豪血寺一族 2
〜ちょっとだけ最強伝説〜
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2D対戦格闘ゲーム/対戦型格闘アクション
PS 開発:アトラス 推奨度:− 発売:1995/10/20 amazon販売
CD-ROM 販売:アトラス 入手度:B 定価:5,800円
■公式リンク

(C) 1993, 1994, 1995, ATLUS
■私的レビュー/プレイ時間:やや長時間
 アーケードで大人気を誇った「豪血寺一族2」の移植作。本編に登場したキャラクターに加え、「豪血寺外伝 最強伝説」に登場した「スーパークララ(花小路クララ 変身後の独立キャラ)」、「冥犬ポチ(弧空院金田朗 変身後の独立キャラ)」、「黒子」、「チャック」といったメンバーが追加参戦しています。副題の通り「ちょっとだけ最強伝説」という訳ですね。本作は、コンシューマオリジナル要素として、「チームバトルモード」を搭載。リーダーキャラクターとサブキャラクターを選択してタッグチームを編成。サブキャラからバトル開始という仕様も、まさに豪血寺外伝 最強伝説そのものといったところでしょうか。

 兎にも角にも独特の雰囲気とノリが、大変に印象的な作品です。個性の強すぎるキャラクター、豪血寺一族独特の世界観、価値観といったものが、電源を入れてゲームが始まってから、どんどんプレイヤーに流れ込んできます。
 お梅さん、お種さん、お志摩さん、千滋お爺さんなど、他の格闘ゲームでは有り得ないほどの、ご老人キャラクターの嵐!嵐!・・・定期的にお年寄りとの対戦があるところから、一種の敬老ゲームみたいな面も(なんだそりゃ)。何と申しますか、畏敬に値するご老体が多過ぎです(笑)。

 操作はレバー8方向+「弱パンチ」、「弱キック」、「強パンチ」、「強キック」の4ボタン式。基本操作は以下をご覧下さい
 操作性は凡そ良好なのですが、コマンド受付にやや癖があって、慣れるまで苦労します。はっきり申しまして、コンシューマ版の操作系統だけを見るとスーパーファミコン版の初代豪血寺のほうが良いかもしれません。また、プレイステーション版の方が全体的にゲームの流れが重めなのも否定できません。変身系の技を使うと、戦闘中であるにも関わらず、ディスクの読み込みがはじまって、一時的にゲームが止ってしまうのも、出来れば何とかして欲しかったところでしょうか。ロード時間も、決して短くは無いですが、待てないというほど長くもなく、CD-ROMメディアで2D格闘ゲームをやったらこんなものかな?ぐらいです。そういう意味でも、スーパーファミコン版のほうがゲームとしては優れているように思えます。

 ダッシュ攻撃をすると、攻撃力が増えるというシステムは、この頃はもう珍しくないかもしれませんが、ダッシュ中にダメージを受けるとそれが倍増するというのは、今考えてもかなり革新的かもしれません。常識で考えて、とまっている状態でパンチ受けるよりも、走っている状態でパンチ受ける方が痛いに決まっていますし。ダッシュシステムに諸刃の剣要素を持たせた点は大きな評価対象だと思います。
 また、シリーズの特徴として、キャラクター全員が二段ジャンプを身に付けているのも継承しています。なにげに、対空中戦が熱いのも相変わらずです。

 コンシューマということで、スーパーファミコン版・初代豪血寺一族と比較する流れで書いてしまいましたが、プレイステーション用2D格闘ゲームとしては、及第点で楽しい作品だと思います。ボーカル曲の収録や、色々な音声効果はプレイステーションならではですし、そういう意味ではゲームの世界観や雰囲気などをより高めて表現しているところは評価できます。CDとして聞くと音楽・音声がはいっていて聞けるのもポイント高いです。
 プレイした後、「豪血寺〜♪ 一族♪一族〜♪」の音楽がしばらく耳を離れません・・・。

基本操作
行動 操作
弱パンチ □ボタン
弱キック ×ボタン
強パンチ △ボタン
強キック ○ボタン
投げ 間合いで or +Cボタン
前方ダッシュ 素早く
後方ダッシュ 素早く
2段ジャンプ ジャンプ中にもう一度上方向キーを入力
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