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V.G.II −姫神舞闘譚−
ヴァリアブル・ジオ 2
〜THE BOUT OF CABALISTIC GODDESS〜 |
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2D対戦格闘ゲーム/アダルト/R-18 |
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(C) 1994 戯画 |
■私的レビュー/プレイ時間:長時間 |
前作が良かったので、喜び勇んで買ったら騙されたという典型。期待しておりましたのに・・・。
「キャラが増えた」・・・これは非常に良い。
「超必殺技が追加」・・・これも非常に良い。
・・・しかし、ゲームがこれでは、どうしようもありません。
操作性が前作より悪くなり、コマンド受付が難解に。ゲーム全体のスピードやテンポが落ちているのに対し、先行受付が効きすぎて慣れるまで時間が掛かります。グラフィッククオリティは落ちて、ドット絵の粗さが目立ちます。
キャラクター毎のバランスもお世辞にも取れているとは言えず、必殺技及び通常技の性能差に開きがありすぎます。一部の投げ技、範囲技が大きく優遇されていて、とても対戦に向いているツールとは言えないでしょう。綿貫弓子の通常投げ、神無月の回転投げなど、ダウンした相手にも投げ判定が発生するので「投げ→ダウン→投げ→ダウン・・・」の繰り返しだけで勝てるという恐ろしい仕様に。
演出面でも大きくパワーダウン。一部のステージは凝って作られていますが、それでも無駄な演出が多すぎます。必殺技に残像が付く演出もマイナス点。なんでもかんでも、残像をつければ良いというモノではないです。残像つかないような動きにも残像がついてたりするので、かえって不自然です。キャラが増えたせいか、全体的に動きも極端に悪くなって・・・。
効果音も、爽快感よりも不快感を醸し出しますし、攻撃判定も甘甘(あまあま)。ダメージ計算の基準も、いまだに良くわかりません。
そのくせ、ゲームはメモリをやたらと消費したがり、パソコン側に相当なスペックを求める上に、CONFIG.SYSとの長い格闘に苦しめられることでしょう。もう少しユーザーのことを考えて、丁寧に作ってほしかったというのが本音です。
その後発売される、Windowsソフト「V.G. Perfect
Collection」にパワーアップキットが入っており、これを利用することでようやく遊べるゲームになります。
各キャラクター、戦闘前には、なかなか凝ったアニメーションが流れる。 |
敗者にはペナルティ。恐ろしい・・・。 |
本作にしか登場しない、神無月 輝美。
カンフー系の技を使いこなし、なかなかに格好良い。必殺投げが強すぎ・・・。 |
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■パッケージ画像/タイトル画像 |
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■関連商品 |
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■関連コスチューム |
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