凌奇艶武
RYOKI ENBU
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2D対戦格闘ゲーム/超鬼畜リョナ格闘ゲーム/2D格闘ツクール2nd.作品/リョナ/R-18
Windows 開発:StudioS 推奨度:− 頒布:2009/12/31 駿河屋通販 新品
CD-ROM 発行:StudioS 入手度:− 頒価:1,500円 駿河屋通販 中古
サークルリンク(18歳未満禁止)


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(C) 2009 StudioS All rights reserved.
■ゲーム概要
 主にアダルト・リョナ系のゲームを多数リリースされている同人サークル「StudioS」が発行した、超鬼畜リョナ格闘ゲームの第三弾でアスキー 2D格闘ツクール 2nd.作品。18歳未満禁止。ジャンル名にある「超鬼畜」は伊達ではなく、エロティックさを前面に押し出しながらも、残虐性、グロテスクさを全開で展開する超マニア向けゲーム。倒した相手を甚振(いたぶ)る、陵辱するといった演出が多分に含まれており、パラフィリアに近いサディズムがトコトンまで追求されている。
 同サークルの従来作品同様にゲーム性は高く、システムは良く練り込まれている。キャンセル必殺技を駆使した豪快なコンボの組み立てが可能な上、ループ要素を組み込んだ「コンビネーション」のシステムを採用し、全体的にスピーディで攻撃的なゲームとして仕上げられている。反面、画面端に追い込まれた際に発動可能な「裏周り(+背後蹴り)」、無敵時間を作り出す「バク転」、「ガードカウンター」の搭載による防御手段も豊富で、攻防のバランスを取ると共に、駆け引きの幅を広げている。

■ゲームシステム
 操作はレバー8方向+「パンチ」、「キック」、「投げ」の3ボタン式。基本操作は以下をご覧下さい。アダルト要素、リョナ要素が非常に強い2D対戦型格闘ゲーム。

 搭載されているゲームシステム
▼テンションゲージ
 攻撃を当てたり、ガードしたときに少しずつ蓄積されていくゲージ。MAXになると「CHANCE」状態となり、約10秒間「超必殺技」を放ったり、「自動反撃」、「自動受身」を発動したり、ガードカウンターが使用出来るようになる。超必殺技は「CHANCE」状態の間であれば何度でも発動が出来る。
▼コンビネーション
 本作の特徴のひとつで、通常技による連続コンボ。ループの要素が搭載されており、キャラクター毎に連携が大きく異なる。例えば美紀であれば「下パンチ×2→立パンチ×4→下パンチ×2…」という具合に繋げる事が可能。この存在により、非常に攻撃的なゲームとなっている。
▼スタンアタック
 ←+パンチボタンで発動する、相手を気絶させる攻撃。ヒットすると、相手は一定時間操作不能となる。必殺技キャンセルは出来ないが、ヒットかガード時であれば、ダッシュでそのモーションをキャンセル出来る。空振りすると隙が大きい。
▼ガード&避け
 様々なガードや避けモーションが存在しているのも特徴のひとつ。相手の出した攻撃に対し、こちらがとったガード行動(上段ガード・下段ガード)によってモーションが変更される。相性の良いガード行動をとった場合、相手の攻撃を避けて、その隙に容易に反撃を加えると言った事が可能となっている。
▼ダッシュ
 相手の方向に素早くレバーを2回入れる事で素早く移動するダッシュが発動。一定距離を素早く進むので、正確には「ステップ」に近い。ダッシュ後半は通常技でキャンセルが可能(ダッシュ攻撃が可能)。
▼バク転
 相手と反対の方向に素早くレバーを2回入れる事で、バク転をしながら相手と距離をとる。バク転中は無敵。
▼裏周り
 画面端に追い込まれた際に、画面端側にレバーを素早く2回入れる事で、三角跳びの要素で相手の裏に回る。裏周り中にパンチかキックの攻撃ボタンを押すことで、背後蹴りを発動。相手を飛び越えながら、背中に攻撃を加える事が出来る。

