WEAPON LORD
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2D対戦格闘ゲーム/海外タイトル/残虐演出
SNES 開発:VISUAL CONCEPTS 推奨度:− 発売:1995/09/??
カートリッジ 販売:US namco 入手度:− 定価:−円
Genesis 開発:VISUAL CONCEPTS 推奨度:− 発売:1995/??/??
カートリッジ 販売:US namco 入手度:− 定価:−円
■公式リンク

WEAPON LORD TM AND COPYRIGHT 1995
NAMCO HOMETEK, INC. ALL RIGHT RESERVED.
■私的レビュー/プレイ時間:やや短時間
 とにかく最初から最後までダーク。一筋の光も見えないぐらいに真っ暗。絶望しか残っていない世界観。そんな雰囲気の格闘ゲームです。販売はUSナムコで、海外のみ販売されているタイトルです。
 キャラクターは全員、相手を殺す事しか考えていないような猛者ばかり。目が血走っていたり、歯がむき出しだったり、形相が凄いです。もう人間というよりも、野獣に近いですね。マトモな理性が残ってないといった印象。酷い言い方かもしれませんが、そういうコンセプトの作品のようなので・・・。

 演出も、まさに目を覆わんばかり。リアリティのある血がドバドバ吹き出し、フィニッシュに首を掻き切ったり、飛んだ首がまた血しぶきを上げたりと、見ていてかなり気持ち悪いです。ドット絵でここまでするのはある意味賞賛に値しますが・・・。勝負がついた後に、わざわざ殺した相手の首を刎ねたり、内蔵を破壊したりと、野蛮なことこの上ありません。こういうのは、好きな方は好きなのでしょうけれども、個人的にはちょっとパス・・・。

 ボタンは6ボタン式。操作系統もスタンダードなので、普通に格闘ゲーマーの方には取っ付きやすいです。また、操作性はかなり良い方。若干、ボタンレスポンスが遅めなのが気になりますが、ゲームのプレイには一切支障無いレベル。コマンド受付も、そこそこスムーズですね。

 CPUは殺人的に強いです。デフォルトの難易度では、相当に格闘ゲーム慣れしている方でも、最初は2、3人倒すのが精一杯ではないでしょうか。反応速度の速さと、何より攻撃の割り込みが上手すぎるのには舌を巻きます。流石、アメリカンクオリティ。簡単にクリアできるゲームをリリースすると、顧客に訴えられるだけはあります。

 単純に格闘ゲームとしての完成度は、そこそこ高いのですけど、ダークでバイオレンスな世界観と、とにかくトンデモないレベルに達している残虐描写の影響で、プレイする人を選ぶ作品だと思います。戦いの残酷さや、恐怖をこれでもかと、凝縮しているタイトルなので、覚悟の有る方だけプレイしてみて下さい。
 美しさも華麗さも全く無い世界。ただあるのは、殺しあう人間の汗と血と肉体と狂気だけ。こんな格闘ゲームもあるのですね。・・・個人的には、購入したのではなくて、借りることが出来たことが幸いでした・・・。

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