関西最大級の格闘ゲームイベントKVO The Ultimate Battle & KVO×GODSGARDEN 開催!「Rord to EVO」を勝ち取るのはどのプレイヤーか!2日間の密着レポート

GW、日本中で格闘ゲームの様々なイベントが行われていたが、大阪の難波日本橋ではとある格闘ゲームイベントが開催されていた。イベントの名前は『KVO The Ultimate Battle 』(以下KVO)そして『KVO×GODSGARDEN』である。今回はこの『KVO The Ultimate Battle 』そして『KVO×GODSGARDEN』のイベントレポートをお送りする。(取材・レポート作成:わたも)

KVO The Ultimate Battle & KVO×GODSGARDEN イベントレポート

【KVOとは?】

KVO PV(http://www.nicovideo.jp/watch/sm17449407

KVO 公式サイト (http://kvo2k.com/

KVO The Ultimate Battle & KVO×GODSGARDEN イベントレポート

KVOとは5月4・5日と2日間に渡って行われた格闘ゲームイベントである。KVOという名前はプレイヤーの一人の名前である「kubo」とアメリカ、ラスベガスで開催されている格闘ゲーム大会「EVO」を組み合わせたものである。ちなみにこの名前は最初はEVO側の許可をとっていない非公式なものであったがその後、EVO側に公式に認定され、このKVO×GODSGARDENが「Rord to EVO」となった原因の一つにもなる。

1日目は『ULTIMATE MARVEL VS. CAPCOM 3』(以下UMvC3)の3on3大会が、そして2日目は『豪血寺一族 先祖供養』(以下豪血寺)、そして『ペルソナ4 ジ・アルティメット イン マヨナカアリーナ』(以下P4U)の1on1大会が開催された。

KVOが他の格闘ゲームイベントと違う所はプレイヤー主体の大会ながら他団体、企業との提携が多いところだろう。KVO×GODSGARDENはその名の通りGODSGARDENとのコラボレーション企画であるし、他にもUMvC3では優勝すると闘劇の切符を授与される。現段階(2012年5月9日現在)ではUMvC3部門の闘劇予選が全く行われていないという状況なのでKVO優勝者はUMvC3部門最速の闘劇出場決定となる。P4Uの優勝者はアークシステムワークスよりNESiCAカード用の称号『KVO2012覇者』(称号名は予定)が配布される。もちろんこれはオリジナル称号なので世界で優勝者は日本で唯一の称号保持者となる。KVOではこのような提携が行われており、現在スポンサー無しでは賞金等が簡単にだすことができない現状では最高の支援ともいえるだろう。

配信に関しても海外格闘ゲーム専門サイト『iPlayWinner』が協力している。iPlayWinnerは今回の配信のためにオーナーであるHaunts氏が来日し、直接会場で配信を行うという力のいれようである。ふりーだ(敬称略)は前回から同様『AmalgameTV』で宣伝協力している。またAmalgameTVからはfubarduckが今大会のために来日し、iPlayWinnerの配信に協力している。

※AmalgameTVとは?(http://amalgametv.gg-blog.com/Entry/1/より抜粋)

海外と日本国内それぞれの格闘ゲーム情報の橋渡しを目的とした海外との交流番組。海外ではインターネット対戦は主流なの?今一番流行っているゲームは?など、すぐに思いつく疑問から海外で行われた大会結果などあなたが疑問に思った質問を海外のプレイヤーに直接尋ねる事が可能な番組、それがAmalgameTVです。この放送はUSでもトップクラスの大きさを誇る格闘ゲーム総合情報サイトiPlayWinner(http://iplaywinner.com)と連携を取り、双方向のコミュニケーションを実現しました。海外のプレイヤーを代表してfubarduck(フーバーダック)がhostとなり、海外のプレイヤーからの質問を日本語訳して私達に尋ねます。そしてこの回答結果は後日翻訳されて、iPlayWinnerにて掲載されます。

Host:ふりーだ
日本人格闘ゲームプレイヤー。超ドラゴンボールZやアルカナハートなど、スキマ産業を狙い撃ちする格闘ゲームプレイヤー。現在はMvC3で打倒アメリカを狙う。

翻訳兼Host:fubarduck
テキサス州オースティンにて現在ゲームセンターを経営するUSプレイヤー。留学経験から日本語が堪能。また、3rdにて闘劇出場経験も有。ゲームセンター経営者として全米での知名度は高く、本人のゲームセンスも優れている。MvC3やスパ4やMKなど多彩なタイトルを現役でプレイ中。

毎週火曜 22:00よりTwitchTV(http://ja.twitch.tv/frieda0914)にて放送中!!

