セイバーマリオネットJ バトルセイバーズ
Saber Marionette J BATTLE SABERS
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3D対戦格闘ゲーム/原作有/キャラクターゲーム
PS 開発:トムクリエイト 推奨度:− 発売:1997/03/28 amazon通販
CD-ROM 販売:バンダイビジュアル 入手度:B 定価:6,800円
PS 開発:トムクリエイト 推奨度:− 発売:1997/03/28 amazon通販
CD-ROM 販売:バンダイビジュアル 入手度:B 定価:7,800円
初回限定版 DOKIDOKI 乙女箱 同梱パック
■公式リンク

(C) あかほりさとる・ねぎしひろし・ことぶきつかさ・角川書店
/バンダイビジュアル・創通エージェンシー・テレビ東京
■私的レビュー/プレイ時間:短時間
 あかほりさとる氏、ねぎしひろし氏原作の人気アニメ&小説「セイバーマリオネットJ」を3Dポリゴン格闘ゲーム化したタイトル。
 登場キャラクターには、原作でもお馴染みの「ライム」、「チェリー」、「ブラッドベリー」、「ティーゲル」、「ルクス」、「パンター」の6人に加え、ことぶきつかさ氏デザインの、ゲームオリジナルキャラ「アップル」が参戦。その他「梅幸」、「玉三郎」もボスキャラクターとして登場します。これらのキャラクターが3Dポリゴンでモデリング化。グラフィックのクオリティは高いとは言えませんが、マリオネットのデザインとポリゴンモデリングの相性が思いのほか良く、見た目やゲームの雰囲気は悪くありません。当時の他の3Dポリゴン格闘ゲームと比較すれば、かなり良い方でしょう。

 しかし格闘ゲームとしての完成度ですが、これはやや残念な仕上がり。「所詮キャラゲー」で断罪されてしまっても仕方の無いレベルでしょうか。単なる3D格闘ゲームではなく、「パーツセレクト」、「乙女回路システム」といったオリジナル要素を搭載しているところは評価に値するのですが、それらを使いこなす為に必要なゲームの骨子部分がやや雑な造りに感じます。
 一部の飛び道具系の必殺技が極めて強く、ゲームバランス、キャラクターバランスはお世辞にも良いとは言えません。コマンドの受付も独自の癖がある上に、先行入力を受け付けていない所為か、なかなかにシビア。初心者の方が上手く操作出来るようになるには相当の時間を要すると思います。ゆったりしているゲームスピードも、モッサリ感、閉塞感を呼び起こす結果となっています。

 開き直ってキャラクターゲームとして見ますと、そこそこ良作といったところでしょうか。2Dグラフィック部分はとても綺麗ですし、豪華な声優陣が演じる台詞や、ゲーム中の演出などもポイントが高いです。
 当時放映されていたアニメーションのオープニングが、そのままムービーとして収録されていたりするなど、原作ファンの方には嬉しい内容となっています。DOKIDOKI乙女箱(ミニフィギュア等)が付属した初回限定版が発売されたりと、ファンアイテムの印象が強いタイトルですね。
 ・・・花形君のファンの方は、ローディングの画面で思わず頬が緩むことでしょう。

 原作ファンの方が、グッズの一環として購入するのはお勧め。それ以外の方はスルー推奨といったところでしょうか。

■裏技・小ネタ
▼電撃技 使用方法
 パーツセレクト画面でR2、L2、R1、L1を3回繰り返し入力。
▼梅幸・玉三郎 使用方法
 マリオネットセレクト画面でL1、R1、L2、R2を3回繰り返し入力。

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