究極身内大会、究極人類最強決定戦「kubodsgarden2012」イベントレポート 上位プレイヤー&運営へのインタビューも実施

2012年1月21日、アテナ日本橋で「kubodsgarden2012」(以下くぼっず)が開催された。「ULTIMATE MARVEL VS.CAPCOM 3」(以下UMvC3)のオフライン大会で国内最大規模となった今大会は、全国各地から腕に覚えがあるプレイヤーが集い、自らが鍛えたテクニック全てを披露し、まさにUMvC3の国内最強を決める大会となった。今回はそんな「くぼっず」のイベントレポートを皆さまにお届けする。
(レポート執筆・写真撮影:わたも)

「kubodsgarden2012」イベントレポート

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あのプレイヤー達が帰ってきてしまった・・・。

アテナ財閥頭首キャメイの号令のもと、先祖供養祭の一環として「究極身内大会」を開催することを全世界の一族関係者に通達した。

大会の優勝者には、伝説とされているアテナ7階の「生き神様」のお姿を拝謁し触れることができるという。
伝説では「生き神様」に触れると望みが叶うと言われていた。

各々優勝を目指し、集まった一族達でUMvC3大会が開催された。
伝説の幸運を手にするために・・・。

突然、何事かと驚かれた方も多いと思う。しかしこれが「くぼっず」の公式(?)ストーリーである。元ネタが分かる方はニヤリとして頂きたい。とはいえこのストーリーだけを見ても「くぼっず」がどのような大会なのか分からない方がほとんどだと思われるので、「くぼっず」がどのような大会なのか説明しよう。

「くぼっず」は格闘ゲームプレイヤーが主催する格闘ゲームのオフライン大会である。今年で2回目の開催であり、去年は2011年2月17日にカプコンが発売した「MARVEL VS. CAPCOM 3」(以下MvC3)を使用したが今回はそのMvC3に新キャラクター12体を追加して再調整を行い2011年11月17日に発売されたUMvC3を使用しての大会開催となった。

開催場所は関西、大阪の日本橋にあるアテナの日本橋である。
大会は3部構成で行われた。第1部が本戦、シングル戦による二本先取りトーナメント、使用キャラクターは2チーム申告制で変更可能という変則ルール。第2部はスペシャルコンセプトマッチ 液体金属 vs 回転王 10本先取戦。第3部はランダム2onである。参加メンバーは前回の「くぼっず」参加者に加え、今作から参加したプレイヤーや今まであまり表にはでてこなかったようなプレイヤーが参加し、総勢53名のUMvC3プレイヤーが日本橋に集うこととなった。

私が10時に会場に到着するとすでに何人ものプレイヤーが筐体に座り野試合を行っていた。朝早くから会場に訪れているとのことで、この大会へのプレイヤーの高いモチベーションやる気を感じさせられた光景だった。

大会1時間前にもなると広いと思っていた会場がまるで嘘だったかのようにプレイヤーや運営スタッフで混雑していた。そんな中私は参加者達に色々な話を聞いてみた。まず驚いたことは遠征勢の多さだ。南は九州から北は東北、さらにはアメリカからと日本全国、海を越えて海外からも参加されているプレイヤーが参加していた。とても身内大会(運営曰く)とは思えない規模である。

参加者にそれぞれ注目選手を尋ねると様々なプレイヤーの名前が挙がった。一番多かったのは液体金属(敬称略)、様々なカプコンの格闘ゲームをプレイしているプレイヤーで、EVOや闘劇にも出場し結果を残している、UMvC3もやり込んでおり、UMvC3のXbox360版でのオンラインランキングでアジア2位(2012年1月22日現在)となっている。第2部にコンセプトマッチ(液体金属VS回転王)が控えているということもあり、コンセプトマッチに期待されていることが選んだ理由としてよく挙げられていた。

様々な格ゲーで才能を発揮するマルチプレイヤーで、(全員揃うと世界が滅びるらしいという)「クソゲー5神」の一人である回転王も同じような理由から挙げる人が多く、コンセプトマッチを楽しみにしているプレイヤーが多いことが分かった。他には前回「くぼっず」の優勝者ふり~だ、準優勝のTOMO、前回出場者のkubo、超、プロ格闘ゲームプレイヤーのRF(elive)や珍しいキャラを使うプレイヤーとして、あべげんやまめスパイダー、横浜モードック、たぬき(滋賀クリス)、JEO、DIEちゃんなどを挙げる人もいた。確かに「くぼっず」に参加しているプレイヤーはキャラが偏っておらずニッチなキャラを使用しているプレイヤーがいることも大きな特徴である。
そんな誰が優勝するか分からない混沌とした中、ついに実況のちくりんによる開始の宣言で「くぼっず」が始まった。

【第1部 本選(シングルトーナメント)】

「kubodsgarden2012」イベントレポート

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シングルトーナメントは前述した通り2本先取りのトーナメント制。
予選はA~Hの8ブロックに分かれ、各ブロッグの1位が決勝リーグに進出。
そして予選を勝ち抜いた8人で決勝トーナメントをおこない優勝者を決める、という形式になった。
予選リーグは以下のようになった、各プレイヤーのチーム構成と共に紹介する。