■私的レビュー/プレイ時間:やや短時間
 同人サークル「StudioS」が発行した、アダルト・リョナ・鬼畜な2D対戦型格闘ゲーム。ゲームジャンルとして「超鬼畜リョナ格闘ゲーム」と掲げられている通り、非常にエロティック且つ、非情に鬼畜。倒した相手にも情け容赦の無い攻撃を加える徹底した残虐振りから、好き嫌いがハッキリと別れるゲームです。

 基本的に3本勝負、2本先取制。2本取られた相手は「戦意喪失状態」となって闘技場に留まります。勝者は戦意喪失状態の相手を、体力が無くなるまで攻撃。男性キャラ(牙)が女性キャラを倒していた場合は、陵辱する事も可能となっています。そして「戦意喪失状態」の相手の体力ゲージが無くなると、更に「気絶状態」となり、そこからフィニッシュ技で「トドメ」となります。ダメージを受けているときの悲鳴、嗚咽、打撃音が恐ろしくリアルで、それを聞いているだけでも恐怖を感じるほど。嘔吐、失禁等の演出に加え、気絶したときの表情・傷・痣も良く描き込まれており、目と耳の両方でその残虐性を感じることが出来ます。
 もう戦意を失っている相手をボコボコにするという行為は、想像していた以上に心苦しく、本当に胸が痛みます。例えゲームであったとしても、これが相当にキます(笑)。正直、この時点でかなりプレイヤーを選ぶゲームと言えるでしょう。

 同サークルの従来作品通りにゲーム性は高く、ループ要素を搭載した「コンビネーション」、キャンセル必殺技・超必殺技を駆使した豪快なコンボが多数存在し、攻撃要素の比率が高いゲームとして仕上がっています。特にコンボの爽快感は特筆モノで、例えば「まなみ」の場合「飛び込み→立パンチ×4(コンビネーション)→対空必殺技→(空中コンボ)立パンチ×4(コンビネーション)→超必殺技」といった具合で、簡単に二桁台の連携が組めます。見た目にも鮮やかな連続技が決まった時は本当に気持ちが良いですね。
 防御の要素も充実しており、長い無敵時間を持つ「バク転」、テンションゲージMAX時に発動可能な「ガードカウンター」、「自動反撃」が搭載。これにより攻防のバランスを取っています。またガード、避けモーションが複数搭載されているのも特徴的。特定の攻撃に対して、上段でも下段でもガードは可能でありながらも、より有利なガード方法というものが存在する…という工夫がなされており、この辺りの駆け引きを含めたゲームバランス構成には目を見張るものがあります。

 グラフィックは非常に美しく、アニメーションパターンも豊富。技の演出・エフェクトも綺麗で、スムーズに動くキャラクターを動かしているだけでも面白いですね。美麗なグラフィックで活き活きと動く女性キャラクターを、サディスティックに甚振(いたぶ)る…という行為に価値を見出せる方であれば、至高のゲームと言えるかもしれません。ただし、現実と虚構に対して厳密に線引きが出来るプレイヤーに限ります。
 繰り返しますが、ゲーム性は非常に高く、格闘ゲームとしての完成度は上々。格闘ゲームの面白さを、確りと「判っている」方が作成された作品でしょう。ただしサディスティック、アダルティな要素が強過ぎるので、そういうジャンルが苦手な方にはお勧め出来ません。本当にマニア向けのタイトルです。

■基本操作
行動 操作 行動 操作
パンチ Aボタン ダウン受身 ダウン攻撃くらい中にAボタン
キック Bボタン ダウン回避 ゲージMAX中にダウン
投げ Cボタン ガードカウンター ゲージMAX時ガード中
簡易必殺技 Dボタン オート反撃 ゲージMAX時ガード
簡易奥義 Eボタン スタンアタック +Aボタン
ダッシュ 裏周り 画面端で
バク転 背後蹴り 裏周り中にA or Bボタン
■登場キャラクター
キャラクター キャッチフレーズ キャラクター キャッチフレーズ
美紀 疾風迅雷流 まなみ 流星双棍術
幻魔流忍術くノ一 カズミ 喧嘩×総合格闘技
カラテ界の狂い狼
■関連ソフト
   

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