KVO The Ultimate Battle & KVO×GODSGARDEN イベントレポート

会場は大阪なんば日本橋にあるゲームセンター『アテナ日本橋』の1フロアを貸し切る形で行われた。アテナ日本橋は6階建てのビルが丸々ゲームセンタとなっており、クレーンゲームから音ゲー、クイズマジックアカデミーのような大型筐体から格闘ゲームまで幅広く揃えられている。大会なども積極的に行われており、闘劇の予選会場にも選ばれるゲームセンターである。
なんば駅からも徒歩5分ととても近く、また日本橋のオタロードと言われるアニメショップなども近くにあり立地はとてもいい。ぜひ買い物がてら来店されてみてはいかがだろうか。

【1日目UMvC3 3on3】

KVO The Ultimate Battle & KVO×GODSGARDEN イベントレポート

UMvC3はカプコンがPS3、Xbox360そしてPSVitaから発売された対戦格闘ゲーム。家庭用のゲームタイトルのためにオフラインでの大会や対戦会は少なくUMvC3のオフライン大会では名実共に日本最大級となったKVO。参加者は120名以上となり、全国津々浦々から集まったUMvC3プレイヤー達は地域を超えて普段では考えられないような面子でチームを組んでいた。

注目チームは数多く存在したが、一番はやはりアメリカ、アトランタで開催された『FINAL ROUND XV』UMvC3部門で優勝を果たした『クソル』、すでにEVO出場を決めておりそのやる気と実力を伺わせ大会名の語源になっている『kubo』、そして前回の『KUBODSGARDEN』コンセプトマッチで『液体金属』と熱戦を繰り広げた『回転王』のチームであろう。他にも主催の『キャメイ』、KUBODSGARDENシングル戦優勝の『超』、KUBODSGARDENランダム2on2で優勝の『DIEちゃん』の3人が組んだチームやこちらもEVO出場を決めており、海外でもチーム構成やプレイスタイルに人気がある『ABEGEN』、石川県から大会のために東京に通ったという逸話を持っている『UMvC3のゴッドファーザー』と名高い『G.X』そして数少ないハガー使いとして有名な『しまだ』のチーム。前回シングル準優勝の『JEO』、『とも』、そして前評判が非常によい『へれ』チーム。『MvC2』時代からのプレイヤーである『砂蛇』、プロ格闘ゲームプレイヤーの『RF』、ブレイブルーやギルティなどで結果を残している『辻川』のチーム等々、上げればキリがないほどのチームが優勝候補として挙げられており、どのチームが優勝してもおかしくない混戦模様となっていた。

KVO1日目の様子は下のURLから

http://www.youtube.com/watch?v=53XYw9EiTsc

予選はA~Hの8グループに分かれて行われ、上位2チーム、つまり16チームが決勝トーナメント進出となった。決勝リーグも激戦が繰り広げられたが、上位4チームは以下のようになった。

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キャメイ(ノヴァ/バージル/ウェスカー)
DIEちゃん(レッドアリーマー/モリガン/バージル)
超(ウェスカー/マグニート/バージル)

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ABEGEN(トロン/ソー/シーハルク)
しまださん(ハガー/ドーマムゥ/ドゥーム)
G.X(スペンサー/ハルク/ドゥーム)

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OGTY(ノヴァ/ドゥーム/スクラル)
ばしじゅん(マグニ/バージル/ドゥーム)
横浜モードック(モードック/ドゥーム/飛竜)

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Spinking(ゼロ/ダンテ/バージル)
kubo(バージル/X-23/ダンテ)
クソル(ジョー/フランク/ラクーン)

順当に勝ち上がってきたキャメイチーム、ABEGENチーム、逆にふり~だ、まめスパイダー、ネモ、RF、砂蛇など名だたるプレイヤーが固まったブロックを勝ち上がってきたOGTYチーム、クソルチーム。準決勝はキャメイチーム対ABEGENチーム、OGTYチーム対クソルチームとなった。

準決勝第1試合、キャメイチームからはキャメイ、ABEGENチームからはしまださんが送り出され先鋒戦となった。キャメイは先鋒のしまださんを破るとABEGENともギリギリの手に汗握る展開を見せ、怒涛の二人抜きを決める。しかし大将のG.Xキャメイを難なく仕留めDIEちゃんを引きづり出す。が、DIEちゃんがG.Xを破り、キャメイチームが決勝に駒を進めることとなった。

準決勝第2試合はOGTYチーム対クソルチーム。準々決勝でIKKI、まめスパイダー、もよもとチームを破ったOGTYチームと辻川、RF、砂蛇チームを破ったクソルチーム注目の試合となった。先鋒戦は、ばしじゅん対spinking。右手を骨折した状態で出場するも何だかんで勝ちチームに貢献しているspinkingとマグニート使いではプロのときど選手と同レベル、いやらしさでは上ではないかと噂されているばしじゅん。spinkingを倒しkubo対ばしじゅんとなるがこれはkuboが勝利する。次にでてくるのは横浜モードック、これは世界でも少ないモードック使いでやり込みに関してもかなりのものを見せるプレイヤー。両者のぶつかり合いを制したのはkuboだった。特殊なチーム構成同士先が見えない展開ではあったが、kuboはX-23の出現ハメという確固たる、また誰が相手でも立ち回りが変わらない武器を持っており、逆に横浜モードックは対応しなければいけない形になったのが敗因であろう。大将はOGTY、このプレイヤーはOGTY邸と聞けば関東のプレイヤーは誰でも分かる位定期的にオフライン対戦の場として自宅を開放しており、関東のUMvC3プレイヤーに多大なる貢献をしてきたプレイヤーである。だが残念ながら勢いをつけたkuboの前でなす術も無く、なんとkuboが3タテを決めて決勝へと進出した。

