■ゲーム概要 |
ナムコの人気3D対戦型格闘ゲーム「鉄拳」シリーズの正統派続編で、ナンバリング4作品目。アーケード版はSYSTEM246基板を採用。コンシューマではプレイステーション2へ移植された。空中コンボの難易度が上がり、強力な連続技が抑え目になっているほか、「壁」や「壁コンボ」、「ポジションチェンジ」、「アンジュレーション(地形の高低差)」など新しい要素が多数導入されている。
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■ゲームシステム |
操作はレバー8方向+「左パンチ」、「右パンチ」、「左キック」、「右キック」の4ボタン式。基本操作は以下を参照。
■ゲームシステム
▼攻撃の種類
・上段攻撃
立っている相手にヒットする。相手がしゃがんでいると当たらず、立ちガードされているとダメージを与えられない。ジャンプして飛び込んでくる相手にもヒットさせることができる。
・中段攻撃
立っている相手としゃがんでいる相手の両方にヒットする。立ちガードをされていると、ダメージを与えられない。空中に浮かんでいる相手にもヒットさせることができる。
・下段攻撃
立っている相手としゃがんでいる相手の両方にヒットする。しゃがみガードをされているとダメージを与えられないほか、ジャンプで避けられることもある。
▼アンジュレーション(段差)
地形の高低差(段差)により、平地であればヒットするはずの攻撃がヒットしなかったり、逆にヒットしないはずの攻撃がヒットしたりする。大抵の場合、相手より高い位置にいるときは追い打ち攻撃を当てにくく、相手より低い位置にいるときは追い打ちを当てやすくなる。
攻撃のヒット・回避
▼ポジションチェンジ
相手を押して位置関係を替える技。方向キーと組み合わせで相手を押す方向が変わる。ポジションチェンジ自体は相手にダメージを与えることが出来ないが、壁際に追い詰められたときなどに、相手の追撃をかわしたり、逆に相手を壁際に追い詰めたりするのに有効。
▼ガード不能技
各キャラクターには、特定のコマンドを入れるとガードすることができない必殺技を出すことができる。
▼クリーンヒット
技が相手に深く当たると、クリーンヒットとなり、通常の技より大きなダメージを与えられる。ただし、全ての技がクリーンヒットするわけではなく、各キャラクターのクリーンヒット対応技(可能な技)を至近距離で当てなくてはならない。
▼カウンターヒット
相手が打撃技を仕掛けてきたときに打撃技で迎え撃つと、カウンターヒットとなり、通常よりも大きなダメージを与えることができる。カウンターヒットが決まると、相手がダウンしたり、よろけたりするので、その後の攻撃をつなげやすくなる。
▼投げ抜け
相手の投げにつかまった瞬間にタイミングよくボタンを押すと、投げ技から抜けることができる。なお、背面投げから抜けることはできない。
▼返し技
キャラクターの中には、相手が仕掛けてきたときに、その攻撃をかわすと同時に、反撃技を繰り出すことができるものがいる。ただし、かわせる技は一部を除く上・中段攻撃のみで、タイミングによっては失敗することもある。
▼上・中段さばき
一部のキャラクターのみ、相手の上・中段攻撃を受け流すことができる。これに成功すると相手の隙をついて、すばやく攻撃を仕掛けることができる。
▼下段さばき
すべてのキャラクターが使用可能なさばき。タイミングよく方向キーを入れると、下段攻撃を受け流すことができ、成功すると相手に隙をつくることができる。
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■私的レビュー/プレイ時間:短時間 |
ナムコの代表作「鉄拳」シリーズの第4作品目。グラフィックは引き続き、非常に美麗で、シリーズの特徴である滑らかなモーションも健在。操作性の高さも継承されており、ゲームとしての完成度は非常に高いです。従来のナンバリングでは、連続技・コンボが非常に強く、それこそ一度浮かされてしまったら「オシマイ」のイメージがありましたが、本作ではその部分を大々的に修正。浮きの時間が短縮され、強力な空中コンボが成立し難くなりました。その分、読み合いの要素が強くなり、駆け引きの回数が増えました。反面、連続技の弱体化により、爽快感がやや削がれた形式となり、一部の鉄拳ゲーマーからは厳しい評価を受けた作品と言えるかもしれません。
確かに、鉄拳シリーズの中ではやや異色な存在ではあるかと思われますが、個人的にはこのバランスも好きでした。コンシューマでは、プレイステーション2において、二度も廉価版(Best版)が発売されていますので、格闘ゲーマーであれば是非抑えておきたい作品だと思います。
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■裏技・小ネタ |
▼隠しキャラ出現方法
各ゲームモードを同じキャラを使わずにクリアーしていく。クリアするごとに、下記のキャラクターが使用可能となる。
1回目 風間 仁