※キャラ名は省略しているものもあります、プレイヤーの敬称略、順番はトーナメント表の通り

Aブロック

・梅園
アメリカ/ウル/バージル
アメリカ/バージル/ドゥーム

・ローガン
タスク/ゴーストライダー/ホークアイ
ゴーストライダー/タスク/ゴウキ

・あべげん
トロン/ソー/シーハルク
シーハルク/ストーム/センチ

・OGTY
ノヴァ/ハルク/ドゥーム
ノヴァ/ドゥーム/スクラル

・GO1
マグニ/ウル/センチ
マグニ/バージル/センチ

・メガネ
スペンサー/ストレンジ/ウェスカー
ネメシス/ウェスカー/ストレンジ

・DIEちゃん
レッドアリーマー/モリガン/バージル
シーハルク/ゴウキ/ダンテ

Bブロック

・とみー
ウル/センチ/バージル

・なお
ウル/センチ/バージル

・G.X
スペンサー/ナルホド/ドゥーム
スペンサー/ハルク/ドゥーム

・液体金属
マグニ/ドゥーム/フェニックス
マグニ/ハガー/フェニックス

・ふり~だ
ゼロ/ダンテ/マグニ
ゼロ/ダンテ/ゴウキ

・kubo
ダンテ/バージル/X-23
ウェスカー/ウル/ダンテ

Cブロック

・てるちか
ノヴァ/フラレク/ウェスカー

・天
マグニート/タスク/バージル
ウル/マグニート/ゴウキ

・RF
タスク/ウル/ゴウキ

・ysk
タスク/ダンテ/デッドプール
タスク/ダンテ/センチ

・ねず
ナルホド/バージル/タスク

・マスヤマ
スペンサー/タスク/ウェスカー
アイアンフィスト/タスク/スペンサー

・ほしみ
スペンサー/ウェスカー/ドゥーム
ドーマムゥ/ウェスカー/ドゥーム

Dブロック

・まぶしん
マグニ/ドーマムゥ/飛竜

・ももゆき
アマテラス/フランク/ストーム

・JEO
モリガン/ウェスカー/飛竜
モリガン/ホークアイ/飛竜

・gozzo
タスク/アマテラス/ラクーン
タスク/アマテラス/ドゥーム

・はやし
ゼロ/バージル/飛竜
ゼロ/ダンテ/フェニックス

・はま
ダンテ/マグニ/バージル
マグニ/ダンテ/センチ

Eブロック

・LIME
ゼロ/ダンテ/バージル
モリガン/ゼロ/バージル

・IKKI
飛竜/ストーム/ウェスカー

・たぬき
クリス/バージル/飛竜
クリス/タスク/バージル

・超
飛竜/マグニ/バージル
ウェスカー/マグニ/バージル

・ケンちゃん
レイレイ/ホークアイ/ネメシス
ネメシス/ホークアイ/ストレンジ

・かれりん
マグニ/センチ/ウル

・Duke N
タスク/ノヴァ/ドゥーム
ウル/バージル/ノヴァ

Fブロック

・横浜モードック
モードック/ストーム/ドゥーム
ソー/モリガン/フェニックス

・ケイ
ドゥーム/センチ/ウェスカー

・かじふぃる
ウル/バージル/マグニート
バージル/マグニート/ドゥーム

・ハーティア
ウル/リュウ/センチ
モリガン/フェリシア/レイレイ

・エムジマ
タスク/アメリカ/ドーマムゥ
タスク/ハガー/フェニックス

・キャメイ
ウル/バージル/ノヴァ

・タケタニ
ヴァイパー/ドゥーム/バージル
ヴァイパー/バージル/センチ

Gブロック

・くろまく
ナルホド/ダンテ/飛竜
ウェスカー/ダンテ/飛竜

・もよもと
ノヴァ/タスク/マグニ

・まめスパイダー
スパイダー/タスク/バージル
スパイダー/デッドプール/センチ

・ハートナナ
トリッシュ/レッドアリーマー/ホークアイ
トリッシュ/X-23/ホークアイ

・へれ
スペンサー/ダンテ/ドゥーム
ホークアイ/タスク/デッドプール

・ユアマーザー
アイアンフィスト/ハガー/スペンサー

・シマダ
ハガー/ゴーストライダー/ドゥーム
ハガー/ドーマムゥ/ドゥーム

Hブロック

・辻川
マグニ/レッドアリーマー/バージル

・回転王
ネメシス/ウェスカー/ストレンジ
スペンサー/ドゥーム/バージル

・ウダリーマー
アマテラス/レッドアリーマー/バージル
アマテラス/ダンテ/ウェスカー

・ネコノヒ
ドーマムゥ/ウル/ゴウキ
ドーマムゥマグニ/ゴウキ

・TOMO
ウル/センチ/バージル

・まおがみ
ドーマムゥ/ウェスカー/ゴウキ
ドーマムゥ/マグニート/ウェスカー

予選ではBブロックが熾烈を極めた。
G.X、液体金属、ふり~だ、kuboが一緒のブロックであり、1戦目から液体金属対ふり~だという前回優勝者と今回優勝最有力候補の激突となった。

そんな液体金属対ふり~だは1戦目マグニから交代ででてきたドゥームをダンテで落としふり~だのペースかと思われたがそれもマグニートで一変。6割ほど体力の残っていたダンテを一気にノーゲージで殺し切り、さらに出現攻めからの押し込みで体力が少なくなっていたゼロも落とし、一気に液体金属のペースに。

Xファクターを使って一気にマグニートを落としてフェニックスを引きづり出したふり~だのマグニートであったが逆にXファクターからの2Sにひっかかり敗北。2戦目は少し作戦を切り替えたかふり~だスナップバックで無理やりフェニックスに交代させたがフェニックスを捉えきれず逃してしまい、さらには交代した液体金属のマグニートにゼロを落とされてしまい最悪の状況になる。