7時間以上にも及ぶ長い戦いの幕は決勝キャメイチーム対クソルチームで幕を閉じようとしていた。先鋒は決勝前インタビューで「賞味期限の切れた格闘クソゲー5神を駆逐する」とパフォーマンスを見せたキャメイ、そして同じくインタビューで「右手がもう限界だ」とネガティブな発言が目立ったspinkingの対決となった。

先手をとったのはキャメイ、1戦目を奪っていくがしかしspinkingも負けじと2戦目勝利する。最終戦はspinkingのゼロが絶好調、スナップバックで強引にバージルを倒すと出現攻めがピタリとハマり残りの2人も倒し、キャメイを降す。キャメイの次に出てきたのは超、DIEちゃんは大将にとっておく作戦にでた。1戦目はあと1コンボという状況でspinkingがダンテの兜割りからの拾いをできず超にフォローされ惜しくも勝利を逃す。だが実は今大会ゼロよりダンテの活躍が光っていたspinking、2戦目ゼロをすぐ落とされるもダンテが驚異の粘りを見せバージル残り1人とし最後はspinkingのバージルが仕事をして1対1の最終戦へ。しばし考えを巡らせていたか、緊張を解すためか時間をとった超。これが良い結果につながったか、丁寧にspinkingに対応していき最後はワープで背後に回ったところをしっかりと空投げで落として勝利をもぎ取った。そしてkuboがでてくる。インタビューでは「kuboさんには負けたくない。」と言っていた超であったがその言葉通りX-23をスナップバックで倒し出現ハメを封じるという戦略を遂行し、Xファクターバージルも凌いで初手をとる超、さらに次の試合も怒涛の攻めを見せ、最後は苦し紛れのダンテのDMDをしっかりとガードして確定反撃を決め、宣言通りkuboに勝利した。そして遂に大将クソルが登場する。クソルは前述した通りFINAL ROUND XVで本場アメリカプロ選手を何人も破り優勝を果たした実力者である。超対クソルは立ち回りで終始クソルがペースを握ることとなった。クソルのビューテフルジョーのブーメランとロケットラクーンのログトラップに翻弄される超ウェスカー、打開の鍵はマグニートであった。ジョーのブーメランを撃つタイミングで的確にEMディスラプターを差し込んでいき、クソルが焦れたところをショックウェーブで迎撃、という鉄板のような立ち回りを見せマッチポイントを迎えるキャメイチーム。後が無くなったクソルだが焦りからかコンボミスなどが目立つようになる。しかし、そこは覇者の維持か、耐えに耐えるプレイでラストバージルのXファクターが切れた瞬間にワープで裏に回りチャンスを掴んだクソル、執念でラストラウンドに持ち込み、渾身のガッツポーズを見せる。3戦目クソルは超の動きに対応してきたかウェスカーを捕まえジョーのTACからの一連の流れでウェスカーを倒すとマグニートに迫る。しかし、バージルに交代した超が幻影剣でジョーとフランクを落とし、2対1の状況に。クソルはアシストでマグニートが出てきたところをロッキーラクーンで捕まえた……と思ったが、何とバージルは逃げておりその隙を逆に突かれ敗北、長い大会に幕を降ろし優勝はキャメイ、DIEちゃん、超の主催チームとなった。

しかし、大変なのはここからである。21時に終了したこのKVOの後にUMvC3プレイヤー達は朝の5時まで眠れない夜を過ごすことになる。理由は23時からのオールナイトイベント『KVO×GODSGARDEN』である。優勝賞品は『evo2012』の招待枠、UMvC3プレイヤー達の「Rord to EVO」はこれから始まるのである。

【KVO×GODSGARDEN】

※GODSGARDENとは?

