10月 302010
■ 稲船敬二氏は、何を思い、何を考え、何を目指してカプコンを辞めていくのか。渦中の氏に直撃インタビュー
4Gamer.netによる、素晴らしいインタビュー記事です。
ロックマンの生みの親であり、ストリートファイターの開発にも携わった稲船氏がカプコン退社を決定。
その決定を下すまでの過程のエピソードが、インタビュー形式で詳細に語られています。
ゲーム業界に興味のある方、クリエイターに興味のある方は、まさに必見の内容でしょうか。
6ページに渡る長文ながら、全く飽きさせず食い入るように読んでしまえると思います。
稲船氏が感じている、ゲーム業界の体質が抱えている問題が、実に判りやすく浮き彫りになっています。
個人的に、最近のカプコンは海外重視、販売本数を見るとその方針で問題が無いなどと、軽く考えていましたが
稲船氏のインタビューを拝見すると、反省せざるを得ません。サッカーの例えは、特に面白いですね。
もっとも、逆に海外パブリッシャーに頼られている、日本のデベロッパーは、シンソフィアやユークスなど沢山有ります。
そういう意味で、国内のゲーム会社の問題というよりも、国内全体の企業体質の問題と言えるのかもしれません。
業種は全く異なりつつも、サラリーマンを勤めている身分としては、同様の問題を感じざるを得ません。
稲船氏の今後ますますのご活躍を期待したいところです。
・・・それにしても、インタビュアーも勿論ですが、インタビューイが良いと記事も面白いという典型ですね。
本当に素晴らしいです。