ピットファイター
PIT・FIGHTER
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2D対戦格闘ゲーム/ベルトフロア型 格闘アクション
ATARI G1 開発:アタリゲームズ 推奨度:− 稼働:1990/11/??
AC基盤 販売:コナミ 入手度:− 定価:−円
MD 開発:アタリゲームズ 推奨度:− 発売:1992/03/27 amazon通販
カートリッジ 販売:テンゲン 入手度:C 定価:7,800円
PS2 開発:ミッドウェイ 推奨度:− 発売:2006/09/21 amazon通販
DVD-ROM 販売:サクセス 入手度:B 定価:4,800円
ゲーセンUSA ミッドウェイアーケードトレジャーズに収録
ゲーセンUSA ミッドウェイアーケードトレジャーズ 公式リンク


Copyright (C) 1990 Atari Games
■私的レビュー/プレイ時間:やや短時間
 1990年に「アタリ」社から発売された2D対戦型格闘ゲームで、日本国内版はコナミが販売を担当。ベルトフロアタイプのアクションゲームと2D対戦型格闘ゲームの融合型となっており、実写取り込みのグラフィックで作成されています。1990年という時代とは思えない程に、グラフィックそれ自体のクオリティは非常に高く、実写ならではのリアルさが存在するのですが、アニメーションの完成度はお世辞にも高いとは言えず、動きはカクカク。モーションの一つ一つもなかなかに珍妙です。

 プレイヤーは投げの強いプロレスラーの「バズ」、キックボクサーの「タイ」、パンチの強い空手家の「カト(カトー?)」の中から一人を選択。いずれも暑苦しいメンバーばかりで、スラム風のダークな世界観に則しています。
 操作はレバー8方向+「パンチ」、「キック」、「ジャンプ」の3ボタン式。基本操作は以下をご覧下さい。
 「何でもアリ」のデスマッチという設定の為、ステージにはギミックが満載。ナイフや椅子、荷物などを使って相手を攻撃することが可能なほか、プレイヤーキャラクター達を取り巻く観客達も、隙あらば攻撃してきます。物を投げたりナイフで襲ってきたりと、油断ならない上に、結構痛いので画面端は要注意。勿論、対戦相手のほうに攻撃が及ぶこともあります。

 このゲームで忘れてはいけないのは、やはり「独特の翻訳」でしょう。1面のタイトル「Show No Mercy」が「なさけ むよう(情け無用)」になっているのを初めとして、「いきのこったヤツの かちだ」など、各ステージには日本語に不慣れな外国人が発したようなたどたどしいメッセージが表示されます。他にもボーナス表示「Brutality Bonus」が「残虐行為手当」になっていたりと、一種独特且つシュールな味わいを漂わせ、一部のマニアに高い評判を呼びました。

 洋ゲー独特の味わい深さに加え、当時としては高い完成度のベルトフロア型格闘ゲームとして、今でも各所で話題にされるタイトルです。「なさけむよう」や「残虐行為手当」でインターネット検索をすると、多数のページが表示されることからも、その人気の高さが伺えるでしょう。

 コンシューマでは、1992年にテンゲンよりメガドライブ版が発売。更に2006年9月に発売されたプレイステーション2用ソフト「ゲーセンUSA ミッドウェイアーケードトレジャーズ」に収録されています。海外においては、ジェネシス、MS-DOS、コモドール64、Amiga(アミガ)、SNES 、ゲームボーイ、マスターシステム、Lynx(リンクス)と幅広いマルチプラットフォーム展開を見せています。

■基本操作
行動 操作
パンチ Aボタン
キック Bボタン
ジャンプ Cボタン
リフトアップスラム(投げ) A+Bボタン同時押し
防御姿勢 A+Cボタン同時押し
防御姿勢(下段) ↓+A+Cボタン同時押し
ジャンプキック B+Cボタン同時押し
必殺技 A+B+Cボタン同時押し
■移植度について
ゲーセンUSA ミッドウェイアーケードトレジャーズ収録分
 ゲームスピードの設定がオカシなことになっており、通常より速いスピードで展開されるため、難易度が高くなっています。設定で早いというより、ビデオの早送りをしているような不自然な速さの為、快適に遊べるとは言い難い内容です。他に収録されているタイトルは高い移植度を誇りますが、何故か「ピットファイター」だけが酷い事になっています。

■パッケージ画像
メガドライブ版 パッケージ画像 ゲーセンUSA ミッドウェイアーケードトレジャーズ
■関連商品
   

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