GODSGARDENとは格闘ゲーム、及びその他ゲームの普及、活性化を目指してオールナイトで開催されるゲームイベントイベントの名称である。第1回目が開催された2009年から約3年間、格闘ゲームイベントとしては配信の視聴者数、参加人数等格闘ゲームイベントでは闘劇程ではないとしても間違いなくトップクラスのイベントである。GODSGARDENの特徴としてはインターネット投票や主催者推薦等があり、「視聴者やプレイヤーが見たい対戦を実現してくれる大会」だということと、「ユーザーサイドが主催する大会でありながら、上位入賞者には賞金・賞品が授与されること」である。今回のKVO×GODSGARDENはGODSGARDEN全面バックアップの元に開催された試合であり、GODSGARDEN初のUMvC3を使用した大会である。またコラボレーション企画ではありながらその大会方式等はGODSGARDENが基準となっている。

優勝賞品は『evo2012』への招待である。これはevo側から公式に提供されたもので航空チケットも含めevo参加諸経費が諸々免除される資金面等で渡米するのが難しいと言われる日本のアマチュアプレイヤーから見れば喉から手が出るほど欲しい賞品であり、賞金には変えることができないほど価値があるものである。

※メイドカフェCCOちゃ

会場はKVOと同じく大阪なんば日本橋、アテナから歩いてすぐの『メイドカフェCCOちゃ』で行われた。

メイドカフェCCOちゃHP (http://www.ccocha.com/

KVO The Ultimate Battle & KVO×GODSGARDEN イベントレポート

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メイドカフェと格闘ゲームイベント、何の関係が?と疑問に思われる方もいらっしゃるかもしれないが、それには「奢られ君」という最近格闘ゲームイベントでは必須になってきたシステムが関係している。

奢られ君はストリーミング配信視聴者がネット上から、会場の誰かに対してドリンクや フードを奢る事が出来る、ライブハウス向けのオンラインギフトシステムである。WEB上から奢りたい人と奢るメニューを選んで、PayPalで料金を支払うと、自分が選んだ ドリンクまたはフードの注文がお店に自動的に行われ、店員さんの手によって会場の参加者 に届けられるというわけだ。

これはTokyo Game Nightから始まったゲームイベント発の画期的なシステムである。これによって格闘ゲーム主催側は入場料やスポンサーからのお金以外で独自に運営資金を稼ぐことができ、イベントスペースを提供する側もフードやドリンクの提供により利益を上げることができる。またプレイヤーも配信視聴者からのダイレクトな反応と応援を貰うことができることによってモチベーションの面等からもプラス方向に働いていく、まさに一石に何鳥もあるシステムなのである。

これによって最近の格闘ゲームイベントはフードやドリンクが提供できるクラブやバー、飲食店などのスペースをレンタルして行われるのが主流となっている。その流れの中で今回はこのメイドカフェCCOちゃでのKVO×GODSGARDENの開催となった。

メイドカフェCCOちゃは大阪日本橋で初めてできたメイドカフェである。大阪1の老舗メイドカフェということもあり、メイドの数、質ともに大阪1と言っても過言ではないだろう。実際今回のKVO×GODSGARDENでもメイドが何人か常駐しており、注文が入るたびにフードやドリンクも持ってきてくれるのがプレイヤーの注目の的となっていた。

メニューの種類も豊富でドリンクもソフトドリンクからアルコール類まで各種揃っている。フードメニューも幅広いので是非来店されて確かめてほしい。大会中の奢られ君では少し特殊なメニューが人気となっていた。その名も「ツンデレーダー」と「死体蹴りソーダ」である。「ツンデレーダー」はメイドが飲み物を渡す時にツンデレキャラになって罵倒しくれて、最後にはビンタをするという誰と……大人気のメニューである。「死体蹴りソーダ」はメイドが踏みつけながら罵倒してくれるという誰と……同じく大人気メニューである。ちなみに死体蹴りソーダは本当に敗北したプレイヤーにプレゼントされたので名実共に死体蹴りであったが、プレイヤーが皆笑いながら踏みつけられていたのが印象的であった。

KVO The Ultimate Battle & KVO×GODSGARDEN イベントレポート

今回大会のスペース提供以外にも盛り上がりを提供してくれたメイドカフェCCOちゃ、日本橋店の2階ではねこカフェ「にゃんこカフェねCOちゃ」も開いておりフリードリンク1時間980円となっている。こちらも来店してほしい。

さて大会に話を戻そう。GODSGARDENでは前述した通りネット投票による投票枠がある。今回も勿論行われ2万票を超える投票の中から選ばれた4人のプレイヤーは1位:砂蛇 2位:OGTY 3位:ABEGEN 4位:G.Xとなった。この投票枠とは別に招待選手というのが2人選ばれたがこれはKUBODSGARDENシングル優勝者である超となった。クソルも招待選手には選ばれていたが、evoに参加できないことが確定している為、今回は大会参加は見送り、ゴッズ優勝者とコンセプトマッチを行うという形になった。

このクソルを除いた5人に加えて当日予選から勝ち上がったプレイヤー3名でのダブルイルミネーション形式で大会は行われることとなった。ダブルイルミネーション形式は1度負けたら敗退するノックアウト形式と違い、2敗した時点でトーナメントから排除される形式である。通常の勝ち上がり方式でトーナメントを行い決勝進出者を決め(勝者サイド)、それと同時に1敗した者どうしの間でもトーナメントを行い決勝進出者を決める(敗者サイド)。この2者で決勝戦を行い優勝者を決定することとなる。

