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PARTY'S BREAKER
パーティーズブレイカー |
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2Dミニキャラ格闘ゲーム/ギャルゲー/同人ソフト |
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Windows |
開発:渡辺製作所 |
推奨度:− |
発行:2001/08/10 |
駿河屋通販 |
CD-ROM |
頒布:渡辺製作所 |
入手度:− |
頒価:2,500円 |
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(C) 2001 渡辺製作所 |
■私的レビュー/プレイ時間:かなり長時間 |
QOHシリーズで大きな話題となった同人サークル「渡辺製作所」が世に送った2D対戦型格闘ゲーム。Leaf(株式会社アクアプラス)より発売された恋愛アドベンチャー+シミュレーションゲーム「こみっくパーティ」を原作とした同人作品であり、ヒロイン達が同人誌即売会場などで大暴れするタイトルです。
操作性の良さ、ゲーム性の高さはもはや説明の必要もないでしょう。QOHを越えた演出レベルの高さや、CGの美麗さは凄いの一言。・・・しかしなんといっても、作り込まれたゲームシステム完成度の高さが素晴らしいです。
個人的に特に秀逸だと思うのがガードシステム。
まず「アドバンシングガード」。ガードゲージを10%消費し発生させ、自分の後退を防ぎ、その上相手を押し返すというもの。本ゲームはエンドバックシステム(後述)が採用されているため、画面端の攻防は大変に重要。この辺のピリピリした駆け引きは面白いです。
そして「ガードキャンセル」。今では多くの格闘ゲームで採用されているガードキャンセル。本作では相手の攻撃を連続で5回以上ガードしたときのみ、ガードの硬直を一瞬でキャンセルして必殺技を出すことが可能となっています。この「5回以上ガード」というのが重要ポイント。つまり、極限までに追いつめられた時の、究極の反撃手段ということです。その上、ガード耐久値が一瞬でゼロになるというリスクも負いますので、迂闊に使用はできません。個人的な考えで恐縮ですが、これこそGCの本来あるべき姿だと思うのです。あまりに簡単に成立してしまうガードキャンセルは、逆に戦略要素を軽視してしまうところがあります。最近は単純に「ガーキャン(GC)=ポジティブな防御システム」として盲目的に採用してしまうゲームが多い中、ここまで考えてGCを導入しているというのは素晴らしいと思います。
また地味なシステムもゲームを助けています。受け身は二種類あって、通常は↑↑で受け身をとりますが、←←の方は後に間合いを取ることが可能。空中復帰や投げ外しなどの、メジャーなシステムも採用されています。
その他独特(風変わりな)システムについては、一部マニュアル文書を抜粋して説明させて頂きます(赤文字がマニュアル抜粋部分)。
●エンドバック
画面端で地上攻撃を受け、のけぞり中に画面端へ追いやられた場合、本来下がるべき距離分、前へ戻されます。これを利用し、一部の攻撃にディレイをかけることで、コンボがさらに繋がりを増したりするかも知れません。
これほどマニア心を擽られるシステムも珍しいでしょうか。ディレイを実用的に操れるゲームは、ほぼ例外なく高い戦略性を確立できます。
●ガードフロート
吹き飛ばし、または浮き属性の攻撃を地上でガードした場合、強制的に空中ガードにさせられます。このため、一部の吹き飛ばし→足払いといった攻撃は連続ガードに持っていくことが出来ませんし、通常の地上必殺技でのガードキャンセルを行うこともできなくなります。このガードは通常の空中ガードと異なり、空中ガード不可技もガードすることが出来ます。
これも考えられたシステムですね。浮き属性攻撃の扱いがあいまいになっているゲームが多い中、こうした定義付けがあると安心してプレイできます。
●イニシアティブダッシュ
画面下のTAEゲージのすぐ上にある黄色い字の下の赤い細いバー(解りづらいな)がイニシアティブゲージです。一定時間毎にゲージが増え、満タンになると地上攻撃を特殊な前ダッシュでキャンセルすることが出来ます(当然例外はあります)。イニシアティブダッシュ後は一定距離前進し、前に滑りながら攻撃を出せるのでさらなるコンボを叩き込むことが出来ます。MAX状態は一定時間で解除されますので、チャンスの際はもったいぶらずにどんどん使って下さい。
防御システムがしっかり確立されているからこそ組み込めるシステムでしょうか。攻撃的な闘いが出来て面白いです。
・・・以上、徹底して練り込まれた各ゲームシステム。こういう細かな配慮が積み重なった結果、緻密なゲーム駆け引きの要素が組み立てられているといえます。書いてあるのを読むと難しそうな感じがしますが、実際プレイしてみると、本能的に受け入れられるシステムだと思います。倣うより慣れろ、プレイしていくうちに徐々に感覚が掴めるはずです
これはQOHにも共通して言えることですが、メーカーでは(色々な問題があって)出来ない、同人ならではの要素がたくさん詰まったゲームです。かといって同人のレベルに満足せず、市販ソフトテイストに同人ソフトテイスト、そして製作者独特のテイストが組合わさって出来たまさに「芸術品」と言えるかもしれません。
キャラクターはミニサイズですが、詰め込まれている格闘ゲーム要素はビッグサイズ。格闘ゲームマニアを唸らせる一品です。
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■基本操作 |
行動 |
操作 |
小攻撃 |
1ボタン |
中攻撃 |
2ボタン |
大攻撃 |
3ボタン |
ダッシュ |
すばやく |
バックステップ |
すばやく |
投げ |
相手に接近して+大攻撃 |
投げから脱出 |
投げられた瞬間に攻撃ボタン |
空中復帰 |
空中やられの最中に攻撃ボタン |
受け身 |
地面接触前に |
受け身(+後方移動) |
地面接触前に |
アドバンシングガード |
ガード中にニュートラル(or )+攻撃ボタン |
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■関連ソフト |
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■パッケージ画像 |
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■関連造型 |
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■関連商品 |
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