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るろうに剣心 −明治剣客浪漫譚− 維新激闘編 |
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3D対戦格闘ゲーム/原作有/武器格闘ゲーム |
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(C) 和月伸宏/集英社・フジテレビ・ソニーピクチャーズ
(C) 1996 Sony Computer Entertainment Inc. |
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■私的レビュー/プレイ時間:やや短時間 |
週刊少年ジャンプに連載されていた大人気漫画作品「るろうに剣心
-明治剣客浪漫譚-」を、プレイステーションで3D対戦格闘ゲームにしたタイトル。開発はX68Kタイトルや、ZERO
DIVIDEシリーズで有名なZOOM(ズーム)。販売はSCE(ソニーコンピュータエンタテイメント)。開発元が高名なだけに、ソフトに対する期待度は非常に高かったのですが、これがプレイしてみるとやや残念な仕上がり。
まずグラフィックがあまり美麗とは言えません。原作のキャラクターの再現度、モデリング、そしてアクション、演出などいずれも及第点に届いておりません。また操作性もお世辞にも良いとは言えず、ボタンレスポンスがやや難。戦闘画面なども全体的に安っぽい雰囲気で、背景なども申し訳ないのですが、手抜きとしか表現のしようがありません。
基本操作は以下の通り。
操作 |
動作 |
□ or △ボタン |
ガード |
×ボタン |
小攻撃 |
○ボタン |
大攻撃 |
R1ボタン |
前転 |
L1ボタン |
後転 |
→ |
前進 |
← |
後退 |
→→ |
飛び込み |
←← |
飛び退き |
□+×同時押し |
投げ技 |
□+×同時押し |
(相手の投げに合わせて)投げ抜け |
↓+○同時押し |
ダウン攻撃 |
ガードはボタン形式で、前後移動には飛び込み、飛び退き以外に前転、後転が用意されているのが特徴的。前後転には、相手の攻撃を避けながら移動する特性がある為、前転しながら近づき攻撃をするというパターンが成立します。各キャラクターの必殺技は極めて簡素で、単純にボタンの連打や、レバー1方向+ボタンの組み合わせといった具合。入力が非常に簡易なので、初心者でも問題なく技が出せるようになっています。ただし、ボタンレスポンスが微妙ですので、慣れるまでに多少時間が掛かるかもしれません。
パッケージ裏に「スピーディーな戦いが楽しめます」とありますが、あまりそういう作りにはなっておりません。局所的にゲームスピードは上がりますが、全体的にゲームの流れは「ゆったり」ですね。
格闘ゲームとしてはやや残念な完成度ですが、収録されているアニメーションムービーの完成度は非常に高いです。当時放映されていた、テレビアニメと同じオープニングムービーが収録されていたり、ストーリーモードでも高画質のアニメーションが随時流れます。メモリーカードにプレイデータを保存しておけば、アニメーションはいつでも見れる仕様となっていますので、そういう意味でのファンサービスはそこそこ充実。
どちらかと申しますと、原作ファンの方がコレクションアイテムとして抑えておきたいソフトといったところでしょうか。
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■裏技・小ネタ |
▽隠しキャラ出現方法
・神谷薫
2P側からL1+左を押しながら対戦モードを選択する。
・斎藤一
1P側からL1+右を押しながら対戦モードを選択する。
・斬左
易か普でストーリーモードをクリア。対戦モードのキャラ選択画面で左之助にカーソルを合わせてSELECTを押しながら決定する。
▽隠しオプション
OPTIONの「ボタン設定」にカーソルをあわせて、SELECTを押しながら左を押す。
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■パッケージ画像 |
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■関連商品 |
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