参加者の顔ぶれはKVOとほとんど変わらないものとなっていたが、目新しい参加者で注目となったのは『れいちゃん』であろう。彼はあまり表に出てくることをしないプレイヤーで他のUMvC3プレイヤーも対戦したことがあり強いのは知っているがそれ以外は何も知らないという人が多くそのベールは謎に隠されていた。が、今回の大会で初お披露目となった。まだ年齢も若く20代前半だというれいちゃん、格闘ゲーム歴は4年程で普段オフ対戦をやるという機会もないとのこと、さらにアケコンではなくPS3コントローラーでの参戦である。

れいちゃんの他にもネモやふり~だといったチーム戦ではあまり結果を残すことができなかったプレイヤーがシングル戦でどのような活躍を見せるかが注目となった。

KVO×GODSGARDENの様子は下のURLから

http://www.youtube.com/watch?v=Lpd0Y8yS7kw

23時から始まった予選が終了したところで残った3選手は「れいちゃん」、「ネモ」、「ふり~だ」の3選手となり、これもやや下馬評通りの結果となった。「ネモ」はGGXXシリーズやスト4など色々なゲームで結果を残すマルチプレイヤーであり、そのゲームの要点を簡潔に素早く読み取る能力が非常に優秀である。UMvC3を始めたのも最近であり、MvC3をプレイしていた糊代はあるにしてもその急成長は見逃せないプレイヤーだ。「ふり~だ」はMvC3の盛り上がりに大いに貢献しているプレイヤーであるが、オンライン対戦をあまりしないことでも有名である、それはゼロというオンラインで実力を発揮しにくいテクニカルな面が求められることから仕方がないともいえるが、その分ゼロのコンボ面は完璧といえるレベルで完走が難しいと言われる雷光閃ループをやってのける様子はまさに職人というのがふさわしいだろう。

またこの3選手は予選から勝ちあがってきたこともあり、疲労の色は見えるが勢いはある。逆に投票、招待枠の5人は疲れてはいないが温まっていないといえる。予選枠の3選手が招待選手達にどこまで食いついていくかが注目となった。

決勝初戦ははOGTY対砂蛇、れいちゃん対G.X、ABEGEN対超、ネモ対ふり~だとなり、招待枠、予選枠同士が食い合う形になってしまうが、砂蛇、れいちゃん、超、ふり~だが勝ち上がる。しかし負けた者にもチャンスがあるのが今回の形式それぞれ敗者サイドから決勝を目指す形になる。

勝者サイド準決勝は砂蛇対れいちゃん、超対ふり~だが行われ、れいちゃん超がそれぞれ勝者サイドの決勝戦に進む。さらにそこから勝者サイドの決勝戦がれいちゃん対超で行われたが、勝利したのはれいちゃん、れいちゃんは勝者サイドで敗者サイドから誰が上がってくるのかを見守る形となった。

敗者サイドはABEGENが敗者サイドを勝ち上がってきたふり~だ、G.Xを倒し決勝初戦で敗北した超とのリベンジマッチにこぎつけることとなった。

ABEGENのチームはトロン、ソー、シーハルクという日本だけではなく世界を探しても珍しいチーム構成なのが特徴であり、3人ともパワーキャラなため機動力はないが体力が多いところとワンチャンス起こすことができるエンターティメント性があることも人気の高い理由となっている。

超のチームはABEGENとは逆を行く、ウェスカー、マグニート、バージルという堅実なチーム構成である。インタビューによるとチームコンセプトはトリプルアタッカー。誰でも3人抜きを狙えるのが魅力である。またスナップバックによる隊列崩しにも多少の強みがある。しかしアシスト専門クラスのアシストが入っているチームと戦うと初手を取られやすく、れいちゃん戦でもその点を突かれて敗れたともいえる。だが、その辺りはプレイヤーの技術でカバーしている。終始安定した立ち回りでワンチャンスが起こりやすいこのゲームで極力その要素を排除していくプレイスタイルは見ていて安心感さえ感じることがあるほどだ。そんな二人の敗者サイド決勝は初戦超の勝利から開幕する。 超はKVOの時と同じくシーハルクをスナップバックで引きづり出して倒し、最後に逆転されにくくする立ち回り。しかしABEGENは2戦目Lv3Xファクターを発動しているシーハルクが空中降り際セントーンでマグニートの暴れを誘ったところでテリブルアクシデントで投げていき勝利。最終戦へもつれ込む。最終戦は超のウェスカーが活躍を見せる、アシストからワープでの択をしっかりと決めて行き、超は3体残っている状態でABEGENの大将ソーを迎える形にしてキッチリと決め、グランドファイナルへは超が進んでいくこととなった。

グランドファイナルはれいちゃん対超、れいちゃんはデッドプール、ドゥーム、ウェスカーチーム。本人によるとSTGも接近戦もこなせるオールラウンダーなチームで誰が落ちても立て直しがきき、ヴァリカンHCやディレイドを使えば大体サングラスを外した状態でウェスカーを動かせる所も気に入っているとのこと。この臨機応変、変幻自在なチームに一度敗れている超はプランを立て直し、勝利することができるのか。

