トバル ナンバーワン
TOBAL No.1
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3D対戦格闘ゲーム/360°全方向フリーバトル
PS 開発:ドリームファクトリー 推奨度:− 発売:1996/08/02 販売:約66万
CD-ROM 販売:スクウェアソフト 入手度:A 定価:5,800円 amazon通販
PS 開発:ドリームファクトリー 推奨度:− 発売:2007/01/25 amazon通販
CD-ROM 販売:スクウェアエニックス 入手度:A 定価:1,500円
レジェンダリー ヒッツ トバル ナンバーワン
公式リンク

(C) 1996 SQUARE/DREAM FACTORY
Caracter:(C) 1996 SQUARE/DREAM FACTORY/バードスタジオ/集英社
■私的レビュー/プレイ時間:やや短時間
 スクウェアから発売された3D対戦格闘ゲームで、開発はドリームファクトリー。キャラクターデザインに漫画家・鳥山明 氏を起用し、幅広い層にアピール。加えて、大人気RPGシリーズ「ファイナルファンタジーVII」の体験版が付属されるということで、当時大きな話題となりました。プレイステーション初のファイナルファンタジー作品であった為にその期待度は極めて高く、格闘ゲーム本編よりも、その体験版を目的としてこのソフトを購入された方も少なからず居らしたようです。

 基本操作は以下の通り。
操作 行動
十字キー キャラクターの向きに関係なく、押した方向へ移動
△ボタン 上段攻撃
□ボタン 中段攻撃
×ボタン 下段攻撃
R1ボタン ガード
L1ボタン ジャンプ

 各ボタンに上段攻撃・中段攻撃・下段攻撃がそれぞれ割り当てられているのが特徴的ですね。ガードやジャンプもボタン操作となっており、操作に慣れるまでに多少時間が掛かるケースもあります。リングアウトを採用しているので、移動、間合いの計算は戦略上重要なファクターですね。
 方向キーの仕様の影響で、360度自由な方向へ空間移動出来るのも、このゲームのウリの一つ。本来の意味での3D対戦格闘ゲームと言えるかもしれません。

 更に特殊動作も比較的多彩なのが特徴。
ダッシュ 同じ方向キーを2回連続で押す
走る ダッシュ後、方向キーを押しっぱなし
走ってジャンプ 走り中にL1(ジャンプ)ボタンを押す
強上段攻撃 ガードボタンを押しながら上段攻撃ボタンを押す
強下段攻撃 ガードボタンを押しながら下段攻撃ボタンを押す
ワンツー攻撃 上段攻撃ボタンを2回連続で押す
ジャンプ昇り蹴り ジャンプと同時に上段攻撃か中段攻撃を出す
ジャンプ蹴り ジャンプ中に攻撃ボタンを押す
ダウン攻撃 ジャンプと同時に下段攻撃を出す

 その他、起き上がりにも360°方向を活かした方法があること、つかみから投げ技以外に、崩しや打撃に持っていけるなど、選択肢が幅広く用意されているのも見所でしょうか。

 グラフィックは当時の3D格闘ゲームとしては、比較的美麗。ゲーム全体のローディングが短めなのも嬉しかったですね。癖のありすぎるキャラクターデザインは、好みの分かれるところではあると思いますが、モデリングの完成度も高め。
 ただ演出という面ではあまり振るわず、ド派手なエフェクトやアクションは殆どありません。良く言えばストイック。悪く言えば地味。各キャラクターの技も、格好良いと思えるモーションがあまり無く、音声や効果音も迫力が薄く、正直なところあまりテンションを上げられない作品でした。3D格闘ゲームで重要な、駆け引きの部分はしっかりと作られているのですが、全体的に爽快感が低め。個人的にお気に入りのキャラクターを見出すことも出来ず、やり込まないタイトルとなってしまいました。

 最初の発売より10年以上経過した2007年に、レジェンダリー ヒッツとして廉価版が発売。しかし通常版は60万本以上を売り上げており、その市場出回り数の多さから、中古では実に安価で購入できるタイトルです。100円以下で購入出来る事もザラですので、興味のある方は手にとって見ても良いかもしれません。作り自体は非常に丁寧で、価格相応以上には楽しめると思います。

■裏技・小ネタ
◇クエストモードと隠しキャラクター
ダンジョン名 階層数 クリア後登場の隠しキャラ
プラクティス(レベル1) 全3層
エピソード1(レベル2) 全4層 Sノーク
エピソード2(レベル3) 全5層 ウーフー
エピソード3(レベル4) 全8層 ウダン
ウダンズダンジョン(レベル∞) 全30層 TORI(鳥山ロボ)

■パッケージ画像
LEGENDARY HITS 通常版
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