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なつきクライシス バトル
NATSUKI CRISIS BATTLE |
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2D対戦格闘ゲーム/原作付きゲーム |
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SFC |
開発:メガハウス |
推奨度:− |
発売:1995/04/21 |
amazon販売 |
カートリッジ |
販売:エンジェル |
入手度:B |
定価:10,800円 |
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(C) 鶴田 洋久/集英社
(C) ANGEL・集英社 1995 MADE IN JAPAN |
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■私的レビュー/プレイ時間:やや短時間 |
ヤングジャンプで連載されていた「なつきクライシス」を2D格闘ゲームとしてリリースした作品です。発売元は株式会社エンジェル。聞き慣れない社名かも知れませんが、バンダイグループの一社です。・・・ちなみに原作漫画は、ストーリーよりも作家さんの感情の勢いだけが先行しているような作品でした(笑)。
このゲームを初めて見たときには、キャラクターの小ささ、聞いていてツラい音声等が目につきます。登場キャラクターのチョイスも少々焦点を外しているように見えて、残念な印象が先行してしまいますが、実際プレイしてみますと、これが結構遊べます。操作性は安定していますし、コマンド受け付けも良いです。システムもダッシュあり、ガードアタック(相手の攻撃を防ぎながら攻撃)ありと、しっかり作られています。
勿論、問題点もいくつかあります。以下に羅列します。
●気絶しやすい
気絶ゲージがあって、いつ気絶してしまうかが、すぐ分かるようになっているのは良いのですが、それにしてもお互い気絶しやす過ぎ。故に、闘いが一方的になることが多いです。
●投げ技系が優遇され過ぎ
故に神取は、凄く強いキャラになっています(NGボンバーの間合い外から投げてきます・・・)。
●ボタン連打系の技が出易過ぎ
迂闊に少しでもボタンを連打しようものなら、連打技が出てしまって、簡単に反撃されてしまいます。
ゲームの評価にはなりませんが、ストーリーモードの間にはいるヴィジュアル等が非常に凝っています。ただし、ストーリーは、SFCオリジナルストーリーがついているというわけではなく、原作のストーリーをツギハギに組み合わせただけです。そのため原作を知らないとストーリーモードの内容はまったくわけがわかりません。そして、柳沢先輩がかなり弱いキャラになっているなど、原作ファンには少々許せない部分があるかもしれません(笑)。
ビジュアルシーンはかなり凝っています。 |
本作独特のシステムとして、通常技を組み合わせて連続技を作れる「エディット」システムがあります。ストZEROのスーパーコンボみたいなものはなくて、あらかじめ通常技の組み合わせを、エディットに登録しておいて、実戦で使用可能というもの。面白い試みですが、技が少なめなので、少々インパクトに欠けるものなっているかもしれません。
エディットモード。通常技を組み合わせたオリジナルコンボを登録できます。 |
総合的には、なかなかに高い完成度を誇る、お勧め出来るタイトルです。原作ファンは勿論、格闘ゲームマニアは是非入手しておきたい1本でしょう。
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