豪血寺一族 3 グルーブ・オン・ファイト
Gouketsuji Ichizoku 3 GROOVE ON FIGHT
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2D対戦格闘ゲーム/タッグバトルゲーム
ST-V 開発:アトラス 推奨度:− 稼働:1997/??/??
AC基板 販売:アトラス 入手度:− 定価:−円
SS 開発:アトラス 推奨度:− 発売:1997/05/16 amazon販売
CD-ROM 販売:アトラス 入手度:B 定価:5,800円
SS 開発:アトラス 推奨度:− 発売:1997/05/16 amazon販売
CD-ROM 販売:アトラス 入手度:C 定価:7,800円
拡張RAMカートリッジ同梱版
■公式リンク

(C) ATLUS 1997 ALL RIGHTS RESERVED.
■私的レビュー/プレイ時間:やや短時間
 ご老体キャラが多数登場することで有名な「豪血寺」シリーズ、外伝を含めアーケードの第4作目となります。今作ではキャラクターに世代交代があって、2世、3世とその血が受け継がれています。一部、世代交代する意味があまり無いようなキャラも見かけますが、時代の流れを感じて欲しいというところでしょうか。

 アーケードの「豪血寺外伝 最強伝説」に引き続き、タッグマッチ制を採用。二人のキャラクター(同キャラ選択可)を選択して戦います。最大4人で戦えるのがポイント高いですね。ガーディアン・ヒーローズのように、ワイワイガヤガヤと皆で楽しんでプレイできます。
 システム的には、いつでもタッチ交代が可能で、待機しているキャラは少しづつ体力が回復していきます。コマンドを入力すれば、援護にも入ることも可能となっており、いわば大変オーソドックスなタッグ戦形式を踏んでいるという具合です。
 最も、そこは「豪血寺」。このゲーム独特のタッグシステムも勿論存在し、仲間がやられると友情パワーでストレスゲージが上がるシステムや、「デュエルアタック」という協力攻撃も搭載。加えて、やられた仲間の体を相手に投げつけるという「味方投げ」なる極悪非道なシステムもあります(笑)。

 操作性は良いですし、ゲームとしてのバランスも良いのですが、ドット絵の完成度評価は少々厳しくなります。一コマ、一コマのグラフィックも美麗とは言えませんし、アニメーションパターンが少なすぎるのも難点。そしてセガ・サターン版の、あの長過ぎるロード時間も厳しいところ。4メガROMを差してさえ、あの長いローディング時間を待つのは苦痛です。一気にキャラクター4人分の情報を読んでいる訳ですから、ある程度は仕方がないと思いつつも、いま少し何とかならなかったものかと苦言を呈してしまうレベル。加えて、細かなイベントが起こる度に、ローディング開始。少し会話シーンがあって、また戦闘になると読み直す…といったことの連続は、プレイしていて興醒めしてしまいます。もう少し読み込みの効率を考慮して欲しかったですね。アーケードでのプレイでしたら問題ありませんが、セガサターン版では少々ストレスが溜るかもしれません。

 プログラム的なものはともかく、純粋にゲームとしては非常に面白いです。コマンド受付は非常にスムーズですし、操作感も抜群。必殺技も基本的なものから、イロモノまで、各種取り揃えてあります。特にストレスシュート(超必殺技)は、演出的に面白いものが多く、視覚的にも楽しませてくれます。シリーズの伝統で二段ジャンプは健在ですし、ダッシュ攻撃に特化したような技もあって、スピード要素も取り入れられています。各キャラ、3段階の連続コンボ技をもっているのも特徴ですね。ポンポンと入って気持ち良いです。
 総合的には非常に完成度の高い格闘ゲームと言えます。アーケード版で遊べる機会の少ないタイトルだけに、是非最新のハードに移植して欲しいタイトルですね。

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