STREET COMBAT
ストリートコンバット
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2D対戦格闘ゲーム/海外タイトル
SNES 開発:IREM USA 推奨度:− 発売:1993/04/??
カートリッジ 販売:IREM USA 入手度:− 定価:−円
■公式リンク

(C) 1993 IREM USA
■私的レビュー/プレイ時間:短時間
 海外のみで発売されているタイトルです。SNES(海外版スーパーファミコン)格闘ゲームの黎明期に発売されたソフトのようで、キャラは小さいですし、グラフィックも粗く、おまけに操作性も良くありません。
 ・・・それで、実際プレイしてみて、気付く方はすぐに気付かれると思うのですが、これが日本で発売された、とあるソフトと全く同じゲームであることがわかります。そのソフトというのは、メサイヤで開発された「らんま 1/2 〜町内激闘編〜」。ゲーム性、システム、操作、全てが同じ。キャラクターの通常技、必殺技全てのモーションまで寸分違わず全く同じ。キャラクターのグラフィックだけ、総入れ替えで描き直してあるという異色の作品です。

 ・・・と申しましても、これは違法コピーモノなどではなくて、れっきとした正規ライセンス品です。「らんま 1/2 〜町内激闘編〜」を海外で販売するのにあたって、海外では馴染みの薄い、日本アニメーションのキャラにするよりも、アメコミキャラにした方が売れるのではないかという配慮の元、生まれたタイトルなのです(結果的に、ジャパニメーションファンのプレイヤーに散々叩かれてしまったようですが)。正直に申しますと「〜町内激闘編〜」がここまでして移植される価値のある作品かどうかというのは、大変に大きな疑問符がつくのですが、当時「ストリートファイターII」のソフトが飛ぶように売れている状況下において、2匹目の泥鰌を狙って発売されたソフトといえば非常に分かりやすいと思います。

・ 対戦格闘モノであれば、なんでも売れるだろう。
・ キャラクターをアメコミ風にすればもっと売れるだろう。
・ 一からシステムを作る時間がないので、既存のソフトを利用しよう。
 ・・・こんな感じの思惑がヒシヒシと伝わってくるタイトルですね。

 どちらか申しますと、コレクター向けアイテムといったところでしょうか。変わり種タイトルとして、話題にしてみるのも良いかもしれませんね。ゲームの仕様については、「らんま 1/2 〜町内激闘編〜」の方で記載している通りですので割愛させて頂きます。

 最後にグラフィックの比較・・・。


これが・・・。

こうなって。




これが・・・。

こうなります・・・。
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