2014年4月26日(土)・27日(日)の二日間、幕張メッセにて開催された「ニコニコ超会議3」。遅れ馳せながら、そのフォトレポート・イベント考察のトピックを掲載させて頂きます。2012年4月に第一回を開催し、今回で第3回目となった本イベント。イベントの回数を繰り返すたび、規模が大きくなり来場者数も増大。着々と成長を続ける大注目のイベントと言えるでしょう。
「ニコニコ動画のすべて(だいたい)を地上に再現する」というコンセプトの本イベント。ニコニコ動画には、それこそ無数のカテゴリ・コンテンツが存在します。
代表的なものには「ユーザー実況」「歌ってみた」「踊ってみた」「演奏してみた」等がありますが、それらもごく一部に過ぎません。
ユーザー主導のイラスト配信「ニコニコ静画」や、「MMD」等による映像制作。コスプレ関連コミュニティも充実。
更に企業公式のアニメコンテンツ配信、ゲームメーカーのプロモーション配信など、映像・デジタルコンテンツとの融和性も高いと言えます。
研究・開発の発表の場となることもあれば、思想や政治討論の場になることもある。様々なサブカルチャーのサークル運用も行われています。
それらの多種多様なコンテンツを、一堂にイベント会場にて再現するという壮大なイベント。会場の写真を多数掲載するので、是非その雰囲気を感じ取って頂ければ幸いです。
イベント開場前の早い時間であるにも関わらず、海浜幕張駅は大混雑。
他のサブカル系イベントと異なり、女性参加者が多いのも特徴でしょうか。
会場中央に設置された、円柱型巨大スクリーン。例年通りの大迫力です。
セグウェイを使ったプレイスポットも。
今回の目玉出展のひとつ「有人潜水調査船 しんかい6500」です。
食料が少ない深海において、なるべく動かずエネルギーを消費しない生き物。ダイオウグソクムシ。
深海の次は宇宙。ソユーズ機関カプセルが展示。
ロシア船内宇宙服に、JAXAロケットの展示も。
痛Gフェスタとのコラボにより、毎年恒例の「痛車」展示も賑やかでした。
今回の大目玉「大相撲」がまるごと会場に移ってきました。デーモン小暮閣下のお姿も。
恒例となる、自衛隊の出展もありました。これからも我が国を護って欲しいです。
ニコニコ神社は今回も健在。力作の絵馬も多数かかっておりました。
ニコニコ町会議関連のレポートも。自分の街にもいつか来て欲しいですね。
自民党、日本維新の会、結いの党、みんなの党、公明党、民主党、共産党など各政党の出展もお馴染み。
なかでも人気があったのは、安倍首相を象った「あべぴょん 危機一髪からの超脱出」。ユーザー参加型のゲームでした。
各メーカー、各部門が出展するブースでは、色々なイベントが催されていました。
風船によって作られた、艦これの「島風」。完成度高し。
会場で見かけたコンパニオンさんを一部紹介です。
格闘ゲームイベントは、ニコニコ超会議でも大人気。プロゲーマーの方も多数出演。
併催イベント「博麗神社例大祭 超濃縮版」「超ゲームマーケット」の盛り上がりも凄いです。東方心綺楼 試遊台の設置も。
NTT超未来研究所の模様。マンホールの仕組みは非常に面白かったです。ライフラインが詰まっていますね。
まさに大人気の渦中の梨「ふなっしー」。彼のステージを一目見ようと、周辺は大混雑。
今年も安倍首相が会場に来てくださいました。気さくにハイタッチに応じてくださる首相。
終始、大盛況の会場。
イベントの回数を重ねるごとに、参加者は増大。
出展する企業や団体も増え、ブースやイベントの数も激増しています。
イベント運営・運用もスムーズに行われるようになり、着実に一大イベントとして育っていっているのを感じました。
将来的に、東京ゲームショウ等と肩を並べる、もしくは追い越す可能性が高いイベントと言えるかもしれません。
ニコニコ動画をはじめ、インターネットコンテンツは、単語・キーワードを入力するだけで、どんな世界へも辿り着けます。
文字を入力して検索する。たったそれだけの行動ではあるのですが、自分の関心のある、興味のある単語以外を入力して、それを視聴するということは、通常先ずありません。
ところがニコニコ超会議のように、インターネットコンテンツの数々が、会場にて可視化され展示されることで、新しい発見がたくさんあります。
新しい興味、新しい視点、新しい出会い。そんな魅力に溢れたイベントになっています。
周囲の友人等に、ニコニコ超会議への興味について問うたとき、会場には行かないという方のご意見のほとんどは「踊ってみたとか、歌ってみたには興味がないから」というものでしたが、ニコニコ超会議は決してそれだけで語れるイベントではありません。それこそ、何でもアリのびっくり博覧会に匹敵する、魅力あるイベントとなっています。
はやくも来年、「ニコニコ超会議2015」の開催も発表されました。次回からナンバリングが西暦となり、恒例のイベントとなってくれる可能性が高くなりました。
今年は足を運べなかったという方にも、是非来年は興味をもって遊びにきてくださるよう、お勧めいたします。
今後、コスプレ写真特集などを実施予定なので、楽しみにお待ちくださいませ。