グランドファイナルは少し今までの対戦形式と異なり敗者サイドは3試合先取で2勝しなければならず超が非常に苦しい試合を強いられることとなる。しかしそれをものともしない超、最初の2戦を奪っていく、れいちゃんも2戦取り返しマッチポイントまで持ち込むが超が5戦目を勝利し、3試合先取。2セット目に持ち込む。この1セットを勝利したものがevoへの切符を手に入れる大事な戦い。主導権を握ったのは超、れいちゃんにいくらガードされても怒涛の攻めで2試合勝利しマッチポイントにする……が、ここからさらに怒涛の反撃を見せたのはれいちゃんだった。後に超にインタビューしたところ絶賛していた対空やクイックワーク関連の上手さ。おさえる所はおさえ、しかし思い切りがよい所も見せつけていくプレイで2戦取り返し、最後の試合に。だが最後の試合に待っていたのはれいちゃんのここにきて集中力をます驚異的な神経だった。決して崩れず、差し込むところには差し込む的確なプレイで超はなす術もなく敗れ、れいちゃんがKVO×GODSGARDEN優勝を果たした。超は試合終了後、「グランドファイナルは対策をたてて臨んだが、れいちゃんに修正された。パッドの力を感じた試合だった。」と残念そうに語りしかし、「日本人(クソル)以外の強さを見せつけられてよかった。」と笑った。れいちゃんは「ギリギリだった、(勝者サイドだったので)3戦落としても大丈夫だったのが良かった。」と安堵の表情だった。

このあと優勝者のれいちゃんとクソルの試合も行われたが、何とこれもれいちゃんが勝利。最後の最後までUMvC3勢に新しい風を巻き起こしていった大会であった。

【2日目 豪血寺一族 先祖供養 1on1】

KVO×GODSGARDENが終わってもKVOは終わりではない。2日目最初のタイトルは『豪血寺一族 先祖供養』だ。『豪血寺一族 先祖供養』は1993年に稼働した豪血寺一族のシリーズ7作目である。今回はその先祖供養にバランスの再調整を加えNESiCAxLiveで配信されたものだ。

KVO The Ultimate Battle & KVO×GODSGARDEN イベントレポート

豪血寺一族 先祖供養公式HP
KVO 豪血寺一族 先祖供養大会の様子は下のURLから

http://www.youtube.com/watch?v=LhSZ57F3vYI

今回は今タイトル初の全国からプレイヤーが集まって行われる大会であり、日本全国から32名のプレイヤーが先祖供養をするためにアテナに集結した。集まった面子、規模を見ても全国大会と言っても過言ではないレベルの大会となった。

ちなみに優勝、準優勝は今回KVO2012のポスターを作った絵師から豪血寺一族のイラスト色紙のプレゼント。また優勝者にはさらに豪血寺一族先祖供養の前Ver.の基盤がプレゼントされる。

注目はやはり関東勢、特に立川から今大会の為に遠征してきたプレイヤー達だろう。残念ながら現段階で豪血寺プレイヤーはとてもではないが多いといえる状況ではなく、定期的に対戦を行っているのはこの立川勢のみとなっている。しかし他のプレイヤーもただ遊んでいたわけではない。プレイヤーは自分しかいない、対戦回数が圧倒的に少ない状況であっても1回1回の対戦を大事にしてきた地方のプレイヤーも今まで自分が培ってきたことをぶつけるチャンスである。

大会は1on1の予選はグループ総当たりの上位2人が勝ち抜け、決勝は16名でトーナメント制で行った。32名の猛者の中を勝ち上がってきたベスト4はなんと全員が関東勢(そのうち立川勢が3名)という関東の強さを見せつける結果となった。

けろきち(才蔵)
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しもだ(オロフ)
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めっぽ(リン)
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アキラ(ホワイト)
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準決勝最初の試合はけろきち対しもだ。1戦目はガードクラッシュに成功したしもだが大ダメージを与えけろきちの才蔵を圧倒する。2戦目は次はこっちの番だとでもいわんばかりにけろきちが画面端でラッシュを見せ、しもだの暴れを潰す『ごっつい攻撃』をぶち当て、さらにそこからの目押しコンボをミスらず最後は一発奥義『必勝舞影斬』でしっかりと殺し切るという 、さすがのやり込みを見せラウンドを取り返す。最終ラウンドはしもだ優勢ながらもけろきちも負けずと中距離での差しあいを重ねていくがけろきちがガードクラッシュしたのを見逃さず倒したしもだが決勝進出。

