らんま 1/2 爆烈乱闘篇
RANMA NIBUNNOICHI BAKURETSURANTOUHEN
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2D対戦格闘ゲーム/原作付きゲーム
SFC 開発:アトリエドゥーブル/メサイヤ 推奨度:− 発売:1992/12/25 amazon販売
カートリッジ 販売:日本コンピュータシステム 入手度:B 定価:9,600円
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(C) 高橋留美子/小学館・キティ・フジテレビ
(C) 1992 ネットワークエキスプレス/小学館プロダクション
■私的レビュー/プレイ時間:やや長時間
 同じ1992年中に発売された、町内激闘篇の続編です。前作が3月27日、本作が12月25日ですから約9ヶ月。あまり間が空いていないはずなのですが、グラフィック、システム、操作性など、ありとあらゆる面で大幅パワーアップしました。理想的な続編・・・といった感じでしょうか。

 操作系統は前作に引き続き2ボタン制。パンチ&キックではなく、弱攻撃、大攻撃という仕様になっています。L・Rボタンがガードになっているのも前作譲りなのですが、今回はレバー後ろでもきちんとガードしてくれます。こういうところ、通常の2D格闘ゲームに慣れているプレイヤーにとっては、ありがたいですね。しかし、L・Rのほうが方向無関係でガードしてくれる(捲りも防いでくれる)ので、ガードとしては高性能です。
 今回大きな変更としては、ボタンコンフィグで、ジャンプをレバー上にも割り当てられることでしょう。これにより、ボタンジャンプが苦手な方でも、違和感無くプレイすることが出来ます。前作から引き続いてプレイしている初心者と、従来の2D格闘ゲーマーの溝を着実に埋めていくこの作りは、本当にお見事といったところでしょうか。

 ゲーム性は本質的にはまったく変わっておらず、読み合い要素が非常に重要な仕様になっています。対空技が全般的に、超強力判定の代わりに、非常に隙が大きいといった性質。突進技なども、ここぞという時に出さないと、痛い目に遭うといった具合で、お互いの隙を見つけては技を繰り出して戦うといった感じです。連続技らしい、連続技がほとんど無いので、読み合い、駆け引きが全てでしょう。相手の攻撃を誘って、超強力対空で迎撃。逆に相手の対空攻撃を誘って反撃、この辺の駆け引きが、地味ながら非常に面白いです。ゲーム全体のテンポが非常にゆっくりなので、初心者でも十分、上級者と渡り合えると思います。

 キャラクターも前作から増えて、隠しキャラを含めて13人。ゲーム中のドット絵もグッと綺麗になっているので、ファンの方も満足でしょう。単純なキャラクターゲームではなく、アクション要素が、初心者向けに優しく作られている佳作です。

■裏技・小ネタ
※デバックモード
シナリオ、団体戦モード時は2人のキャラの顔のアップの時、対戦ではステージセレクトの時に、A、X、Rボタンを同時に押し。隠しキャラの「八宝斎」はこのデバッグモードのみで使用可能。

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