アームド・ファイター
Armed Fighter
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3D対戦格闘ゲーム/アーマー破壊格闘ゲーム
PS 開発:インテック 推奨度:− 発売:1999/03/04 amazon販売
CD-ROM 販売:バンプレスト 入手度:B 定価:1,800円
■公式リンク

(C) D&M'sK SYSTEM 1998
(C) INTEC 1998
(C) BANPRESTO 1998
■私的レビュー/プレイ時間:かなり短時間
 企画、ゲームデザインがD&M'sK SYSTEM、開発はINTEC、販売バンプレスト。当時発売されたソフトの中では、定価が1,800円という格安のお徳用ソフト。ただお値段が安い分、中身もそれ相応というのが正直なところでしょうか。バンプレストがプロデュースする格闘ゲームは、「幻影闘技 SHADOW STRUGGLE」、「クリティカルブロウ」などをはじめとして、比較的良作が多いというイメージがあるのですが、開発元が違うためか、それらのソフトとは一線を画します。
 キャラクターボイスの一部に、バンプレスト経営の声優スクール生徒を起用している(※余談)辺り、ゲーム自体もそういう経緯で作製された印象も。試作品的な意図がひしひし感じられます。と申しましても、音声自体のクオリティは良いです。声優の生徒の中でも、特に優秀な方を使っていらっしゃるようですから。・・・問題は、それ以外のところです。

 目立って厳しいのが、操作性。キャラクターが全くスマートに動いてくれません。全般的に行動速度・移動速度が遅く、プレイヤーが意図した通りに、行動・移動してくれません。急いで間合いを詰めたい、もしくは逆に、至急に距離を取りたいなどの、間合いによって戦略を組み立てるといったことが思うように出来ないのです。キャラクターの動きに制限が掛かり過ぎており、その為か戦闘中も妙な閉塞感、息苦しさを感じ、イライラ感が募ります。また、どのキャラクターを使っても、原則的に戦い方は同じで、戦闘システムもやや単調。・・・ゲージを溜めて超必殺技を放つのは少し楽しいですが(笑)。

 グラフィックは綺麗です。主人公のカイや、ヒロインのフェイなどをはじめとして、キャラクターデザインやポリゴンのモデリングは、かなりセンスが良く、クオリティも高いと思います。折角の綺麗なグラフィックですのに、このゲームの完成度では少々勿体無いですね。
 総合的にお勧め出来るソフトではないのですが、価格が抑え目であることと、それなりに高いクオリティのグラフィック。慣れてくると面白く感じられるゲーム性から、コレクションの一端に加えておいても良い作品かと思われます。特にゲームスピードのゆったりしたゲームが好きな方であれば、楽しめる作品かもしれません。

■余談
※バンプレスト傘下のタレント事務所兼養成所「ミューラス」の第一期生を起用。ゲーム説明書内に養成所の入学案内が掲載されています。本ゲームのヒロイン「フェイ・エムラ」役には、その第一期生である「高橋美佳子」氏を起用。後程、アルカナハートの主役「愛乃はぁと」等を演じる人気声優です。

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