マーシャルチャンピオン
MARTIAL CHAMPION
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2D対戦格闘ゲーム/V.S. FIGHTING
業務用基板 開発:コナミ 推奨度:− 稼働:1993/??/??
AC基板 販売:コナミ 入手度:− 定価:−円
PCE 開発:コナミ 推奨度:− 発売:1993/12/17 amazon通販
CD-ROM 販売:コナミ 入手度:− 定価:7,800円
Wii 開発:コナミ 推奨度:− 発売:2008/05/13 amazon販売
DL 販売:コナミ 入手度:− 定価:800円
Wiiバーチャルコンソール
公式リンク(Wii バーチャルコンソール)


(C) 1993 KONAMI ALL RIGHTS RESERVED.
■私的レビュー/プレイ時間:やや短時間
 コナミから発売された、アーケード用の2D対戦格闘ゲーム。
 操作はレバー8方向+上段・中段・下段の3ボタン式。レバーとボタンを組み合わせて、複数種類の通常技を繰り出すことが出来ます。加えて、各キャラクター毎に必殺技が二つずつ割り当てられており、各種通常技と併せて戦略を組み立てます。基本的な2D対戦を楽しむ事が出来ますが、やや戦略の幅が狭い部分が随所に見受けられ、プレイヤーを選ぶ作品と言えるかもしれません。良く言えばシンプル、悪く言えば大味といったところでしょうか。

 ボスキャラを含め、全11キャラクターが登場。世界各国から集まった強豪が対戦を繰り広げます。ゲーム自体がマイナーに属する影響で、その登場キャラクター達はあまり世に知られては居ないのですが、ヒロインとも言えるアメリカ風忍者「レイチェル」のみは別格。元気一杯の健康美や、服装や敗北シーンから漂う「艶っぽさ」が受け、今は亡き新声社の「ゲーメスト」等では高い人気を誇りました。またプロレスの技を使う女性キャラクター「ティティ」に至っては、同社のシューティングゲーム「オトメディウス」に、その子孫である「ティティ14世」が敵キャラとして登場するなど、長い時間を越えたコラボレーションが組まれています。

 CPU戦はトーナメント形式となっており、乱入キャラを含めて決勝までに5戦。対戦数が同時期稼動の他対戦格闘ゲームと比較するとやや少なめなのも、アーケードであまり盛り上がらなかった要因の一つかもしれません。
 登場キャラクターの約半数が「武器」を所持しており、その武器を落として自分で使うといったことも可能。「武器を落とす」仕様のあるゲームは多々ありますが、相手の得意としている武器を拾って、自分で使えるようになるゲームは意外と少ないのではないでしょうか。
 グラフィック面での評価は実に高く、ドット絵で描かれたキャラクター達がとても大きく、動きや対戦に迫力があるのも印象の一つ。各種必殺技の演出も凝っています。

 コンシューマでは、PC-エンジン及び、同PC-エンジン版をベースとしたニンテンドーWii バーチャルコンソールでの配信がなされています。このゲームの特徴である、キャラクターの大きなドット絵がかなり縮小されており、更に背景や演出なども簡略化。ハードスペックの制約上、致し方ない部分ではあるのですが、全体的に迫力が欠けてしまっているのが大きな難点。反面、体力が減ると使用可能になる「超必殺技」が搭載されているなど、オリジナル要素もあるので、マニアからの評判は比較的良好。
 昔ながらの格闘ゲームの雰囲気を味わいたい方には、打って付けのタイトルかもしれません。

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