準決勝第2試合はめっぽ対アキラ。お互い立川勢同士という戦い、手の内は分かっていると思われるがそれがどのように作用するのかが注目の試合となった。開幕空対空から着地しての投げでダメージをとっていくアキラ。しかし画面端に追い詰められてしまいリンの固めを延々と食らってしまう状況に。それを嫌って前転で逃げたのをしっかりと見ていためっぽ、その行動を狩って1ラウンド勝利を得る。2ラウンド目はめっぽ劇場となった。リンの火力の高さを披露しためっぽが2ラウンド勝利し、決勝はしもだ対めっぽ。こちらも立川勢同士の戦いとなり、実況からも思わず「立川でやれ」と笑いが漏れる場面もあった。

決勝第1ラウンドいきなり仕掛けたのはめっぽリン。甘えた前転にお仕置きを与えためっぽが体力的優位をとっていく。最後は中断ディレイ小パンが逃げようとしていたオロフに引っ掛かりめっぽのパーフェクト勝利。しもだは次のラウンド自分から攻めていき、あっという間に画面端に移行する。空中に逃げるリンを空対空で迎撃し、飛べなくなった頃に投げるというお手本のような立ち回りでしもだが2ラウンド勝利し最終ラウンドへ。最終ラウンド優勢はしもだ、めっぽを画面端に追い詰めると一発奥義(フェイント) クライニー・スルーチ からの読めない択でめっぽを倒し優勝を勝ち取った。

これによりKVO豪血寺一族部門優勝はしもだ、準優勝はめっぽとなった。以下ベスト4までのプレイヤーにコメントを頂いたのでそれを掲載する。

KVO The Ultimate Battle & KVO×GODSGARDEN イベントレポート

けろきち

「古来からの豪血寺プレイヤーですがこんな大きい大会やったことがないのでとても楽しかったです。ありがとうございます。」

アキラ

「豪血寺一族 先祖供養はとてもマイナーなゲームでNESiCA選択台だとペルソナに押されて中々プレイできる方いないと思いますが、凄くよくできているゲームなのでこの(大会の)動画等を見て興味を持った方がいらっしゃったらこのゲームをどんどん盛り上げていければいいと思いますのでよろしくお願いします。」

めっぽ

準優勝に関して:「(しもだとは)野試合でも勝ったり負けたりなのでどう転ぶかは分かりませんでした。2ラウンド目はもったいなかったですね。飛び道具を見て移動コマ投げをだそうとしてミスってガードになってしまって……もったいなかったですけど仕様がないですね。」

最後に一言:「豪血寺一族とても面白いゲームなので是非みなさんやりましょう。人口が足りなくて立川勢だけが進んでいてわからん殺しになっている部分が多いです。みなさんがやってもらえばどんどんレベルが上がるのでお願いします。」

しもだ

優勝について:「身内戦になるだろうという(予想)のはありました。ですけど結果いつもやっている人間を倒して優勝できたことはよかったと思っています。(めっぽは)一番やっている仲で2人でシステム的な部分も含めて調べてきたのでこの結果になったのはよかったと思っています。」

最後に一言:「豪血寺一族は見た目に反して非常にちゃんとした格闘ゲームなので、プレイしていただきたいです。簡単なシステムを覚えればすぐ誰でもできるようにできているので、1回でも格闘ゲームを触ったことがある人なら絶対にやって損はないと思います。」

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【2日目 ペルソナ4 ジ・アルティメット イン マヨナカアリーナ 1on1】

ついに長かったKVOも最後の大会となった。最後にKVOに選ばれたタイトルは現在NESiCAxLiveで好評配信中のペルソナ4 ジ・アルティメット イン マヨナカアリーナだ。P4Uはアトラスおよびアークシステムワークス開発の大人気格闘ゲーム。アトラスより2007年に発売されたPS2用大人気RPG「ペルソナ4」の正当な後継作品である。ペルソナ4は真・女神転生の外伝的位置付けにあたるペルソナシリーズの4作目であり、2011年10月からテレビアニメ、夏にはPS2版に新キャラクターを追加したリメイク版『ペルソナ4 ザ・ゴールデン』がプレイステーション・ヴィータ用に発売が予定されている。P4Uは2012年8月2日にプレイステーション3、Xbox 360版が発売(予定)されるのに先駆け、2012年3月1日よりアーケード版が稼動開始している。その知名度と4のキャラクターだけではなく前作ペルソナ3からもキャラクターが参戦する初の3と4の作品クロスということで話題を呼び、格闘ゲームプレイヤーだけではなく、ペルソナファンからもプレイされている作品だ。

今回はそのP4Uを使用した1on1の大会である。優勝者には最初で述べた通り、アークシステムワークスより特別称号が授与される。70名以上の参加者の中この発売して間もない新作タイトルで優勝するのは誰になるのか。

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KVO P4U大会の様子は下のURLから

http://www.youtube.com/watch?v=Xb2VSmQTGTM

P4U予選は序盤から波乱の幕開けとなった。優勝候補の一角であった、キャメイ、辻川、はやしといったプレイヤー達が予選敗退。これらにあえて理由をつけるとするならば、P4Uというゲームは攻撃性が非常に強くペルソナを絡めた連携は特に防御が困難なため、逆ギレやクイックエスケープといった防御行動の選択肢を強いられることが多々あり、それらの行動はリスクが高く一度の読み違えが命取りとなりやすい、それらが結果として非常にワンチャンス起こりやすいゲーム性を生みだしているからだろうか。

