■私的レビュー/プレイ時間:やや短時間 |
1985年にコナミから発売されたアーケードタイトルで、採用基板はツインビーやグラディウスで有名な「バブルシステム」。同基板の第4弾タイトルとなります。ゲーム内容は対CPU戦闘のみで、対人戦機能が搭載されていないことから、所謂「対戦型格闘ゲーム」ではなく「格闘アクションゲーム」に部類されます。
プレイヤーは3体の特徴的なロボットの中から1体を選択し、他の惑星のロボットを倒して行きます。全6ステージ構成となっており、クリアすると2週目が始まるという周回式。何周もしながら、多くのスコアを稼いでいくのが醍醐味の作品となっています。
操作はレバー8方向+「攻撃」、「防御」、「武器選択」の3ボタン式。レバー「←」「→」で左右に移動、レバー「↑」要素でジャンプ、レバー「↓」要素でしゃがみという、典型的な2D格闘ゲームの基本操作に準拠。武器の種類はロボットによって、様々な種類・特徴が存在しており、「パンチ」、「キック」といった基本的なものから「ビームサーベル」や「ミサイル」等、各機毎に凡(およ)そ3種類以上の武器を搭載。武器選択ボタンを押すと、画面下に表示されている「武器」を表すアイコンのカーソルが移動。こうして武器を切り替えながら、攻撃ボタンで選択中の武器で攻撃を発動。複数種類の武器を同時に使いこなす場合には、素早い武器切り替え操作が必要となり、焦って武器選択ボタンを押す回数を誤ってしまうだけで、割と致命的な事態が生じたりするので、操作難度は少々高め。
防御ボタンを押すと、一定時間の間前方に「盾(シールド)」を展開。相手の攻撃を防ぐことが出来、尚且つスコア(点数)を取得することが可能となっています。スコアが特定の数値に達することで、残機数が増えていくタイプのゲームですので、スコア稼ぎには打ってつけの動作ではあるのですが、タイミングはややシビア。
ステージの種類の中には「無重力空間」も存在し、その場合はジャンプがなくなって上下左右自由に動き回れますが、特定の慣性が働いていて、操作を制御するのはやや難。
以上の要素を考慮した上で、同じタイプの格闘アクションゲームである「イー・アル・カンフー」よりも、難易度が高いと言って良いでしょう。基本的にはパターンゲームとなりますが、慣れて来たら自分の好みのままに、自由に戦ってみるのも面白いかもしれません。
またゲームを語る上で外せないのは、やはり「BGM」。サントラCD「コナミ・ゲーム・ミュージック Vol.2」にてアレンジ収録されたほか、テレビ番組などでも使用されることもあったようです。まだ音源がそれほど発達していなかった当時においても、印象深いサウンドは色褪せぬ記憶として残るものです。
同社のイー・アル・カンフーと共に格闘ゲームの原典的な存在。格闘ゲームの歴史を語る上では、無視出来ないタイトルの1本です。
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■基本操作 |
行動 |
操作 |
行動 |
操作 |
武器選択 |
Aボタン |
左右移動 |
or |
防御 |
Bボタン |
ジャンプ |
or or |
攻撃 |
Cボタン |
しゃがみ |
or or |
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■関連グッズ |
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コナミ・ゲーム・ミュージック2
販売:サイトロン・デジタルコンテンツ
発売:2001年01月11日
価格:2,000円
収録:48曲(ギャラクティックウォーリアーズは13曲)
時間:37分45秒
枚数:1枚
品番:SCDC60 |
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■関連商品 |
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