逆に液体金属側がダンテを一気に捉え、コンボから今回はゲージを惜しまずハイパーコンボを使い、ふり~だ残るはマグニートのみ。
しかしそこはふり~だ、Xファクターを発動してマグニートを落とし、スナップバックでフェニックスに交代させたが液体金属にうまく凌がれ、最後はXファクターがきれた所にドゥームの2Sが刺さり液体金属の勝利となり、前回優勝者がまさかの1回戦敗退となった。

液体金属の2回戦は運営の1人でもあり今回大会開催に向け尽力したkuboとの対決となった。
運営側とはいえkuboもやり込みを見せてきており、これも注目の対決となった。
1戦目、先鋒バージルが空投げからのコンボをスナップバックでしめ、フェニックスに交代させると兜割を通して、フェニックスを落としてしまう。これはフェニックスへの最大の対策で、ようするに5ゲージ貯める前にフェニックスを倒してしまえばダークフェニックスにはなれないということなのだが、言うのは簡単であるが実行するのは難しい、そこをキッチリと決めたkuboの勝負強さである。
液体金属もマグニートでバージルを落とすがXファクター中のXー23に落とされてしまい、ドゥームは出現攻めのサイレントキリングからのガード不能投げによって一気に体力を減らされてしまう。

kuboもコンボをミスってどうなるかと思われたがバージルでしっかりと倒し、1戦目はkuboがとるという展開になった。2戦目はいきなりマグニートがバージルを落とし、さらにダンテのワープに対応してダンテを落としてしまう。
kuboはXファクターのX-23でマグニート、ドゥームを倒し、残りはフェニックスだけという状況を作り出すが最後はXファクターフェニックスによって1-1とされてしまう。
最終戦は先鋒マグニートにバージル、X-23を落とされ絶体絶命のkubo、何とかダンテで頑張りたいところだったが抗いようがなく一気に試合を決められてしまい、kubo対液体金属は液体金属に軍配が上がった。

このような激戦が各ブロックで繰り広げられ最終的に予選ブロックを勝ちあがったのは、AブロックDIEちゃん、Bブロック液体金属、Cブロックマスヤマ、DブロックJEO、Eブロック超、Fブロックタケタニ、Gブロックまめスパイダー、Hブロックウダリーマー、となった。
それぞれがそれぞれ各ブロックで名勝負を繰り広げ、強敵を倒して勝ちあがった猛者中の猛者である。

そんな決勝リーグ、まずはDIEちゃん対液体金属。DIEちゃんは予選でめがね、そしてあべげんを倒し決勝に進出したプレイヤーでレッドアリーマー、モリガンという見かけないキャラを使用し、大会前に聞いたところによると空中制御などが光るチームで、分からない人には何もさせないというプレイヤーとのこと。DIEちゃんは所々で素晴らしい状況判断を見せたが、バージルの攻めなどを液体金属が驚異の防御性能を見せ2-0で液体金属の勝利となった。

続いてはマスヤマ対JEO。
マスヤマは予選でねず、ほしみ、てるちかに勝利し決勝に進んだ、スペンサーとタスクを軸にしたチームを使うプレイヤー。
JEOは予選でまぶしん、はまを倒しここまでやってきたモリガン、飛竜を中心とした構成のチームで特にモリガンの使い方が光るプレイヤーである。
そんな2人の戦いは序盤から激しい戦いとなった。
どうしてもモリガンを潰しておきたいマスヤマは最初からXファクターを使い落としにかかるがなんなく退け、2戦目はモリガンを落とされたものの、飛竜アシストがついたウェスカーがその強さを見せつけ、JEOが2-0で準決勝に進出した。

第3試合は超対タケタニとなった。
超はたぬき、LIME、Duke Nを破り決勝に進出してきた前作からこのゲームを盛り上げてきたプレイヤーの1人で今回のUMvC3ではマグニ、バージルを主軸としたチーム構成で参加となった。
大会前に本人に聞いたところによると、本来は飛竜、マグニ、バージルのチームだったのだがどうしてもこのチームでは不利なキャラクターやチームがあるということで今回の大会のために急遽新しいチームを作りあげてきたというほど今大会にやる気を見せているプレイヤーである。対するタケタニは予選でキャメイ、横浜モードックを倒したヴァイパー使いである。そんな対戦では超のゲームメイクが素晴らしい試合になった。ヴァイパーは基本的にアシストがついていないとその強さを上手く発揮できないキャラであり、超はそこを突いていくいった。スナップバックでアシストや大将で残ると面倒くさいバージルを先に倒しておき、最後はヴァイパーのみという状況を作り上げた。タケタニはそれを凌ぐことができずヴァイパーが仕事をすることができなかった。2戦目はすぐにヴァイパーを落とされてしまうタケタニだったがドゥームとバージルで最後のマグニートまで粘った。が、残念ながら届かず超の勝利となった。

第4試合はまめスパイダー対ウダリーマー。
まめスパイダーはもよもと、へれを倒して決勝に勝ち上がってきたスパイダーマン使い、本当にスパイダーマンが好きなようで大会にはスパイダーマンの帽子をかぶってやってきた。スパイダーマン使いは国内でも少ないためどのような動きをするのかが読めない。
ウダリーマーは予選で辻川、TOMOを破り勝ち上がってき、アマテラスを主軸にしたチームで今回は参戦してきた。ちなみにお互いがスマブラ勢という面白い戦い、先鋒はスパイダーマンとアマテラスというまたこれも面白い組み合わせとなった。
試合は終始スパイダーマンが画面を動き回り気づけば体力が削られて落とされているという何とも不思議な試合展開。結果はまめスパイダーの勝利、スパイダーマンの機動力と時間と画面をフルに使った試合であった。

