジ曲が収録
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