V.G.II −姫神舞闘譚−
ヴァリアブル・ジオ 2
〜THE BOUT OF CABALISTIC GODDESS〜
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2D対戦格闘ゲーム/アダルト/R-18
PC-9801 開発:戯画 推奨度:− 発売:1994/11/25 駿河屋通販 3.5インチ
FD:7枚組 販売:戯画 入手度:C 定価:8,800円 駿河屋通販 5インチ
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(C) 1994 戯画
■私的レビュー/プレイ時間:長時間
 前作が良かったので、喜び勇んで買ったら騙されたという典型。期待しておりましたのに・・・。
 「キャラが増えた」・・・これは非常に良い。
 「超必殺技が追加」・・・これも非常に良い。
 ・・・しかし、ゲームがこれでは、どうしようもありません。

 操作性が前作より悪くなり、コマンド受付が難解に。ゲーム全体のスピードやテンポが落ちているのに対し、先行受付が効きすぎて慣れるまで時間が掛かります。グラフィッククオリティは落ちて、ドット絵の粗さが目立ちます。
 キャラクター毎のバランスもお世辞にも取れているとは言えず、必殺技及び通常技の性能差に開きがありすぎます。一部の投げ技、範囲技が大きく優遇されていて、とても対戦に向いているツールとは言えないでしょう。綿貫弓子の通常投げ、神無月の回転投げなど、ダウンした相手にも投げ判定が発生するので「投げ→ダウン→投げ→ダウン・・・」の繰り返しだけで勝てるという恐ろしい仕様に。

 演出面でも大きくパワーダウン。一部のステージは凝って作られていますが、それでも無駄な演出が多すぎます。必殺技に残像が付く演出もマイナス点。なんでもかんでも、残像をつければ良いというモノではないです。残像つかないような動きにも残像がついてたりするので、かえって不自然です。キャラが増えたせいか、全体的に動きも極端に悪くなって・・・。
 効果音も、爽快感よりも不快感を醸し出しますし、攻撃判定も甘甘(あまあま)。ダメージ計算の基準も、いまだに良くわかりません。

 そのくせ、ゲームはメモリをやたらと消費したがり、パソコン側に相当なスペックを求める上に、CONFIG.SYSとの長い格闘に苦しめられることでしょう。もう少しユーザーのことを考えて、丁寧に作ってほしかったというのが本音です。
 その後発売される、Windowsソフト「V.G. Perfect Collection」にパワーアップキットが入っており、これを利用することでようやく遊べるゲームになります。


各キャラクター、戦闘前には、なかなか凝ったアニメーションが流れる。

敗者にはペナルティ。恐ろしい・・・。

本作にしか登場しない、神無月 輝美。
カンフー系の技を使いこなし、なかなかに格好良い。必殺投げが強すぎ・・・。
■パッケージ画像/タイトル画像
■関連商品
   
■関連コスチューム
   

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