鉄拳
TEKKEN
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3D対戦格闘ゲーム/3D格闘アクション
System11 開発:ナムコ 推奨度:− 稼働:1994/12/??
AC基盤 販売:ナムコ 入手度:− 定価:−円
System11 開発:ナムコ 推奨度:− 稼働:1994/??/??
AC基盤 販売:ナムコ 入手度:− 定価:−円
Version.B
System11 開発:ナムコ 推奨度:− 稼働:1994/??/??
AC基盤 販売:ナムコ 入手度:− 定価:−円
Version.C
PS 開発:ナムコ 推奨度:− 発売:1995/03/31 amazon通販
CD-ROM 販売:ナムコ 入手度:B 定価:5,800円
PS 開発:ナムコ 推奨度:− 発売:1997/03/28 amazon通販
CD-ROM 販売:ナムコ 入手度:B 定価:2,800円
PlayStation The Best 鉄拳
PS2 開発:ナムコ 推奨度:A 発売:2005/03/31 amazon通販
DVD-ROM 販売:ナムコ 入手度:A 定価:6,800円
鉄拳5に収録
PS2 開発:ナムコ 推奨度:A 発売:2005/07/21 amazon通販
DVD-ROM 販売:ナムコ 入手度:A 定価:3,800円
ナムコレクションに収録(プレイステーション版 準拠)
PS2 開発:ナムコ 推奨度:A 発売:2005/11/02 amazon通販
DVD-ROM 販売:ナムコ 入手度:A 定価:2,800円
鉄拳5 PlayStation 2 the Bestに収録
PS3/PSP 開発:ナムコ 推奨度:− 発売:2006/11/22 amazon通販
DL 販売:SCE 入手度:− 定価:600円
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(C) 1994 NAMCO LTD., ALL RIGHTS RESERVED.
■レビュー執筆:黄金の息子様/プレイ時間:かなり短時間
 1994年末に稼働した、3D格闘ゲーム「鉄拳」シリーズの礎となる作品です。この時期はセガの同じく3D格闘ゲーム「バーチャファイター2」が大ヒットした時期であり、それに負けじと濃いキャラクター、斬新なシステムを引っさげてアーケード界に参戦したものの、稼働当初はその濃さと斬新さ故の敷居の高さから色モノとして扱われていたようです。
 プレイステーションに移植してから認知度が上がり、続編の「鉄拳2」が稼働する結果となり、そして家庭用に移植された「鉄拳2」が大ヒットした、という経緯を持ちます。故に鉄拳シリーズが流行り始めたのは「鉄拳2」以降であり、この「鉄拳」(初代)はお世辞にも流行ったとは言いにくいゲームです。ですが今も多くのプレイヤーに愛されている鉄拳シリーズの基礎を組んだ作品であり、そこに敬意がないと言えば嘘になるでしょう。

 先ほど申し上げた斬新なシステムの解説をしたいと思います。
 まず「ボタンが四肢に対応させたもの」であると言うこと。このシステムは当時主流であったPKボタン方式(勝手に命名)とは一線を画したものであり、単純に斬新であると言うこと以上に、このシステムによってプレイヤーは「キャラクターを操作している感覚」と言うものを他の格闘ゲームよりも感じることが出来たのでした。

 バーチャファイターと一線を画すのが「起き攻めのシステム」でしょう。ダウン中にも起き上がり攻撃中にも無敵時間が全く存在しないという仕様上、ダウン側は起き攻め側の攻めを読み切らないと、「死ぬまで起きられない」というのも珍しくありません。加えて、今のシリーズよりも受け身が無い、など起き上がる側の選択肢も少ないので、今作はシリーズ中最も「起き上がり攻防の緊張感に秀でている」と言ってもいいかもしれません。

 他にも特徴的だったのが、壁が存在しない「無限フィールド」の採用でした。起き攻めの理不尽はありますが、リングアウトの理不尽さはありませんでした。背景は世界各国の名所を思わせる風景であり、開放感に満ち溢れています。また「ガード不能技」、「10連コンボ」の存在も鉄拳を鉄拳たらしめたシステムと言ってもいいでしょう。

 家庭用移植では基盤がPSと互換性が高かったため、ほぼ完璧といえる移植を達成しました(それでも少し違いがあるそうです)。また家庭用ではアーケードでは使用出来なかった中ボスキャラクターとボスである平八の使用が可能になり、また各デフォルトキャラクターにEDムービーの追加、PSオリジナルOPムービーの追加、ロード時間中に出来るミニゲームの「ギャラガ」等、家庭用が売れたのは必然だったのかもしれません。まあ、「家庭用に不可要素をつける」という暗黙の了解を作ってしまったという意味では、このゲームは罪作りなゲームなのかも知れません(笑)。

 もったいぶってからの評価となりますが、やはり現在のシリーズと比べると何もかもが見劣りしてしまうので、面白いとはいえません。鉄拳の礎を築いたということで、聖地巡礼の感覚でプレイするといいでしょう。ジャックの声なんて変わっていません(笑)。また、現シリーズと比べるとボタンレスポンスが悪いのが一番厳しいですかね・・・ですが当時はかなり快適な操作感だったらしいです。

 現在このゲームはアーケードではプレイが難しいかと思われますので、プレイしたいという方はPSの家庭用か、PS2の「鉄拳5」の「アーケードヒストリーモード」でプレイして下さい。ちなみにアーケードヒストリーモードの方はアーケードの完全移植です。中ボス等のキャラクターは出すことが出来ないので予めご了承下さい。

■小ネタ
□プレイ中にアーケードならスタートボタン、家庭用ならセレクトボタンで俯瞰視点のカメラになります。複数回押せば元に戻ります。鉄拳2以降はありません。
□アーケード版には永久コンボが幾つかあります。

■裏技・家庭用の隠し要素
■中ボス出現方法:各デフォルトキャラでアーケードをクリアすると、キャラにに応じた中ボスが出現します(中ボスキャラクターにはEDムービーがありません)。
 三島一八→リー・チャオラン
 マーシャル・ロウ→ワン・ジンレイ
 ポール・フェニックス→クマ
 ニーナ・ウィリアムズ→アンナ・ウィリアムズ
 キング→アーマーキング
 ミシェール・チャン→厳竜
 吉光→州光
 JACK→P・JACK

■三島平八使用方法
 どのキャラクターでもいいのでアーケードモードをノーコンティニュークリア。ちなみに平八でアーケードモードをプレイした場合、敵は全て中ボスとなります。また最終ボスはデビルカズヤとなります。

■デビルカズヤ使用方法
 起動時のミニゲームである「ギャラガ」を全8面クリアすると出現(コンティニューは1回以内)。一八にカーソルをあわせスタートボタンで使用出来ます。ただしギャラガは以下の裏技を使用せずのクリアが条件です。またアーケード版では一八をキックボタンで選択した時に256分の1の確率で使用可能です。デビルカズヤは通常の一八より腕のリーチが若干長いです。

■ギャラガでデュアルファイター
 起動時に2P側のコントローラーで「↑・L1・△・×」押しっぱなしで簡易的にデュアルファイターになることが出来ます。この簡易方法と用いてクリアしてもデビルカズヤは使用出来ません。しかし、ステージを18.5sec以内にクリアするか、無駄な弾を5発以内でステージをクリアすると次のステージからデュアルファイターになり、この方法でのクリアならデビルカズヤは使用可能になります。

■ギャラガのコンティニュー
 ゲームオーバーになったときにセレクトボタンでコンティニュー出来ます。デビルカズヤの使用条件は1回以内です。

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