インターネット・エンターテイメントが集合した大規模イベント「ニコニコ超会議2」が2013年4月27日・28日の二日間、幕張メッセにて開催。今回はそのレポートをお送り致します。TVゲーム・電源不要ゲーム・実況・ボーカロイド・歌ってみた・踊ってみた・技術部・討論などなど、大きく方向性は違えども、ニコニコ動画という共通の入口を得て、ひとつの会場に集結しました。これほど多種多様のジャンルが一堂に会する大規模イベントは、国内でも類を見ないだけに、今回も多くの来場者が訪れました。
今年は昨年より1万人多い、10万人が来場。また企業をはじめ、各ブースの内容が大きく充実。ステージイベントの増加や出展内容の豪華さ、見所の多さ等に比例し、長時間に渡って会場に留まる来場者が非常に多く、来場者数は体感、昨年より圧倒的に多く感じました。イベント全体が昨年より大きくパワーアップしていました。
格闘ゲーマーの注目を集めたのは、やはり「チーム マッドキャッツ」のブースでしょう。プロゲーマーと希望者との組み手及び、対戦終了後のアドバイス。また3人勝ち抜くと、マッドキャッツ特製のヘッドホンがプレゼントされる勝ち抜き戦などなど、時間帯に応じて色々なイベントが催されました。
「ヴァンパイア リザレクション」「スーパーストリートファイターIV」などの格闘ゲームはもちろん、ポケモンやドラクエのステージで盛り上がった「超ゲームステージ」。対戦の模様はニコニコ動画にも中継され、閲覧者コメントをリアルタイムで視聴しながら楽しむことができました。
今年も結婚式が催され、多くの参拝者を集めた「超ニコニコ神社」。
囲碁や将棋のイベントも大盛り上がり。対局スペースも充実しており、皆思い思いに伝統のボードゲームを楽しんでいました。
常に人気ゲストが壇上に登場し、盛り上がっていたエイベックスブース。
普段より、ニコニコ動画を視聴していれば一度は耳にしたことのある「Fooさんの笛」も展示。なるべく聞きたくない音ではありますけれども(笑)。
ベルリンの壁ならぬ、ニコニコ本社の壁(の破片)まで展示されていました。
政党・自民党ブースにて再現された総裁室。来場者が入れ替わり立ち代わり、着席しては記念写真を撮影していました。その他、選挙カーからの演説など、色々なイベントが催され注目を浴びていました。
27日には、なんと安倍首相が来場。大歓声の中、演説を行われました。
続く28日には「石破茂」幹事長、そして「小池百合子」議員もご来場。大変な盛り上がりでした。
自民党の物販ブースには、広島7区の小林議員の姿が。自民党グッズを販売されていました。
今回も注目度の高かった、自衛隊ブース。安倍首相や石破幹事長が戦車にのるパフォーマンスがあり、その姿を一目見ようと、たくさんの来場者が集りました。石破幹事長の素敵な笑顔が印象的でした。
マジック:ザ・ギャザリングの出展もありました。オブジェクトなど、こだわりが感じられます。
セガブースにて展示されていた、大人気「初音ミク」の等身大フィギュア。
鉄道のコーナーには、青い森鉄道の人気者・モーリーくんも登場。
超フードコートには、ニコニコならではの個性的なメニューが大集合。
孤独のグルメ 東京都台東区山谷のライス定食。
カレー作りでも有名な石破氏。そのレシピを再現したカレーも登場。
刑務所のメニューを模したという、ホリエモン弁当。
大人気「ホモォ」を模したメニュー「ホモォオムライス」。
ホモォオムライスを求めて、大行列ができていました。
これほど大規模な、インターネットエンターテイメントの集合イベントは他に類を見ません。
ジャンルはバラバラ、共通点はニコニコ動画という媒体のみ。そのため、本当に色々な分野から色々な立場の出展や来場がありました。
インターネットにはたくさんの情報がありますが、普段インターネットメディアを利用していて、自分が接している情報というのは意外と僅かです。検索に使用するキーワードも限られますし、検索するジャンルというのもある程度限られるでしょう。それがこのイベントでは一堂に会することで、多くのジャンルが可視化されます。
見たこともない、興味もなかった分野でも、実際に出展物をみることで興味が湧いたというケースも多いでしょう。ニコニコ技術部の出展や、ミニ四駆が猛スピードで走るスペースなどを見て、それぞれに興味を持ったという方も居られました。
来年、ニコニコ超会議3の開催も決定しましたし、今後もこのイベントがますます発展していくことを強く期待します。
※後日、ニコニコ超会議2 コスプレイヤーレポートをお送り致します。楽しみにお待ちください。