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バイオレンスファイト
VIOLENCE FIGHT |
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2D対戦格闘ゲーム/ベルトフロア型 格闘アクション |
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(C) 1989 TAITO CORPORATION JAPAN ALL RIGHTS
RESERVED |
■私的レビュー/プレイ時間:かなり短時間 |
1989年にタイトーから発売された対戦型格闘ゲームで、アーケード基盤は「TAITO
B-SYSTEM」。対戦格闘ゲームブームの火種となった「ストリートファイターII」より先にアーケードで稼動したタイトルです(初代ストリートファイターは1987年)。
操作はレバー8方向+「パンチ」、「キック」、「ジャンプ」の3ボタン式。ステージはベルトフロア形式になっており、上下左右自由に動き回ることが出来ます(※1)。ジャンプがレバー上方向ではなく、ボタンで割り振られているのもその為ですね。ベルトフロアアクションゲームに、格闘ゲーム要素を付加したタイトルの先駆と言えるでしょう。
登場キャラクターは、プレイヤーキャラ4名+ボスキャラクター2名の計6名。
プレイヤーは4人のうち好きなキャラクター1人を選択して戦います。
▽バッド・ブルー
マーシャルアーツ。我流のストリートファイトを展開し、スタンダードな扱いやすいキャラ。
▽ベン・スミス
ボクシングをベースにした技を使う。素早く鋭い打撃が特徴的。
▽リック・ジョー
レスリングスタイル。掴みやパンチ攻撃、ドロップキックなどが強い。
▽リー・チェン
カンフー使い。蹴りが得意で、素早く身軽な動きが特徴。
キャラクター数と同様、ステージは全6面構成。2本先取することで、次ステージへ進めます。ステージ4とステージ5にはCPU専用のボスキャラが登場し、最終ステージでは同キャラ対戦となります。
ボタン同時押し操作などで、各キャラクター毎の必殺技を発動することが出来、これがなかなかに楽しいです。更に1989年当時としては、グラフィックのクオリティや会場を包む歓声や音声など、演出面での仕上がりが良好。敵を攻撃した時に表示される英語の擬音などが、実にアメコミっぽい雰囲気を醸し出していて面白いですね。
ただし、連続技は皆無に近い状態ですし(※2)、通常技を当てるなどの駆け引きや奥深さも、一般的な2D格闘ゲームとは比べるべくもありません。格闘アクションゲームとしてはかなり大味です。
アーケード稼動から16年後に、プレイステーション2用として発売された「タイトーメモリーズ 下巻」に収録されていますので、今から本作をプレイしてみたいという方はこれを購入すると良いでしょう。廉価版も発売されているのが嬉しいところです。
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■注釈 |
※1 ステージによっては、配管の上など奥行きの存在しないステージもあります。
※2 適度な連打攻撃はあります。
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■余談 |
海外では1991年にボスの「TONY」や「RON」も使用可能なバージョンアップ版「Solitary
Fighter」が稼動しました。
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■パッケージ画像 |
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タイトーメモリーズ 下巻 収録タイトル
「スペースインベーダー」
「スペースインベーダーPart2」
「クレイジーバルーン」
「バルーンボンバー」
「クイックス」 「ワイルドウエスタン」
「エレベーターアクション」
「ちゃっくんぽっぷ」 「フロントライン」
「影の伝説」
「ニュージーランドストーリー」
「ラスタンサーガ2」
「レイメイズ」 「インセクターX」
「カダッシュ」
「バイオレンスファイト」 「ガンフロンティア」 「ハットトリックヒーロー」
「ミズバク大冒険」 「アラビアンマジック」
「あっかんべぇだぁ〜」
「逆鱗弾」 「パズルボブル2」
「レイストーム」 「Gダライアス」 |
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