ブルーブレイカーバースト 〜微笑みを貴方と〜 ブルーブレイカーバースト
BLUE BREAKER BURST
〜微笑みを貴方と〜
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3D武器格闘ゲーム/格闘ゲーム+アドベンチャーゲーム
PS 開発:HUNEX 推奨度:− 発売:1998/07/23 amazon販売
CD-ROM 販売:HUMAN 入手度:B 定価:5,800円
PS 開発:HUNEX 推奨度:− 発売:2000/11/30 amazon販売
CD-ROM 販売:ハムスター 入手度:C 定価:1,500円
ブルーブレイカーバースト 〜微笑みを貴方と〜 Major Wave 1500シリーズ
PS3/PSP 開発:HUNEX 推奨度:− 発売:2007/11/14 amazon通販
DL 販売:ハムスター 入手度:− 定価:600円
※ゲームアーカイブス
公式リンク
サージュやターナが参戦するのは後編から。
意地の正規ヒロイン対決!
新キャラのキメナはサムライ。
(C) HUMAN 1998 (C) Hunex 1998
■ゲーム概要
 PC-FXの名作恋愛シミュレーションRPG「ブルーブレイカー」を3D格闘ゲーム化したタイトル。ゲームの基本はストーリーを追ったアドベンチャーゲームで、戦闘シーンは3D格闘に切り替わる。メインヒロインに「バースト」オリジナルの新キャラクター「キメナ」を起用し、ストーリーの根幹を構成。本編に登場するヒロインたちも登場し、サブとして、本編のアフターストーリー等を楽しむことが出来る。前編「本作」と後編「〜笑顔の明日に〜」のふたつに分かれており、両方クリアーすることでオールクリアとなる。

■ゲームシステム
 操作はレバー8方向+「弱攻撃」「強攻撃」「魔法」の3ボタン式。ガードもボタン式。基本操作は以下をご参照ください

▼EPゲージ
 魔法もしくは、魔法操作が伴う必殺技のコマンド発動に必要なゲージ。5つのブロックゲージで表示されており、消費した分は時間の経過と共に徐々に回復していく。後述の守護者召喚にも必要となる。
▼守護者召喚
 各キャラクターごとの該当属性・守護者を召喚し、相手に攻撃を与える。超必殺技に近い存在で、発動すると残存EPゲージを一気にすべて消費する。消費したEPゲージが多いほど、攻撃力が上がる。一ラウンドで一回しか呼ぶことが出来ず、使用後は魔法系の技に制限が掛かるため、乱発できない。
▼リングアウト
 ステージ(リング場外)から押し出されてしまうとリングアウトとなり、残存体力関係なく落ちたほうが敗北となる。かわし動作などを利用して、奥行きを上手く活用すれば、リングアウトは避けられることが多いが、ナルターの投げなど一部の技が、場外放出性能が高かったりするので注意が必要。
▼属性
 ロールプレイングゲーム本編にも存在した概念で、各キャラクターごとに「光」「火」「水」「風」「地」「闇」の属性が設定されている。後述の守護日に応じて、戦闘に影響を受ける。また、同属性の攻撃は受けても軽減されるが、対極の属性の攻撃は痛手を負ってしまうので注意が必要。ただし、例えば水属性のハミュンの場合、彼女自身は水属性でも、彼女が放つファイアストームは火属性の攻撃であるし、同じくロックフォールは地属性の攻撃であるから、キャラの属性それ自体が単純にキャラ間の相性とはならない点に留意したい。
▼守護日
 ロールプレイングゲーム本編にも存在した概念で、1周期(一週間)が7日で表され、「光の日」「火の日」「水の日」「風の日」「地の日」「闇の日」「無の日」が設定されている。アドベンチャーパート操作時・CPU戦時など、順番に各属性の日がやってきて、使用しているキャラと属性日が合致すると、攻撃力が上がったり、EPゲージ回復速度が上がるなどのメリットがある。反面、対極の属性の日になると力を発揮できない。無の日は魔法関連の技全体が弱体化する。

