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3D格闘ツクール |
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3D対戦格闘ゲーム メイキングツール |
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PS |
開発:アスキー |
推奨度:− |
発売:1998/07/30 |
amazon通販 |
CD-ROM |
販売:アスキー |
入手度:B |
定価:5,800円 |
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(C) 1998 ASCII Corporation. |
■私的レビュー/プレイ時間:やや短時間 |
プレイステーション用に発売された「アスキーツクールシリーズ」の一本で、3D格闘コンストラクションソフト。ソフトケースを開くと、堂々と鎮座する78ページもの分厚いマニュアルが付属していることに最初驚くでしょう。
3D対戦格闘ゲームの打撃、投げ技といったオリジナルモーションが作成可能なツールで、作成した技には、ダメージ量、フレーム数、発生、硬化、コンボ、ディレイ、当たり判定など詳細が設定出来るようになっています。グラフィックパーツ、キャラクタープロフィールなども細かく設定が可能となっており、自分の思い通りのキャラクターが作成できるというのがセールスポイント。その自由度は極めて高く、頑張って作成すれば本当に自分の理想のキャラクターを作り出すことが出来ます。
・・・しかし、設定が自由である=(イコール)設定が面倒であるという事に他なりません。細かい部分まで突き詰めていくと、その作業量は半端ではありません。はっきり申しまして、本当に余程に、のめり込む覚悟がない限り、完成させるのは難しいと思います。更に申しますと、現段階ではプレイステーション2版やWindows版といった、よりクオリティアップして汎用性の高いツールがあるので、あえてこのソフトにそこまで入魂するのも、正直なところ勿体無い気がします。グラフィックのレベルも、当時はともかく、現在見るとお世辞にも良いとは言えませんね。
このソフトには、一応エディットの参考用に、直ぐに遊べるサンプルモーションが収録されています。
八極拳、鳴神流柔術、鷹爪翻子拳、蟷螂拳、フルコンタクト空手、テコンドー、琉球唐手、通背拳、形意拳、女子プロレス、マーシャルアーツ、コマンドサンボ、カポエラ、プロレス、我流、正義のヒーローなど、全16パターン。最後の正義のヒーローというのは、ストリートファイターEXシリーズからゲスト出演している「スカロマニア」となっています。その他、モーション以外にもモデリングパターンも複数用意されており、それをベースにマイキャラを作成することも可能となっています。
ゲームシステム、ロジックは細かく設定できるので、頑張れば面白いゲームが作れるかもしれません。実際、サンプルで入っているモーション、キャラクターでプレイ出来る格闘ゲーム部分はそこそこに遊べます。音声が入っていないのは寂しい限りですが、下手な3D格闘ゲーム(フィストとか、ファイティングアイズとか・・・)よりは出来が良いですね。当時、あの時代において、こうしたツールを販売したアスキーはやはり大したものだと思います。
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■関連グッズ |
ザ・モーションマスターズ 3D格闘ツクール公式ガイドブック
出版:アスペクト
編集:ファミ通編集部責任編集
発売:1998年7月
価格:1,200円
版型:21cm
ページ数:207ページ
ISBNコード:978-4-7572-0162-0(4-7572-0162-1)
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