■ゲーム概要 |
フォレストから発売された、PC-98シリーズ初の対戦格闘ゲーム「人形使い」の正統派続編。前作のヒロイン「瑞穂 リカ」の孫娘「瑞穂
マコ」を主人公に据え、前作同様にシルエットというメカを操縦して戦う形式となっている。必殺技コマンドが一般的な2D対戦格闘ゲーム準拠となり、登場する各キャラクターの必殺技数が大幅にアップ。パワーゲージシステムが採用されるに伴い、超必殺技システムが追加されたほか、攻撃避けやパワー溜め操作も追加され、戦略幅が大きく広がった。
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■ゲームシステム |
操作はレバー8方向+「小パンチ」、「大パンチ」、「小キック」、「大キック」の4ボタン式。基本操作は以下を参照。
■ゲージシステム
▼体力ゲージ
攻撃を受けると減少していき、黄色いゲージが無くなると赤いゲージになる。赤いゲージが無くなると、そのラウンドは負けとなる。
▼パワーゲージ
攻撃を受けると増加していき、フルの状態で超必殺技を使用できる。また、しゃがみ中に小パンチ・大パンチ同時押しで溜めることもできる。
■ゲームシステム
▼避け
小パンチ+大パンチ同時押しを押すと、一定時間無敵となる、避け動作を行う。しかし避け動作中も投げ判定は残ってしまうため、間合いには注意が必要。
▼パワーゲージ溜め
しゃがみ中に、小パンチ+大パンチを同時押しすることで、パワーゲージを溜めることができる。
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■私的レビュー/プレイ時間:やや短時間 |
長い沈黙を破り、あの「人形使い」がまた帰ってきました。PC-98版が、1996年8月23日発売。その後、「メモリアルセレクション
もういちど君に逢いたい」シリーズで、Windows版リニューアル販売されています。海外発売版は「Metal&Lace
2」。
まず必殺技コマンドが大きく変化。普通に波動拳・昇龍拳コマンド等が採用されています。クレセントシュートコマンドが「→+PK同時押し」から「↓→+K」に変更といった具合ですね。コマンド受け付けはかなりスムーズで、技の暴発なども少なく、操作性は大きく向上しました。
キャラクターは総勢7体と、前作より微妙に減っていますが(TOWNS版比較)、その分キャラクター1体1体が、きちんと作られていて良い感じです。1体あたり、10近い必殺技を持っていて、幅広い戦い方をすることが出来ます。一番少ないマンティスで7。主人公MIMIが10。蒼龍にいたっては11。これにより戦略性がかなり高くなっていて、同じキャラでもどの技をメインに使っていくかで、戦い方がまるで異なってきます。同キャラでも、プレイヤーによって大きく攻め方が違ってくるわけです。これが対戦が面白いといわれる所以です。
またゲームシステムとして、今回から「キャンセル」が導入され、連続技なども非常に綺麗になっています。キャラにもよりますが、うまくいれれば、軽く10Hitぐらいたたき出すことも可能。ちょっと癖のある当たり判定ですが、慣れれば楽しいです。空中コンボも組み立てられますね。
また、投げ判定が残ってしまう避け動作や、ゲージ溜めのシステムが導入。これにより、さらに深く掘り下げられたゲームになっています。まあ、某チームバトルゲームからの引用なのは間違いないですが、それでも結果的にゲーム全体のクオリティ向上に生かされているので良いと思います。格闘マニアも納得の出来ですね。
さすがに「QOD外伝α+」のクオリティは越えられていませんが、それでも充分に完成度は高いです。PC-98のみならず、Windows版でも発売されていますので、興味を持たれた方は探してみても良いかもしれません。
キャビアはシルエットの振りをしている生身の人間・・・。 |
■基本操作 |
行動 |
操作 |
行動 |
操作 |
小パンチ |
Aキー |
避け |
小パンチ+大パンチ同時押し |
大パンチ |
Sキー |
パワーゲージ溜め |
しゃがみ中に小パンチ+大パンチ同時押し |
小キック |
Zキー |
必殺技 |
各コマンド |
大キック |
Xキー |
超必殺技 |
各コマンド |
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■登場キャラクター |
キャラ名 |
年齢 |
メカ |
瑞穂 マコ |
16歳 |
MIMI ミミ |
クリス キャンベラ |
18歳 |
ジャック・マンティス (J・マンティス) |
ソフィア リッチ |
16歳 |
大吾 |
園田 美雪 |
22歳 |
SO-RYU 蒼龍 |
眠々 (みんみん) |
18歳 |
麗 小樓 (れい しゃおろう) |
神崎 志保
神崎 美香 |
26歳
5歳 |
LUCIFER ルシフェル |
姫野 琴美 |
17歳 |
CAVIAR キャビア |
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■関連商品 |
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