準決勝1戦目は液体金属対JEO、ここを突破すれば優勝は目前の液体金属だったが簡単に思い通りにならないのが「くぼっず」。
液体金属の先鋒がマグニートに対しJEOはモリガンという組み合わせ、試合も序盤は飛びながらソウルフィストを撃ちマグニートを自由にさせない
モリガンと、ドゥームのアシストを使って簡単には飛ばさないマグニートという形。
しかしJEOのモリガンが予想以上の動きを見せる。
アストラルヴィジョンからのソウルフィストなど相手にゲージを貯めさせずに体力を遠距離から奪っていくという鉄板の立ち回りを見せJEOが勝利。
液体金属は準決勝で敗退となってしまった。

準決勝2戦目は超対まめスパイダー。
スパイダーマンと飛竜の機動力対決のように見えたが、超はスナップバックでバージルを落としスパイダーマンのみの状況にするというタケタニ戦で見せた戦術で対応していく。
まめスパイダーはスパイダーマンが空中で動きやすいように飛竜から落とす作戦をしっかりと実行していき、2戦目はスパイダーマンでバージルを倒し、1-1の最終戦まで持ち込むことに成功した。
最終戦はまず超が飛竜でスパイダーマンを落とすことに成功してまめスパイダー側の勢いをそいだ。
逆に超側は勢いにのりタスク、バージルを倒し勝利。
超が決勝に進出、決勝戦は超対JEOとなった。

何が起こるか分からない、誰が優勝するか予想ができない、そんな「くぼっず」。
究極の人類最強を決める大会の本選もついにクライマックスである。
超とJEO、どちらが優勝するのか・・・超は飛竜でモリガンを落としたい、JEOは飛竜を落としてモリガンに仕事をさせたい。そんな両者の思考が滲みでるような序盤の立ち回り。

先に倒したのはJEO、これによってモリガンがマグニート相手に有利に立ちまわれる状態になってしまった。
マグニートも落とされ残るバージルだけになってしまった超、1戦は落としたかと思われたが、そこからでもワンチャンスあるのが
UMvC3、Xファクターというシステムである。

なんと残る3人を円陣幻影剣と烈風幻影剣を使った立ち回りとXファクターの火力を使って全員落とし、1戦目の勝利をもぎとった。
そんな2戦目はJEOがいきなりモリガンからウェスカーに生交代、飛竜を嫌っていく形になり超はスナップバックでJEOの飛竜を出させ
飛竜から落としていく判断。

しかし、JEOの飛竜の攻撃がひっかかり超の飛竜が落ちてしまう・・・ように見えたがミリ単位で体力が残った超の飛竜。
たまらずJEOはXファクターを使って飛竜を落とす。
しかし超はバージルでXファクターを使いモリガン、飛竜を落とすと残るウェスカーにマグニートの投げを通しコンボを・・・
ミスしたが逆にそれが補正切りのような形になり、最後は円陣幻影剣で勝利。
優勝は超となった。

【UMvC3プレイヤーインタビュー】

シングルトーナメント終了後、優勝した超、準優勝のJEO、トップ4のまめスパイダーの3人にインタビューを行い今回の大会や
UMvC3についてインタビューをおこなったのでそれをお届けする。

『プレイヤー:超』
「kubodsgarden2012」イベントレポート

FFL(わたも):
それでは始めさせていただきたいと思います、まずは優勝おめでとうございます。

超:
ありがとうございます!

FFL:
今日の大会を終えてみて感想はどうですか?

超:
途中で自分の仕上がりの悪さを感じました。Duke NさんとLIMEさんの試合でほとんど負けが確定してしまっていたんですけど、ほんの少し自分の方が運が良くて、引っくり返ってしまったということがありました。後半は緊張が解けてきて想定通りの試合展開、「この人にはこのキャラをかぶせてこうやって崩す」という組立て通りにいったのでそれにはある程度満足しています。

FFL:
それでは決勝戦についてはどうでしょう?JEOさんとは対戦経験などは?

超:
全くないです、でもこの間FRB(FINALROUNDBATS)という大会でJEOさんが2位になっていて配信に映っていたんです。それを繰り返し見直して対策をしていました。JEOさん以外でも当たったら危なそうな人との試合展開は組み立てていました。またLIMEさんがモリガンを最近使っていたので、モリガン対策もしていました。JEOさんのチームの核が3番手にいる飛竜のアシスト、なので崩したらすぐ飛竜を呼んで倒そうという作戦通りになりました。2戦目でウェスカーを先行させてきたんですが、自分もウェスカーを使っているし、体力の面以外では飛竜が有利なんです。だからウェスカーをぶつけられてきても大丈夫、違うチームをぶつけられた時だけどうしようかと思っていました。だからあえてJEOさんの敗因をいうなら「2つ目のチームを用意していなかったこと」ですね。

FFL:
超さんの方が大会のルール(2チーム登録制)を上手く利用したというわけですね?

超:
そうですね、自分が一番今日の大会を想定してきたので(笑)

FFL:
今日の大会で自分に見えてきたことはあるでしょうか?

超:
自分は緊張しやすいっていうことは分かっていたんですが、咄嗟の状況に陥った時に凄く雑になっているのを感じました。多分今日の大会の動画を自分で見直すと思うんですが、自分で見て苦笑してしまうようなところも多いと思います。例えば相手に攻撃が当たってないにも関わらず、ヒット確認なしで崩しにいっているとか、当たってるならコンボにいけばいいのに、補正をきりにいっているなどの安易な行動ですね。そういう所は日頃から練習しないとできないので。

FFL:
今大会は動画などにアップされ予定ですが、今大会でオススメの試合、面白い試合などはあるでしょうか?