← 対極の属性 →
光の守護者の日 闇の守護者の日
火の守護者の日 水の守護者の日
風の守護者の日 地の守護者の日
無の日

■私的レビュー/プレイ時間:かなり長時間
 あの「ときめきメモリアル」の生みの親である「立石 流牙」氏がプロデュースした、PC-FX稀代の名作「ブルーブレイカー」を、なんと3D格闘ゲーム化したという作品です。本編は恋愛シミュレーション+ロールプレイングという内容のもので、魅力的な女性キャラクターが多く、しかも戦闘では個性的な戦い方を見せてくれたので、格闘ゲーム化には期待の大きなタイトルだったのですが・・・。ゲームの完成度ですが、これがかなり残念な仕上がりです。
 まず操作性があまりよろしくありません。キーレスポンス、コマンド受付が甘く、技が出し難いです。格闘ゲームはレバーとボタンを組み合わせてコマンドを成立させるわけなのですが、ボタンの先行入力があまりにもスムーズに受け入れられるのに対して、レバー受付を全く受け入れてくれず、ボタンの先行入力ばかりが優先されて、レバーの先行入力がそれについていかないという悲しい結果に。よって、ボタンだけのコマンド技でしたら、いとも簡単に連続技が出せるのですが、コマンドにレバー操作が入った途端に、難易度が極端に上がります。キャラクターをスムーズに操作出来るようになる為には、かなりの練習が必要となるでしょう。
 また、グラフィッククオリティも落第点。キャラクターデザインやモデリングは良いのですが、ポリゴングラフィックが甘く、お世辞にも綺麗とは言えません。加えてパーツの切り分けもかなり大雑把で、例えばターナ(後編のキャラですが)の勝利ポーズでは、上半身が固定されたまま左右にブルブル震えるなど、可愛らしいはずの演出が、少々怖い演出になってしまっている面も(笑)。武器の振り方や攻撃モーションも、まるで腰が入っておらず、棒立ち状態で無機質に戦っているような印象を受けます。もっとこう、カルミーの力強さとか、マヤの俊敏な動きなどを表現する努力が欲しかったなと思います。

 格闘ゲームバランスの調整もやや難あり。露骨に言ってしまうと、武器のリーチの長さがそのまま強さに直結。一位ナルター、二位マヤといったところで、実に素直なランキングが出てきてしまいます。リーチの短いキャラクターの悲惨さといいましたら・・・。

 ただし、ゲームシステムは意外と凝っています。3D格闘ならではの、奥行きを利用したシステムもありますし、各種細かな動作も設定されています。恋愛RPG本編に存在した「守護日」「属性」といったシステムも組み入れられ、駆け引きの要素自体は熱いです。後編ではじめて実現するマッチですが、光属性のアーシャと、闇属性のサージュが戦うと、お互いに無防備・真剣で斬りあうような緊張感があり、良い意味で本編の女の戦いみたいな部分を再現してくれているような気がします。あとは本当に、操作性とグラフィックが付いてきてくれていれば・・・。

 結論から申しますと「あくまでブルーブレイカーファンのために作られたソフト」ということに集約されます。各キャラクターのサイドストーリー、エピソード、本編その後といった具合で、魅力的なキャラクター達の更なる側面を見ることが出来ます。ブルーブレイカーファンは買い。それ以外の方はスルー推奨といったところでしょうか。ちなみに、個人的には初回限定版しか見たことがないのですが、その初回限定盤には特製CDシングルが付いてきます。本編やバーストの主題歌や、キメナ&サージュの漫才(?)が聞けますので、これもファンアイテムでしょう。

■基本操作
行動 操作 行動 操作
弱攻撃 △ボタン ガード □ボタン
強攻撃 ○ボタン 魔法 ×ボタン
投げ 間合いでL1ボタン or △+○ボタン 守護者召喚 L2ボタン or □+×ボタン
ダッシュ 素早く バックダッシュ 素早く
かわし動作(手前) 素早く かわし動作(奥) 素早く
ダウン攻撃(下方向追い打ち) 敵ダウン中に+△ボタン ダウン攻撃(ジャンプ追い打ち) 敵ダウン中に+△ボタン
起き上がり攻撃 自分ダウン中に△ボタン連打 挑発 セレクトボタン
■登場キャラクター
キャラ名 声優 キャラ名 声優
キメナ 松下美由紀 アーシャ 橘ひかり
カルミー 日高奈留美 ナルター 山田美穂
ハミュン 桑島法子 マヤ 鈴木砂織
ヤーム 山本美由紀 イナル 関俊彦
■参考プレイ動画 ※あくまで参考のため上手いプレイではありません
■オープニングムービー
■パッケージ画像
BLUE BREAKER BURST 〜微笑みを貴方と〜 パッケージ画像 BLUE BREAKER BURST 〜微笑みを貴方と〜
発売:1998年07月23日
価格:5,800円

プレイステーション3 & PSP ゲームアーカイブスにて発売中
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