■私的レビュー/プレイ時間:かなり長時間 |
マッスルボマー THE BODY EXPLOSION、マッスルボマーDUO HEAT UP WARRIORSに続く、マッスルボマーの第三作目。「掴み」を中心としたゲームの基礎を維持しながらも、プロレスゲームから対戦格闘ゲームとして大幅に生まれ変わったタイトルです。キャラクターデザインには、引き続き「原
哲夫」氏を起用。基板はCP-システム2。
前大会より1年。BWA総帥であるアストロが、ノックアウト制3本勝負という、およそプロレスとは思えない新ルールを提唱してきたところから始まった本作。今までは、体力ゲージを減らした後に、フォールでスリーカウント、若しくは極め技でギブアップを奪う必要がありましたが、本作からは体力ゲージが無くなった時点で勝負終了。所謂、普通の格闘ゲームと同様になっています。
基本操作は、レバー8方向+5ボタン式「弱パンチ」、「強パンチ」、「弱キック」、「強キック」、「掴み」。ジャンプがボタン形式から、レバー上要素に変更。ガードも相手と反対方向に。基本操作詳細はこちらを参照。掴み(投げ)専用のボタンが用意されており、更に全体的にその投げ間合いが広いことから、引き続きプロレス色の強い作品として仕上がってはおりますが、従来作品のような奥行きがなくなっているため、ゲームの感覚としては完全に2D対戦格闘ゲームです。必殺技にも、今までは存在しなかった飛び道具系の必殺技や、ド派手なエフェクトの必殺技が追加されており、更にその方向性を加速しています。
本作より追加されたキャラクターは以下の4名。
▽ブラック・ウィドー
ドイツ出身のCWA新キャラクター。毒蜘蛛を思わせる素早い動きが特徴で、実は正体は女性。
▽リップ・セイバー
カナダ出身のBWA新キャラクター。元傭兵で、プロレスであるにも拘わらず、爆弾などの飛び道具を使用する。
▽ザ・レイス
インド出身のBWA新キャラクター。ローブの中に潜ませている無数の蛇を利用したトリッキーな攻撃をする。
▽ヴィクター・オルテガ
前作までにオープニングで登場していたキャラクターが、プレイヤーキャラクターとして初参戦。彼の異名「マスター・オブ・マッスルボマー」はゲームのタイトルにもなっている。
以上、個性的なレスラーが総勢14名も登場し、実に賑やかなゲームとなっています。
操作性は、カプコンの格闘ゲームだけあって満点。コマンド受け付けは非常にスムーズで、ボタンレスポンスも完璧。カプコンの格闘ゲームファンであれば、是非遊んでおきたい一作です。
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■基本操作 |
行動 |
操作 |
ジャンプ |
↑要素 |
しゃがみ |
↓要素 |
ダッシュ |
←← or →→ |
ガード |
相手と反対方向にレバー入力 |
弱パンチ |
弱パンチボタン |
強パンチ |
強パンチボタン |
弱キック |
弱キックボタン |
強キック |
強キックボタン |
つかみ |
つかみボタン |
移動つかみ |
+つかみ |
通常投げ |
相手をつかんだ状態で つかみボタン |
ロープに振る |
相手をつかんだ状態で パンチ or キック |
つかみ振りほどき |
相手につかまれた状態で つかみボタン |
投げ受け身 |
投げ技が決まる瞬間に↓ |
アピール |
同威力のパンチ or キック同時押し |
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■裏技・小ネタ |
▽エンディングの変化
・一度もコンティニューをせずにクリアすると、スタッフロールが流れる。
・1本も取られずにクリアすると、各キャラクターがポーズをとった後にイラストとスタッフ名が表示されるスタッフロールとなる。
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■関連グッズ |
カプコン・サウンド・シリーズ スーパーマッスルボマー
発売:ソニー・ミュージックレコーズ
発売:1994年10月21日
価格:1,942円
盤種:CDアルバム
収録:41曲/61分
品番:SRCL-2919
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■関連商品 |
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