超:
JEOさん対液体金属さんですね。多分液体金属さんがチームシナジーとしてモリガンにイケてないんです。そのモリガンに対して1キャラくらい何か準備をしておかないと3人落とされてしまうぞ、というのが露骨にでた試合だと思います。

FFL:
それでは最後に一言お願いします。

超:
UMvC3は今までやってきた格闘ゲームの中で一番面白くて頭が狂ってしまうほど興奮できるゲームなので、みんながもっとプレイしてくれると嬉しいなと思うし、その時に何か困っていることがあるなら助けてあげたいと思います。10本先取ガチのような真剣勝負を繰り返して、日本全体のレベルアップになるとEVOに挑戦したい人が増えるといいと思います。確かにアメリカは強いんですけど俺たちが最強だと思ってそうなのが気に入らないんですよ。(笑)

FFL:
なるほどそれでは超さんや日本人ががEVOで活躍できるのを期待しています、がんばってください!

超:
自分は予定次第なんですが、前向きに検討して頑張ります。

FFL:
ありがとうございました。

『プレイヤー:JEO』
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FFL:
それでは始めたいと思います、よろしくお願いします。

JEO:
よろしくお願いします。

FFL:
今日の大会では2位という結果でしたが・・・

JEO:
勝ちたかったですけど、液体金属さんとかを倒してここまでこれたので本当にやっててよかったと思いました。

FFL:
大会に関しての感想をどうぞ

JEO:
みんなでイベントでワイワイやるのが楽しいゲームなのでもっとこういうイベントが続いてくれるといいなと思っています。
  
FFL:
今大会でのオススメや面白かった試合はどれでしょうか?

JEO:
ウダリーマーさんや超さんが出ている試合は予想外の展開が多くて、どっちが勝つか分からないというのが多かったので、動画で見ている分にはとても楽しい試合だと思います。あとは液体金属さんの試合ですね、予選はかなりキツい中でキッチリと勝ってきて、完成度の高い試合だと思うのでそれは、とてもいい動画じゃないかと思います。

FFL:
この大会の動画などをみてモリガンを使ってみようかなと思うプレイヤーの方々へアドバイスをお願いします。

JEO:
モリガンを使っていて一番面白いところは飛行を使った動きになるので、とりあえずその練習をしましょう。このキャラは相手に勝つ前に自分の戦いがあるキャラなので・・・。

FFL:
というと?

JEO:
コマンドミスですね、そういうのをミスなくやりきると、とても楽しくて強いキャラなのでそこに折れないでしっかり練習をする。そうすると相応の見返りがあるキャラなので頑張ってください。(笑)

FFL:
モリガン使いの方頑張ってくださいということですね?

JEO:
あ、でも自分より強くならないでほしい・・・(笑)。

FFL:
これは記事に載せますよ?(笑)

JEO:
やめてください(笑)

FFL:
それでは最後に一言。

JEO:
twitterなどを見ていると相当知り合いの人が自分の話をしていてくれたり、試合を見ていてくれたようなので、その人たちに本当に、ありがとうございましたと感謝を伝えたいです。今後も新作の格闘ゲームがでるまでは少なくとも続けると思いますし、モリガンは変えないのでよろしくお願いします。

FFL:
ありがとうございました。

『プレイヤー:まめスパイダー』
「kubodsgarden2012」イベントレポート

FFL:
それでは始めていきたいと思います。ベスト4という結果でしたが、いかがでしょうか?

まめスパイダー:
「くぼっず」に対して凄く意気込みはあって、これに向けてこのゲームを頑張っていたので悔いがないといえば・・・決勝まで行きたかったですけど。負けた相手が超さんなんですが、超さんは当たって負けても悔いはないなと思っていたので、結果的には満足しています。

FFL:
今大会のオススメの試合などはあるでしょうか?

まめスパイダー:
決勝の試合ですね、予選から全国区の戦いが繰り広げらていたのでどれもオススメですね。

FFL:
スパイダーマンについてお聞きします、このキャラの魅力とは何でしょう?

まめスパイダー:
立ち回りを楽しめるキャラクターです。画面を自由に動けるんですよ、空中性能が癖は強いんですが自由に動けるといっても過言ではない。空中に滞在する時間は飛行を持っているキャラに劣らないくらい長いですし。コンボも難しいんですが爽快感があります。

FFL:
スパイダーマン使いの方にアドバイスがあればどうぞ。

まめスパイダー:
初心者の方は下手に空中ダッシュをしないでください。空中ダッシュは強いんですが、非常に進む距離が長いんですよ。今作は空中ダッシュ中はガードができなくなっているので下手に空中ダッシュをすると相手のちょっとした小技にひっかかってそこからフルコンで死ぬとかよくあるので、そこに気をつけてもらいたいですね。強い立ち回りをするまでは時間がかかるキャラクターなんですが、できるようになった時の爽快感に関してはトップレベルなのでじっくりやってもらいたいです。

FFL:
なるほど、それでは最後に一言お願いします。

まめスパイダー:
このゲームは国内では大会も少なくて、すぐやめてしまう人が多いゲームなんです。でも持論では自分が使いたいキャラに合わせたチームを作ってあげれば絶対に戦えるゲームです。そこまでが長いんですが折れないで頑張ってほしいです。

【第2部 コンセプトマッチ液体金属VS回転王】

「kubodsgarden2012」イベントレポート

「kubodsgarden2012」イベントレポート

なぜこの2人でなのか?という疑問があるかもしれない?それについて答えるにはオンライン対戦における回線の重要性についてから、皆さまに説明しなければいけないので今回は割愛させていただくが、それでも知りたいという方にはここを見ておくことをオススメする。
UMvC3トッププレイヤーが繰り広げる回線をめぐる熱い闘い -回転王vs液体金属-
あえていうならコンセプトマッチというよりはグラッジマッチであるというところであろうか。

