イー・アル・カンフー ファミリーコンピュータ版
Yie Ar Kung-Fu for Family Computer
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2D格闘ゲーム/格闘ゲームの原点
FC 開発:コナミ 推奨度:− 発売:1985/04/22
カートリッジ 販売:コナミ 入手度:B 定価:4,500円
MSX 開発:コナミ 推奨度:− 発売:1985/??/??
カートリッジ 販売:コナミ 入手度:− 定価:−円
※ファミリーコンピュータ版準拠仕様
PS 開発:KCE東京 推奨度:− 発売:1997/11/20 amazon通販
CD-ROM 販売:コナミ 入手度:− 定価:4,800円
コナミアンティークスMSXコレクション Vol.1に収録
SS 開発:KCE横浜 推奨度:− 発売:1998/07/23 amazon通販
CD-ROM 販売:コナミ 入手度:− 定価:3,800円
コナミアンティークスMSXコレクション ウルトラパックに収録
Wii 開発:コナミ 推奨度:− 発売:2008/01/08 amazon販売
DL 販売:コナミ 入手度:− 定価:500円
Wii バーチャルコンソール
Wii U 開発:コナミ 推奨度:− 発売:2014/09/17 amazon販売
DL 販売:コナミ 入手度:− 定価:476円
Wii U バーチャルコンソール (FC版)
Wii U 開発:コナミ 推奨度:− 発売:2015/01/14 amazon販売
DL 販売:コナミ 入手度:− 定価:762円
Wii U バーチャルコンソール (MSX版)
バーチャルコンソール公式リンク

(C) 1985 KONAMI
■私的レビュー/プレイ時間:長時間
 アーケードからの移植作。形式として、最も元祖・格闘ゲームと呼ぶに相応しいタイトルといえます。パンチ、キック、ジャンプといったアクションが、現在の格闘ゲームと操作系統が全く同じで、更に体力ゲージシステムを導入しています。攻撃も、ジャンプ攻撃、立ち攻撃、下段攻撃などの撃ち分けが出来るところなど、現在の格闘ゲームに通じるところがありますね。唯一、決定的に異なるのは、ガードという概念がない事でしょうか。
 ちなみにこのファミコン版なのですが、アーケード版とは大分異なる形でリリースされました。まずキャラクターからしても、11人いた敵キャラが、スリム化されて5人に。アーケードから引き続き登場しているキャラクターはいますけれども、名称が一新されています。

 敵キャラは全部で5人。
 一人目 棒使い 「WANG」
アーケード版「POLE」が元と思われます。棒を持っている割には、特にリーチが長いというわけでもなく、普通に戦って勝てる相手。

 二人目 火吹き男 「TAO」
ファミコン版の完全オリジナル(?)。火を吹いて遠距離攻撃してくるのが特徴。ガードという概念が無いので、飛んできた火は通常技でかき消しましょう。

 三人目 鎖使い 「CHEN」
アーケード版「CHAIN」が元と思われます。常に鎖を回していて、たまに振り投げてきます。飛んできた鎖は、先端をクリーンヒットすることで、攻撃効果を打ち消すことが出来ます。

 四人目 手裏剣使い 「LANG」
ファミコン版の紅一点。アーケード版「STAR」が元と思われます。手裏剣をかなり連発してきます。飛び道具攻撃がもっとも強いキャラです。

 五人目 体術使い 「MU」
最後の敵。ヘッドスライディングの空中浮遊版で攻撃してきます。

 ・・・以上。スリム化されたとはいえ、個性的なキャラクターが残っており、ファミコン版独特の魅力が確立されています。
 ゲームの内容としては、ひたすら通常攻撃で相手の体力を削っていきます。パンチやキックの先端部分が、相手の体にクリーンヒットすることでダメージを与え、自分・相手共に体力ゲージは9ドット。どんな攻撃でも、ダメージは共通して1ですから、最初に9発ダメージを与えたほうの勝ちとなります。シンプルながら、格闘ゲームの資質である部分はしっかり抑えられているので、ゲームとしては十分楽しめるでしょう。

 残念なのは、対戦仕様になっていないことでしょうか。ですから「対戦格闘ゲーム」ではありません。このゲーム、二人対戦が出来たら、かなり面白かったと思うのですが。主人公のみならず、他のキャラクターも併せて使えると嬉しかったですね。

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