頂上決戦 最強ファイターズ
SNK vs. CAPCOM
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ミニキャラ2D対戦格闘ゲーム/バーサスシリーズ
NGP 開発:SNK 推奨度:− 発売:1999/12/22 amazon販売
カートリッジ 販売:SNK 入手度:B 定価:4,300円
NGP 開発:SNK 推奨度:− 発売:2001/08/02 amazon販売
カートリッジ 販売:SNK 入手度:C 定価:2,800円
※廉価版
■公式リンク

(C) SNK1999 (C) CAPCOM CO.,LTD.1999 ALL RIGHTS RESERVED.
■私的レビュー/プレイ時間:やや長時間
 夢の対決と言われていた、メーカー対メーカー「SNK vs CAPCOM」が、ネオジオポケットで実現したと言うソフトです。人気カプコンキャラが、ネオジオポケット用に、見事に書き起こされ、絶妙なマッチングを生み出した、名作の一本です。KOF、餓狼、龍虎、侍魂、月華、ストII、ストZERO、ヴァンパイア・・・SNKサイド、CAPCOMサイドとも、登場キャラクターのセレクトもなかなかバランス良く、評判の良い作品ですね。
 ネオジオポケットタイトルなので、当然ミニキャラ格闘ゲームなのですが、相変わらずの完成度の高さで、操作性、ゲーム性、爽快感の高さはかなりのものです。ゲームシステムもなかなか良く出来ていて、下記の3つの中から選択して戦えるようになっています。

●アベレージスタイル
攻撃することでゲージが溜まり、超必殺技かLV2超必殺技が使える万能型スタイル。個人的には、超必殺技のレベル打ち分けが厳しいので、苦手なスタイルです・・・。
●カウンタースタイル
パワー溜めによって、ゲージを増加させ、攻撃力アップ&超必殺技を使えるようにするタイプ。攻撃避けから、カウンター攻撃を出せるなど、「KOF'95」に限りなく近いシステム。たまにクリティカルが出るのも特徴。唯一、ダウン回避が出来ないスタイルなのが残念。
●ラッシュスタイル
チェーンコンボでパワーゲージを溜め、3つまでストック可能。攻撃力は低い代わりに、ストックがある限り、いつでも超必殺技が使えるテクニカルスタイル。3スタイルの中で、唯一、ダッシュ(レバー押しっぱなしで走りっぱなし)システムがあるので、個人的に一番愛用しているモードです。

 各システム毎に、色々な遊び方が出来るので、やり込み甲斐がありますね。SNKファンのみならず、カプコンのゲームが好きな人でも十分に楽しめる作りになっていると思います。

 トーナメントモードは、「シングル」、「タッグ」、「チーム」の3パターンから選んで戦えます。
●シングル
標準的な、1対1の対戦スタイル。設定された本数を取得したほうが勝利。
●タッグ
二人一組で戦うスタイル。戦いながら、タッチ交代が出来るのが、最大の特徴。恐らく、このゲームで一番楽しく戦えるモードだと思います。
●チーム
三人一組の、いわゆる「KOF」スタイル。戦う順番を決め、勝ち抜いていく形式です。

 各キャラクターには固定のベストタッグパートナーが存在し、ストーリーに関わってきます。不知火舞&春麗「格闘クイーンコンビ」、テリー&ケン「アメリカン・ヒーローズ」など、実に納得のできる組み合わせから、リョウ&ダン「やめて!お兄ちゃんズ」、ユリ&バレッタ「二重人格コンビ」など、なんだかなー思えてしまうようなものまで様々で面白いですね。・・・最初、ナコルル&モリガンって、一体どういう組み合わせなのかと、かなり悩んだり、「おしおき(はぁと)コンビ」の文字を見てようやく納得したり(笑)。

 さらにこのゲームの特徴として、オリンピックモードというミニゲームが充実しています。サバイバル、タイムアタック、ファーストブラストなどの、格闘ゲーム要素を使った基本的なお遊び要素をはじめとして、「ターゲット9」というシューティングゲームや、「キャットウォーク」というダンス競技など、なかなか凝ったオリジナルゲームなどが搭載されていて、格闘ゲームに飽きても、違った遊びが楽しめるようになっています。至れり尽くせり・・・という感じの作りですね。

 音楽も、それぞれのキャラクターの代表的な曲を聞くことが出来て、なかなか良い感じです。また、従来のネオポケソフトに比べて、CPUがなかなか強く、コンピュータ戦も長く遊べますね。総合的に、大変お買い得感のあるゲームです。ミニキャラ格闘ゲームドリームマッチとして、大変に評価の高い作品。ネオジオポケットを購入した方は、是非揃えておきたい作品の一本です。

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