コンセプトマッチは10本先取でキャラ替えが自由、実況、解説はは普段から2人を知っているふり~だ、RF、梅園の3人でおこなわれた。
試合前にはしっかりと両者ともにラグチェックからスタート、ラグチェックは重要である。決してオフラインだからラグチェックはいらないのでは・・・?という無粋なツッコミはやめていただきたい、重ねて言うがラグチェックは重要なのである。
試合前にニコニコ生放送配信視聴者者に向けて「どちらが勝利するか?」というアンケートがおこなわれ、結果液体金属が勝つと考えている人が76.6%、回転王が勝つと予想した人が23.4%、視聴者は圧倒的液体金属側、何なら会場も液体金属寄りという超アウェー感の中、(回転)王の孤独な戦い戦いが始まった。
しかし回転王、しっかりと勝つための対策は用意していた。
なんと回転王はこれのためにシングルトーナメントは別チームで登録していたことが判明していたのだ。コンセプトマッチでの使用チームはゼロ/レッドアリーマー/バージル、回転王のコンセプトマッチにかける謎の意気込みが感じられる。

「kubodsgarden2012」イベントレポート

だが試合展開は序盤、液体金属が圧倒していき3連勝、回転王にはコンボミスや状況判断のミスが目立ち、実況のふり~だから思わず「下手です!(笑)」という言葉が漏れる。
しかし4戦目ついに回転王が反撃をおこなう、314式(チームエリアルコンボ時に、XFキャンセルを利用することでチームエリアル方向を変更するテクニック)を通し、フェニックスをダークフェニックスにすることなく殺し切り1戦取り返す。
ここから展開が変わると思われたが液体金属は落ち着いたプレイで勝利を重ねて気づけば7-2で液体金属が勝利に近い状況、若干会場からも笑い声が潜んでしまい、お通夜ムードが漂よう。
だがなんとここから回転王が盛り返してくる7-3から7-5へなんと3連勝、そこから液体金属が1勝積み重ねるが回転王の勢いがとまらず8-7まで持ち込み16戦目。
ゼロで先鋒のマグニートを速攻で落としてしまい、ドゥームの体力も残りわずかまで追い込む。
液体金属のドゥームは回転王のコマミスをしっかり空投げで咎めていきゼロを落とそうとするのだがコンボミスでスカッたところにゼロのHが刺さりドゥームも落とされる。
フェニックスも出現攻めからの押し込みに耐え切れず314式を通されてしまう、ふり~だの「314ありがとー!」という絶叫とともに試合は8-8のイーブンの状況に。
勢いにのって勝負を決めてしまいたい回転王であったが先にマッチポイントにたどり着いたのは液体金属、9-8。

「kubodsgarden2012」イベントレポート

回転王はここでチーム変更を申し出るという奇策にうってでた、新しいチームはゼロ/バージル/ドゥーム。
会場の誰もがこんなところでチームを変えて大丈夫か?という不安に包まれ、でもここでチームを変えるならばきっと何かあるはずという期待感で会場は盛り上がる。
結果は10-8で液体金属の勝利、回転王の新チームはそのネタを披露することなく消えて行った。

しかし結果だけを見ると中々の接戦であり、回転王も負けながらもその実力を見せつけたといえる。最後は両者の健闘を称えて惜しみのない拍手が送られた、勝負が終われば人類みな兄弟・・・のはずである。 

【第三部 ランダム2on】

「kubodsgarden2012」イベントレポート

「kubodsgarden2012」イベントレポート

さて長かったUMvC3漬けの一日も終わりを迎えようとしていた。
最後はランダム2on、早稲田式ではなく勝ちぬき制。
シングルトーナメントで鬱憤を貯めていたプレイヤーがそれを発散することとなった。
ベスト4はロガン/ほしみ、てるちか/あべげんを倒して勝ちあがってきたDIEちゃん/メガネの関東チーム。
OGTY/ケイ、くろまく/へれ倒した横浜モードック/LIME。
マスヤマ/kubo、ねず/ネコノヒ2チームを倒したTOMO/タケタニチーム。
JEO/なお、ハートナナ、Duke Nを倒してきたウダリーマー/ふり~だチーム。
ほとんどシングルトーナメントで活躍した選手はなりを潜めた4チームとなった。
ベスト4の戦いはDIEちゃん/メガネと横浜モードック/LIMEの戦いはDIEちゃん/メガネが決勝に進出。
TOMO/タケタニ対ウダリーマー/ふりーだはTOMO/タケタニが勝利、決勝戦はDIEちゃん/メガネとTOMO/タケタニチームの対決となった。
タケタニとメガネの戦いはメガネが勝利し、続いてでてきたTOMOがメガネを倒し大将DIEちゃん対TOMOとなった。
接戦を繰り広げたが最後はDIEちゃんが勝利、優勝はDIEちゃん/メガネチームとなった。

「kubodsgarden2012」イベントレポート

【運営インタビュー】
「kubodsgarden2012」イベントレポート

今回この大会を運営、宣伝、実況を担当した4人のプレイヤーふり~だ、kubo、ちくりん、キャメイに色々話をうかがった様子をお届けする。

「ふり~だ」

今回の大会をニコニコ生放送とtwitchTVで毎週火曜日22時から生放送で配信中の異文化交流格闘ゲーム番組「AmalgameTV」で宣伝をしたり、4Gamer.net でのUMvC3攻略記事やUMvC4公式サイトでアルティメットガール育成プロジェクトなどに出演、UMvC3を流行らせるために尽力を尽くしてきたプレイヤー。

FFL:
それではよろしくお願いします。

ふり~ださん:
よろしくお願いします。

FFL:
今日の大会終えられていかがですか?