2回目 ヴァイオレット
3回目 ニーナ
4回目 レイ
5回目 ブライアン
6回目 ジュリア
7回目 クマ&パンダ
8回目 平八
9回目 コンボット
▼コンパチキャラクターについて
・エディ・ゴルド使用方法
クリスティでストーリーモードをクリア後に、クリスティを△で選択する。性能はクリスティと同じ。
・制服シャオユウ使用方法
シャオユウでストーリーモードをクリア後に、シャオユウを△で選択する。性能は同じ。
・ヒラノ ミハル使用方法
シャオユウでストーリーモードをクリア後に、シャオユウを○で選択する。性能はシャオユウと同じ。
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■プレイ動画 |
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■基本操作 |
行動 |
操作 |
行動 |
操作 |
左パンチ |
□ボタン |
走る |
or 押しっぱなし |
右パンチ |
△ボタン |
タックル |
3歩以上走って相手にぶつかる |
左キック |
×ボタン |
ガード不能タックル |
4歩以上走って相手にぶつかる |
右キック |
○ボタン |
ランチョップ |
3歩以上走って□+△ボタン |
前進 |
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ダッシュスライディング |
3歩以上走って○ボタン |
後退 |
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ボタン受け身 |
× or ○で手前側、□ or △で奥側 |
しゃがみ |
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レバー受け身 |
で後転、でクイック受け身 |
しゃがみ前進 |
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壁受け身 |
× or ○で手前側、□ or △で奥側 |
ジャンプ |
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基本投げ |
○+△ or ○+△ |
小ジャンプ |
みじかく |
入れ替えポジションチェンジ |
□+× or □+×+ |
横移動手前側 |
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奥方向ポジションチェンジ |
□+×+ |
横移動奥側 |
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手前ポジションチェンジ |
□+×+ |
ステップイン |
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押し込みポジションチェンジ |
□+×+ |
ステップアウト |
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ポジションチェンジ抜け |
相手が仕掛けた瞬間に□ボタン |
投げ抜け |
△ |
返し技 |
相手の攻撃に合わせて△+○ |
左右投げ投げ抜け |
□ or △ |
返し技 |
相手の攻撃に合わせて□+× |
踏みつけ攻撃 |
4歩以上走る |
上・中段さばき |
△+□ or ○+× |
ダウン攻撃 |
△ |
下段さばき |
相手の下段攻撃に合わせて |
※表記はプレイステーション2版準拠 |
■登場キャラクター |
キャラ名 |
声優 |
キャラ名 |
声優 |
三島 一八 |
篠原 まさのり |
スティーブ・フォックス |
ギデオン・エメリー |
クレイグ・マードック |
ウォルター・ロバーツ |
クリスティ・モンティロ |
不明 |
ポール・フェニックス |
エリック・ケルソー |
マーシャル・ロウ |
不明 |
凌 暁雨(リン・シャオユウ) |
冬馬 由美 |
キング |
不明 |
花郎(ファラン) |
森川 智之 |
吉光 |
関 智一 |
風間 仁 |
千葉 一伸 |
ヴァイオレット |
不明 |
ニーナ・ウィリアムズ |
リーソル・ウィルカーソン |
レイ・ウーロン |
石丸 博也 |
ジュリア・チャン |
鶴 ひろみ |
ブライアン・フューリー |
デビット・シャフリ |
クマ(パンダ) |
不明 |
コンボット |
不明 |
ボスキャラクター |
三島平八 |
郷里 大輔 |
キャラクター別モデリング 美晴→暁雨 エディ→クリスティ |
平野美晴 |
藤巻 恵理子 |
エディ・ゴルド |
ロジャー・グレイグ・スミス |
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■関連書籍 |
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