予選が終了し決勝トーナメントに残った選手は16名。優勝候補はメルブラやアクアパッツァにおいて闘劇などでも結果を残している『GO1』(美鶴)、Fate覇者『まさやん』(千枝)、前日UMvC3でも活躍した『spinking』(千枝)等数多く挙げられたが、その中でも決勝まで残ったのは前評判通りにGO1そして意外にも真田使いのミノスとなった。

決勝戦1ラウンド、お互い非常に丁寧な立ち回りで勝ち上がってきたという印象のある2人。互いにラインを上げ下げしつつジリジリとした試合展開、しかし先に触ったのはミノス真田、対空から拾おうとしたがミス。逆にミノスはクー・ドロア先端ガードさせてからの最速立ちAに暴れてしまい、追い詰められる。1ラウンドは執拗な昇り中段をガードしきれなかったミノス真田が倒れGO1が1ラウンド先取。2ラウンド、前とはうって変わり序盤から殴り合いに。焦って固めにいくミノスを逆ギレでいなしていくGO1。しかし逆ギレをぶっ放したところを見ていたミノスに見切られ2ラウンド目は落としてしまう。そして最終ラウンドKVO最後の試合、GO1は最初から果敢にドロアで突っ込んでいき、投げスカからの逆ギレなどで相手の動きをけん制していく。それによって動きをとり辛くなったミノスを投げてからダメージをとっていく。しかしミノス、ここから驚異的な粘りを見せ、対空からダメージを奪い反撃の狼煙を上げると、JCワンモアJCといったフォローやフックからの裏周りを当て追い上げを見せる、奇跡が起こるかと思われたがGO1が勝負強さを見せ昇り中段ワンモア昇り中段で残り僅かなミノスの体力を奪い切り、GO1のブリリアントな美鶴が激戦を勝ち抜き優勝を決めた。最後に優勝のGO1と準優勝のミノスにコメントを頂いたので掲載する。

KVO The Ultimate Battle & KVO×GODSGARDEN イベントレポート

ミノス(真田)

大会に参加して:「僕は余り有名なプレイヤーではないので挑戦するつもりでした。予選がJEOさん、超さんとあたったのでこれはダメかなと思いましたが、上手く抜けられたので勢いで行けるだけ行ってしまえという感じでここまで来ました。」

決勝戦について:「GO1さんは強かったです。とても安定した立ち回りをしてきたのでどうやって崩すかなという感じでした。めくりコークも多用したつもりだったのですが、それも対応されたので……押しの一手が足りなかったかなというところですね。」

最後に一言:「カエサルが強いのでkuboさんスタイルばっかりじゃなくてカエサルも使って欲しいです。」

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GO1さん(美鶴)

大会に参加して:「強い方が一杯参加していたので正直ここまで上まであがれると思ってなかったです。自信は……自分のキャラが強いので荒らせればいいかな程度で出場したんですが、優勝できて本当によかったです。」

ヒヤっとした場面:「1回戦が美鶴同キャラ戦で厳しかったのと、まさやんさんの千枝戦ですね、かなり追い込まれたのでヒヤっとしました。」

決勝戦について:「非常に接戦した試合だったので、良い試合ができたと思います。事前に知り合いに真田対策を聞いていたのでその対策が上手く効いた感じになりますね。」

最後に一言:「闘劇2連覇していて、今年もアクアッパツァとペルソナに出る気なので頑張ります。」

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【2日間を終えて】

こうして2日間に渡る長い格闘ゲームイベントKVO The Ultimate Battleは幕を閉じた。イベントの主催であるキャメイ氏にコメントを求めると「スケジュールを詰め込んだので疲れたが、それ以上に楽しかった。」と笑いながら返答された。さらに「格闘ゲームのイベントを、今回よりさらに面白いことをやろうと思っているので、今回の放送を見て参加したいと思った方は次に参加してください。」とのこと。どのようなイベントか詳細を語ることはなかったが「みんなが参加できて一体感があるものを作りたい。」とのことで今後の展開に期待が持てるコメントとなった。

【闘劇そしてEVOLUTION2012】

すでに現在闘劇2012の予選・ブロック決勝が始まっており、格闘ゲーマー達の熱い戦いが毎週繰り広げられている。またEVOLUTION2012もアメリカで開催される。これに関しても何人ものプレイヤーが既に参加表明をしており、世界という舞台で名だたる世界の強豪を相手に日本のプレイヤーがどのような結果を残すことができるか、注目していきたい。

※取材協力

日本橋アテナ様
メイドカフェCCOちゃ様
GODSGARDEN様
KVO運営スタッフ様
キャメイ様
イベントに参加された皆さま

取材、レポート作成 わたも

   

   


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