ふり~だ:
マブカプのイベントが去年の5月以来ということで凄く面白かったなと、熱気も凄かったですし、ネットんも配信も盛り上がったので、後は海外の反響をピックアップして楽しみたいなと思います。

FFL:
今日の大会でオススメの試合はありますか?

ふり~だ:
液体金属さんとJEOさんの試合ですね、UMvC3らしい戦いになったかなと思います。液体金属さんはそれまで盤石で誰が倒すんだろうという感じだったんですが、キャラの相性などで露骨に厳しい組み合わせだったと思います。1チームだけだと厳しいゲームですよね、というのを象徴する試合だったなと。後は超さんとタケタニさんの試合がキャラを1回落とし損ねちゃうと負けちゃうよ、というのを象徴している試合だったと思います。

FFL:
コンセプトマッチについては実況もされていましたがいかがでしたか?

ふり~だ:
あそこまでもつれるとは思いませんでしたね、液体金属さんが優勢に試合を運ぶとは思っていましたが。二人とも最初は日和っていた部分もあったんですが後半はお互いミスもなくて試合の組立てをどちらが上手くできるかが試合に表れていたと思います。あとこういう10先というのはお互いの戦術を理解した上で発生する読み合いがあるのでお互いの立ち回りの変化も楽しめて面白い企画でした。

FFL:
ふり~ださんは海外で人気があるということですが?

ふり~だ:
海外のプレイヤーは日本のプレイヤーの中で突出したプレイヤーを知らないだけであって、自分のプレイスタイルが人気というわけではないと思います、あべげんさんとかの方がプレイスタイルという意味では人気がでるんじゃないかと。自分はfacebookや配信などで海外の人達と交流したりしているところが、みんなが気に入ってくれている理由だと思います。

FFL:
AmalgameTVもそういう理由で始められたんでしょうか?

ふり~だ:
そうですね、海外の格闘ゲーム事情って一昔前だとレベルが低いと言われることもあったんですが、今では週に1回くらいのペースで、ハイレベルな大会が開催されていて、新規プレイヤーもでてきている。そういう現状を日本のプレイヤーが知ったらもっと面白いんじゃないか、そうすることによって日本のプレイヤーが海外に行ったときに大会の模様も分かりやすく、応援しやすくなると思います。海外のプレイヤーの日本人ファンが増えるのも面白いと思いますし、もっとお互い近づいていってもいいんじゃないかと思うところがありました。それでfubarduckと一緒にやろうということで始まったというのがAmalgameTVの始まりなんです。

FFL:
そこまでこのゲームを盛り上げようというモチベーションはどこからでてくるのでしょうか?

ふり~だ:
格闘ゲームというジャンルが盛り上がってほしいというのは常々思っていたところですし・・・でも実際、たまたま色々なお話をいただいて、やっているだけで自分から何かやっているかというと配信くらいですよ。だからもっと次の人が自分みたいなことをやってくれれば面白いなと思いますね。

FFL:
UMvC3の魅力とはどこにあるでしょうか?

ふり~だ:
チーム戦、というところでしょうね。KOFなどでは一人やられたら次という形なんですけど、このゲームでは自分自身で交代させないといけないし、シチュエーション毎で交代させたりさせなかったりという駆け引きが面白いと思います。あとは弱キャラでも強いアシストを2ついれて弱キャラを引き立てる構成にすれば上位陣と戦えますし、格闘ゲームにおいて余り味わえないような戦術的な部分があって、そこがいいところだと思います。

FFL:
最後に一言お願いします。

ふり~だ:
UMvC3、来年のEVOなどでも盛り上がると思いますので、この大会で興味を持った方はオンラインだけでなくカジュアルに楽しめるゲームだと思います。幸いゲームが今お安くなっておりますので、お試ししてみてはいかがでしょうか? 自分もプレイヤーがいないとゲームのムーブメントもおきなと思うので、根強くみんなでやっていきたいと思います。

FFL:ありがとうございました。  

「kubo」

今大会ではニコニコ生放送「kuboの格ゲー色々」でUMvC3の配信などをおこない当日の配信、宣伝を担当した。
普段から格闘ゲームの配信に熱心で様々な格闘ゲームを配信しており、オフラインイベントを開催もしている。
「kubodsgarden」は彼のプレイヤーネームからとられている。

FFL:
よろしくお願いします。

kubo:
お願いします。

FFL:
今日の大会を終えられてみてどうですか?

kubo:
アーケード格闘ゲーマーが非常に多い大会だったんですが、今見たら普通のゲームのオフ会のように和気あいあいとやっていて、「いいな~、やってよかったな~」と思います。

FFL:
今日のオススメの試合などはありますか?

kubo:
JEOさんの試合じゃないでしょうか?特にJEOさんと液体金属さんだと思います。そういう倒し方があるんだ、とみんなが予想していない倒し方をしています。

FFL:
コンセプトマッチ無事に終わりましたね。

kubo:
盛り上がってよかったです。(笑)

FFL:
UMvC3の魅力はどこにあると思いますか?

kubo:
自由なところでしょう、プレイヤーの数だけ戦法がある。プレイヤーが俺の最強の戦術を見てくれというゲームなのでぶつけ合いが楽しい。単純な強ささと強さがぶつかり合う、他のゲームなら上手いとかもあるんですが、このゲームは強いという部分が大きくでるのでそこが魅力的だと思います。逆にいえば、そういう面で格闘ゲームになれてない人は見た瞬間に引いてしまうというデメリットもあるゲームなのかな?と思います。

FFL:
最後に一言どうぞ。

kubo:
今回の大会を見て、このゲーム見て楽しそうだと思ったら買って僕と勝負しましょう。(笑)

「ちくりん」

「くぼっず」ではシングルトーナメント、ランダム2onで実況を担当。

FFL:
それではよろしくお願いします。

ちくりん:
お願いします。

FFL:
今日のイベント終えられてみての感想はいかがですか?

ちくりん:
ユーザー主体でゲームセンターで家庭用のゲームの大会を開催するのって難しいと思うんですが、上手くユーザーとゲームセンターが連携をとって開催したというのは新しい1つの形で凄くいいなと思います。プレイヤーも運営や進行に協力的で手作りでやってるのに本家godsgardenにも負けないいいイベントになっていると思うので、今後これが継続してやっていけるならまた協力させてほしいな、と思います。

FFL:
今大会でオススメの試合などはありますでしょうか?

ちくりん:
液体金属さんの試合でしょうか。対戦相手が全員優勝候補みたいなのを倒してきたのでそこは見ごたえがあったと思うし、超さんの試合もどんどん調子が上がっていって面白いですし・・・「この試合」っていうよりは「このプレイヤー」といった見方の方が面白いかもしれないですね。
  
FFL:
コンセプトマッチについてはどうでしょうか?

ちくりん:
まるで回転王が台本があるかのように後半調子を上げていって、最後の最後にやらなくていいキャラチェンジして死ぬっていうのも、長年回転王を見続けてきた人間としてはたまらないですね。ふり~ださんは実況で尻すぼみって言ってましたけど、あれこそ回転王の死にざまだと思っているので面白かったです。
  
FFL:
ランダム2onはどうだったでしょうか?

ちくりん:
シングル戦は2回負けたら終わりというルールで中々注目の選手がピックアップできなかったりして、そういった横浜モードックさんとか、LIMEさんが活躍していたので面白いトーナメントだったなと思います。

FFL:
最後に一言お願いします。

ちくりん:
ここまでユーザーに愛されている格闘ゲームって久しぶりだと思うんですよ、ユーザーが「俺たちがやってやるよ」というのが溢れてて、スト4がリリースされた直後みたいにいろんな格闘ゲームのプレイヤーが参加していて、弱くても周りのプレイヤーに教えてもらいながらやっているプレイヤーもいますし。見た目激しくは見えますがコンボ自体は難しくないし、楽しくプレイできます。プレイヤーが自分のプレイを見てほしくてやってるんじゃなくて、プレイヤーが増えてほしいという気持ちでやっているので、興味がある人はぜひやっていただきたいなと思います。次の大会はパッドの人も対応できるようにしたいとみんなで言っているので色んな人がやってくれればと思います。

FFL:
ありがとうございました。

「キャメイ」

今大会の主催者であり、会場、資器材の確保から人集め、大会の企画までほとんどの作業を担当した。

FFL:
それでは始めたいと思います。今日は1日お疲れさまでした。

キャメイ:
お疲れさまでした。

FFL:
今日1日イベントを終えてみたご感想をどうぞ。

キャメイ:
面白かった、それだけです。

FFL:
大会に参加してみてどうでしたか。

キャメイ:
仕事の関係で余りプレイできなかったので置いて行かれた感じはありましたね。次回があるなら頑張ります。

FFL:
今日の大会でのオススメの試合などはありますか?

キャメイ:
決勝リーグの液体金属さん絡みの試合、あとは余り表にでなかったんですがDIEちゃんさんですね。オフラインでの対戦だけであそこまで仕上げてきたらしいので、ちょっと感動しました。

FFL:
コンセプトマッチについてはどうですか?

キャメイ:
ネモさんと某掲示板のスレで話題がでてやるしかないかなと思ってやりました。2人ともノリがよくて「じゃあやってやろうじゃん。」という感じで、頼む時は気まずかったんですがフレンドリーに了承してくれて、無事企画することができました。試合も凄く面白く勝ったです。回転王さんがチームを隠していたせいでエンジンがかかるまでに時間がかかったのが敗因かなと思います。人類みな友達なので仲良くしていただきたいものです。

FFL:
今後こういった大会の企画などは考えていらっしゃるんですか?

キャメイ:
今度P4U(ペルソナ4ジ・アルティメットインマヨナカアリーナ)っていうゲームをやるつもりなんですけど、こういうタレント揃いのプレイヤーがいればやってみようかなと思います。

FFL:
それでは最後に一言いただければ

キャメイ:
家で格闘ゲームをやるのもいいんですけど、ゲームセンターに来てみんなで一緒に遊ぶのって凄い楽しいことなのでゲームセンターに来てみましょう、何か出会いがあると思います。

【最後に】

最近格闘ゲーム業界も変わりはじめている。
しかしそんな中で忘れられてしまっていることもあるのではないだろうか?
それが今回の「くぼっず」の中にあったのではないか、と私は思う。
印象的だったのはみんなが笑顔だったこと、そして大会終了後誰に感想を聞いても楽しかったと言っていたこと・・・。
こんな素敵なイベントが開催されたり、プレイヤー達が集まっているUMvC3、みなさんも始めてみては如何だろうか?
そしてぜひ自分でもイベントを企画してみたり大会を開催していただきたい。
その時はぜひFFLにご連絡をどうぞ。

最後に運営に尽力されたプレイヤーの方々、参加された方々、そして配信を視聴された世界中の皆さまお疲れさまでした!

「kubodsgarden2012」イベントレポート

   

   


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